[223] 【「パラサイト」、壁破る4冠 性別・人種…多様性反映 アカデミー賞 】→ https://www.asahi.com/articles/DA3S14360736.html?iref=pc_ss_date
名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会
(20/02/13-08:45)
資本主義社会というものは封建制社会と異なり、絶えずダイナミックに変化・流動していく社会です。競争に負けた側は滅び去り、昨日の大会社も明日は倒産、あるいは吸収合併と言う事がしょっちゅう起きております。時代の変化に着いていけなくなった業種はあっさりと滅び、新しい産業が立ち上がってきます……。例えば日本を代表する主要産業と自他共に認めてきた日産自動車が、今や膨大な借金でニッチもサッチも行かなくなり、フランスのルノーになんとかゼニを工面してもらって息をつき、会社を挙げて、カルロス・ゴーンの言いなりになっております。苛烈なゼニ儲け競争の中で、労働力を搾るだけ搾って儲けた会社は栄え、ヘタをうった会社は滅びる。これが資本主義の鉄則であります。資本というものは、大が小を吸収し、さらに肥大していくもので、競争に耐えて残ったヤツが、最後に一人勝ちしておいしい目にあえるのであります。しかし、その一人勝ちしたヤツがいつまでも続くかといえば、そうではありません。そのダイナミズムの中で、今までになかった新しい事を始めるちっこい会社が誕生・成長し、景気が盛り上がるのであります。それが資本というものを中心に動く資本主義社会の原則なのであります……。社会というものは生成・発展し弁証法的に展開していきます。いったん孵ったヒヨコはもう二度と卵に戻ることはありません。この弁証法的な歴史の流れを無理やり引き止めて、いつまでも同じ状態に止めておくことは出来ません。中身が既にヒヨコになってしまっているのですから、それは無理な相談なのです。「歴史は何もしない。何故なら人間が歴史を作るのであって、他の何かが作る訳ではないからだ。」-『 まんが 勝ち逃げ資本論 』青木雄二著/ 光文社¥829(税別)より抜粋 -
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