ナニワ金融道場・意見交換BBS

全278件 (3 / 14)
[238] 【 NYダウ、史上初の3万ドル台 政権移行の本格化に期待 】→ https://www.asahi.com/articles/ASNCL7WWDNCKUHBI038.html?iref=comtop_7_03 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/11/25-14:05)
資本主義社会の本質は「勝ち逃げ」であります。生成・発展・消滅という弁証法の基本的原則から考えれば、ひとつの商売が永遠に続くことはありえないからです。

まだいけるやろ、と甘い考えで手を出した商売はすでに下火の状態。早いとこ手を引いておけばいいものを、投資したゼニ惜しさにずるずると。

気付いた時には、借金地獄の一丁目。どんな商売でも おいしい所にありつけるのは、ごく一部の人間だけであります。資本主義社会の住人は、誰もが勝ち逃げを狙って、日々悪戦苦 闘を繰り返しております。
この社会は、投資の失敗。インフレによる資産の目減り、株式会社の大暴落等々。
一瞬にして 身ぐるみ剥がれるような危険と,常に隣り合わせですから。綺麗ごとは一切言いません。この腐れ資本主義の中で、地球上の限 られた富を、お互い奪い合って生きていこうではありませんか。

-『まんが 勝ち逃げ資本論』青木雄二著  光文社 \829(税別)より抜粋 -

[237] 【 東証ストップ「なぜ今日なのか」初値つかず、嘆く企業 】→ https://www.asahi.com/articles/ASNB16WBWNB1ULFA01R.html?iref=comtop_7_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/10/02-05:00)
《 カードは資本主義の神様やけど、庶民にとっては死に神や! 》

この前、ワシは金沢大学へいって講演したけど、マルクス・エンゲルスは教えてないみたいや。
学生が何も知らない。聞いてみたら、哲学の歴史ではへーゲル、フォイエルバッハ、デカルト、それからカントぐらいのことだけ。教授達はマルクス・エンゲルスという本物の哲学者のことは、さっぱり教えない。 

大学の学長でさえマルクスのことを言わなくなってから、生徒もトロくなったと嘆いてました。大学で霊とか魂とかいると思うかと聞いたら、そう思うという奴がほとんど。観念論になっとるんですわ。霊魂・神さんがおると思うとる。だから宗教がこんなに流行りますのや……。個別科学しか教えられてないから、どうにもなりません。全体の科学、哲学、唯物論を教えられてないからそうなるんです。

それで、ワシも資本家を前にして講演しても霊魂のことを言うんです。「神なんか、どこにもおらん」と言うのは真実だが、資本家の皆さんはこの世の支配者になるのだから「神はおる」と言ったほうが、労働者を洗脳しやすいですよと教えてやる。

そのうちのひとつが、ここでテーマにしたカードという奴。カードは企業に都合のいい資本主義の神みたいなもんです。ところが民衆達は真面目に一生懸命働いたら、いつか神様が救ってくれると信じてしまう。カードも自分達にとって便利で優しいものだと思うわけです……。だから「祈って神に救われたい」ということは、実は「この世の支配者に騙されたい」ということを意味しとるんです。

 世界の歴史は全部そうです。宗教とこの世の支配者が手を結んで、洗脳していったんです。だから資本主義には観念論はよく合う。でもワシはいつまでもマルクス・エンゲルスの唯物論を引き継いで行きます。 

 -『ゼニ論十番勝負』( カネの修羅場を勝ち抜く鉄則100ヶ条 )青木雄二著 / ザ・マサダ刊 ¥1300(税別)より抜粋 -

[236] 【 黒い雨訴訟、広島市と広島県が控訴 国の要請受け入れ  】→ https://www.asahi.com/articles/ASN8D3PMBN84PITB01N.html?iref=comtop_8_07 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/08/15-08:24)
 今の社会にはびこる,数々の矛盾に憤りを感じている人は、少なからずいるだろう。でもその矛盾が,何故生まれ何が元凶で、どうしたら矛盾を解決出来るのか、言葉で説明できる出来る人はほとんどおらんと思う。僕もずっとそうやった。

そんな頭の中のモヤモヤを取り除いてくれたのが、マルクスがエンゲルスと共に唱えた科学的社会主義だ。『資本論』や『共産党宣言』等々……。スラッと読めた訳ではなく、難しくて辞書を引き引き読んだのだが、今の世の中に何故、様々な矛盾が起きるのかよくわかるようになった。今、「自由・平等・平和」をうたう民主主義は確かに理想には違いないが、しかしマルクスは資本主義社会では本当の意味での「自由・平等・平和」は実現出来ないと言っている。

 それは何故なら、個人の欲求や自由を発揮するには、カネ儲けのうまいヤツは資本家となって労働者から搾取し、カネ儲けの下手なヤツは労働者となって資本家に搾取される。金銭的にも、社会的地位においても不平等が生じるわけや。それでも搾取する側になりたいと思ったら、人と競争せなあかん。人より優位に立たなければカネも権力も得られないのだから、人を蹴落としてでも生存競争を生き抜こうとする。こういう冷たい人間関係の中では、真の平和など育つ訳がない。日本の社会が本当に「自由・平等・平和」に満ちていたら、なんで薬害エイズみたいな問題が起きるんや。それだけやない。水俣、スモン、森永ひ素ミルク、サリドマイド、カネミ油……。過去に厚生省絡みで色んな事件が起きては、弱い者を病気や死に追いやっているやないか。そして、企業と民衆が対立した時、国家はその外に立って両者の対立を和らげるようなジェスチャーをしながら、その実、企業の側について民衆を押さえつけるという歴史を繰り返している。国家と企業が癒着した資本主義的な経済発展を優先する、早い話しが弱い者いじめや。

こうした自民党主導の政府による弱い者いじめは、とどまるところを知らない。ここ数年、学校でのいじめ問題が盛んに議論されているが、この調査の理由というのが、そっくりそのまま政府が国民に対してやっている事と寸分変わらないのや。腐った政府が率先して弱い者いじめをしている国で、いじめをなくそう言うても無理に決まっとるやないか。

経済的発展のためには民衆を犠牲にしてもええと言う構造が変わらない限り、なんぼでも悪い歴史は繰り返されるし、大多数を占める労働者に取って「自由・平等・平和」に満ちた社会など永遠にやってこないのや。 -『青木雄二のゼニと資本論(『ゼニの地獄」脱出法、ボクが教えたる!)』青木雄二著 / 大和書房¥1200(税別)より抜粋 -

[235] 【 全国で250人が感染 東京は2日連続100人以上 】→ https://www.asahi.com/articles/ASN7400NTN73UTIL01D.html?iref=comtop_latestnews_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/07/04-05:45)
 オゾン層が破壊されて起こる数々の現象の怖さを,我々が認識し始めたそれまでは、地球環境とか言われても、さしてピンと来んかったんと違うか。二酸化炭素はドンドン出してたしな。破壊されてるオゾン層の面積が、想像を絶するもんやったんや……。結局、文明と引き替えに自然を疎かにしてきたツケが回ってきたということなんや。要するに将来の地球より、今の贅沢を先進国は選んだということやろ。特にアメリカと日本は、自然環境よりも企業のビジネスを優先させ、他国からの批判が集中したりもしとる。なんともお粗末な国やで……。

 今、年間三万人くらいの自殺者がおるんですわ。そのうちの多くは、自民党のもたらした政治によって殺されとるというても過言ではあらへん。そこが判っとらんのや、この国の民族は。おめでた過ぎるというか、お上には逆らわんというか、何ともようわからん国民やと思うで。しかし、それは全部資本主義の矛盾から始まっとるいうことを判っとらんとあかん。資本主義で潤っとるのは、ほんの一部。頂点の1パーセントくらいなんや。自民党は、バカな国民と大企業に支えられて好き勝手なことをしてきた訳や。大企業の場合は、自民党の選挙に協力した見返りに、色んな意味で優遇されるが、一般人が自民党に入れてもなんの見返りもない。

 結局、何回も言うけど『唯物論を教えんとあかんて』マルクスを読まさんとあかんのよ。これではいつまでたっても、市民を見殺しにする今の政策は、最終的に日本を沈没させることになるやろな。 -『青木雄二の二十世紀事件簿(犯罪・社会編)』青木雄二著 / 株式会社河出書房新社 ¥1400(税別)より抜粋 -

[234] 【 本日6/9は.故青木雄二先生 生誕の日ですね。 】 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/06/09-00:09)
★ 本日6/9は.故青木雄二先生生誕の日ですね。いつもこの日には御提言申しあげていることですが.青木先生の「観念論と唯物論について」「神はいない」「物の見方・捉え方・考え方について」「いつの世も発言より行動が先であった」等々.数々の問題提起と共にそこに連なる真理に向けて.改めてこんな時こそ漫画でもエッセイでも青木作品を今一度しっかりと読み返したり.それらに触れる事で再認識する日にしたいものです……。

「物質的生活の生産様式が社会的、政治的及び精神的生活過程一般を制約する。人間の意志が彼等の存在を規定するのではなく、逆に彼等の社会的存在が彼等の意識を規定する。」-『経済学批判』-より

(もし神さま、仏さまが、人々を見守っているのなら「ここのテーブルの上にあるコップを動かして下さい」と祈ったら動くかどうかとみんなに聞くと、コップが動かないことは誰にだって判る。もし、祈ることで秋の収穫が豊作になるのであれば、余分にあくせく働くこともない。

 わざわざ祈らなくても実る作物は実るのだ。唯物論は「物質的生活」つまりその人がどんな仕事を、どういうふうにして生きているか、ということが人間のものの考え方や社会的なあり方を決めているというものだ。つまり、社会のあり方や政治体制は、道徳や宗教によって決まるのではなく、その基礎となるゼニ。つまり経済構造によって決まるということになるのである。)-『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -

[233] 【 「息ができない」。警察による黒人男性の死に、怒りが広がるアメリカ。抗議活動で一人が死亡 】→ https://www.huffingtonpost.jp/entry/1-dead-as-minneapolis-protests-rage-george-floyd_jp_5ed05a8cc5b6aeca900edf47 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/06/02-06:12)
《 流血無き革命 》今が、その時かも知れん……。

わしの言うとった通りやないか。世の中、ここまで追いつめられとるのに、庶民はアホなままで、何一つ有効な手を打とうとせぇへんのや。「今は、国全体が不景気なんや。欲しがりません、勝つまでは、の気持ちで頑張ろうやないか」てなこと言うてる、救いようのないバカもおる。
 
 言うといたるわ、金持ちはこの不景気を逆手にとって、金儲けしとる。わしから見たら、今の世の中は革命前夜のごとく荒廃してきてる。それに気がつかん国民が多いのは、国民全体が『観念論』に染まりきっているからやろな。わしが機会あるごとに提唱している『唯物論』さえ理解出来れば、世の中もう少しはマシになるはず。『観念論』から『唯物論』への転換……。それが唯一、可能な流血無き革命やと、わしは思うてる。

( 唯物論と観念論とは……。我々,人間が、対象である世界を見るときの、対立するふたつの考え方。『観念論』は、主体の心の中にある観念を優先させ、それによって対象である世界が認識されるとする考え。これに反対の立場が『唯物論』で、観念よりも対象である物質を重視するものである。マルクス・エンゲルスは、歴史の展開はあくまで経済を中心とする物質的なものの変化を基礎にするものであるとして、弁証法的唯物論を主張したのである。) -『 ナニワ革命道 』青木雄二×竹内義和共著 / 徳間書店¥1300 (税別)より抜粋 -

[232] 【 コロナ倒産急増、2カ月で50倍に 苦しい宿泊・飲食業 】→ https://www.asahi.com/articles/ASN4X4K7RN4XULFA00V.html?iref=comtop_list_biz_n06 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/05/01-09:03)
《『資本主義』ってなんや》 君達の世界観の中にハッキリさせておきたいことは、今の日本の社会は『資本主義社会』であるということや。その構造は土台が貧乏人で、上にいくほど金持ちになっているピラミッド型や。それはどういうことかというと、金持ちになるほど優遇される仕組みになっていて『平等』なんて嘘っぱちや。

 制度というもんは、全てといっていいほど、貧乏人になるほどしんどくなるように作られとる。これが資本主義社会の『平等』という名のカラクリだということや。じゃあ、何故そういうことになっているのか……。それは大金持ち、つまり資本家がこの社会を支配しているからや。金持ちが自分達の都合のいいように色んな仕組みを作るのは当然や。

資本主義社会というと、資本家が労働者を働かせて、労働者が生み出す富を搾りとって成り立っとる。これを『搾取』というんや。この搾取があるからこそ、金持ちは益々、肥え太っていく。この基本のところが変わらん限り、労働者はどないなことをしても、いつまでも金持ちにはなれん。ここんところを君達も胆に命じておいて欲しい。このピラミッド型社会は、ドライで冷徹や。他人を顧みる必要がない競争社会を作り出している。他人を蹴落としても上に行かなきゃならん。それが今の世の中の幸せの条件ってことやな。

そこには大きな矛盾があるから、情けない話やが,内心では他人の不幸を喜ぶことになる。この社会が実際、君らをそういう「レール」に乗せてるんやからな。だから、タテマエだけで苛めとか差別とかなくそうと言うてても、これはなくならんということや。どんな労働者でも労働者は労働者だから、労働者はそれ以外に生きる道はないということやね。景気の良い時は、資本家は労働者にええ顔もすれば・甘い言葉もかけるが、しかしいったん不景気になってみぃ、血も涙もなくなるで……。

 そして不況の時に犠牲にされるのは労働者だけやない。下請けなんかをしている中小の企業、零細企業もそうや。大企業は安いカネで使って儲けておいて、いざとなったらポイ捨てするということや。張本人はいうまでもなく大金持ちの資本家やが、その資本家と結託し、資本家に甘い汁を吸わせてきた歴代の自民党政府=政治家・役人達や。こんな政治を半世紀以上も続けさせてきたのは、いつも選挙で自民党に、多くの国民が票を投じているからや。

その意味でも国民にも責任があると思うで。これも国民を無知状態にし続ける日本の教育の在り方が、君ら自身の首を締めることになっているのや。- 『青木雄二のジュニアのための『ゼニ学』講座1』ゼニの秘密教えたる / 青木雄二著 / 汐文社 ¥1400(税別)より抜粋 -

[231] 【 10万円給付、閣僚は受け取らず 自民の国会議員も調整 】→ https://www.asahi.com/articles/ASN4P020MN4NUTFK016.html?iref=comtop_list_pol_n07 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/04/22-07:37)
人間は、ゼニを稼ぐために毎日働いて生きている。莫大な額のゼニを親から受け継いだ人間がいる。莫大な額のゼニを一代で稼ぎ出す人間がいる。逆になんらかの理由によって、莫大な借金をかかえこんでしまう人間がいる。人間は、毎日ゼニと闘って生きている。ゼニは人間にとって便利な道具である。ゼニがあれば、人間はなんでもできる。自分のどんな欲望でも叶える事が出来る。

僕は人間というのは、はなはだ胡散臭い生き物であると思っている。人間なんて巨大なゼニの力があれば、何をやりだすかわかったものではない。しかし、ゼニがなければ人間は悲惨である。人生は暗黒で、希望が持てず、自分で自分自身を卑下し侮蔑するようになる。好むと好まざるとに関わらず、人間はカネと関係を持たずに生きていくことは不可能である。この世の中のことは、全て経済が土台になっている。「愛」だって、実は経済を抜きにしては考えられない。やはり経済的な基礎がしっかりしていなければやっていけない。愛にだってお金は必要なのだ……。

僕が『ナニワ金融道』を描く気になったのは、大きな理由が二つある。ひとつは、ドストエフスキーの小説『罪と罰』への感動。もうひとつは、マルクスの『資本論』との出逢いである。マルクスが執念をかけて書き上げた『資本論』には、人間社会の歴史と真実とが、的確な筆で描き尽くされている。結論だけを言うと、つまり、現代はゼニの世の中だということや。僕はマルクスからそのことを学んだ。僕達現代人は、ゼニを基盤とする巨大で不可解なシステムに縛りつけられてしまっている。僕達の知らない間に、世の中の裏側はどんどん複雑怪奇に発達し、僕達の首を締めようとしている。コンピューターの発達は自然の流れであり、それ自体は世の中が便利になるのだから、いいことではある。

僕が許せないのは、もっとどんどんオープンにしていかなければならない問題だと思う。暴かれなければならない問題は、まだまだ一杯ある……。人間は狼にもなれれば、鬼にもなれる摩訶不思議で胡散臭い生き物である。そんな人間が作り上げたこの資本主義の社会も、じつに胡散臭い。そこのところを、しっかりと見極める目を持って、生きて行こうやないか。 -『ゼニの人間学』青木雄二著(KKロングセラーズ¥1165税別)より抜粋 -

[230] 【 仏教雑誌「大法輪」が休刊へ 1934年創刊の老舗 】→ https://www.asahi.com/articles/ASN484DBLN48UCVL005.html?iref=comtop_list_nat_n02 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/04/08-16:37)
哲学というのは、今から三千年ぐらい前に発生したもので、ギリシア語で「フィロソフィア」という。「知恵への愛」と訳すんですね。これがもっとも古い「全体の科学」ですわ。これに対して「個別科学」というのがあり,これを自然科学と社会科学といいます。それで全体のことを哲学では「世界」といいます。世界とは地球上のありとあらゆる一切のもので、この「世界」というのは、物質と精神以外、何物もないということです。物質のことを「在るもの」といいます。精神のことを「思うこと」というように、日本語で訳せるわけです。ですから、哲学の根本問題は「在る」と「思う」の関係の問題になる訳です。

 哲学というのは考えて、考えて、考えぬいて、もうこれ以上は考えようのない最後の問題は何かということを突き止める学問です。ここで「在る」という事について定義させてもらいますと、今この机の上にあるこの缶入りのお茶は、在るもの。存在するものです。この黒板もあるものです。つまり現実に存在するものです。ところが目に見えるものだけが「在るもの」じゃないんですよ。目に見えないものにも「在るもの」はあるんです。

 例えば引力・空気・電気、それからX線。X線がなかったらレントゲン写真が撮れませんから、これも存在する「在るもの」です。
同じように社会は「在るもの」であります。この「在るもの」は「思うこと」によって、意識することによっていささかも変化しないし、形が変わったりもしない。それが「在る」ということです。

反対に「思うこと」というのは、例えば全ての神さま、釈迦、イエス・キリスト、日蓮、親鸞等、全ての神さんに「神さん、お願いします。この缶のお茶を1ミリでもいいから移動して下さい」と祈っても動いたりしない。これが「在るもの」であって、「思うこと」と分けて考えなければダメだということです。例えば「今年の秋、稲を豊作にして下さい」と祈って豊作になるのであれば、人間に労働は要らんということになります……。結核と言う病がありますね。この病気は人間の体内に結核菌が存在しとる為に起きる。これは人間の体内に「結核菌は在る」ということです。だから病気を治すには、この結核菌を人間の体内から取り除くか、薬で撲滅させないことには治らんのです。
 火を焚いて、鉢巻きして、祈祷師に祈ってもらったり、お百度参りをしたり、冷水をかけて祈ったりして治そうとしても絶対に直らないのは「在るもの」を「思うこと」で動かしたり、変化させたり出来ないのと同様です。ですから「思う」だけでは、絶対に治らない訳です。エイズでもガン細胞もそうです。ですから「在る」と「思う」とごっちゃにして物事を考えてはダメだと言う事なのです。 -『土壇場の人間学』青木雄二・宮崎学著/幻冬舎アウトロー文庫 ¥571(税別)より抜粋 -

[229] 小説【 ナニワの旋風児 】→ https://amzn.to/2YBun3E 名前:城藤聖光 (20/03/30-06:11)
★小説【 ナニワの旋風児 】 著者:城藤聖光 /出版:Kindle ストア

・私は過去に実の父親を殺す目的にナイフで延髄を刺したことがあります。
・私の母は日本人ですが、しかし父は韓国人にて 従って私は在日朝鮮人です。
・私には現在も二十年余に渡って不倫関係を続け何千万円に渡る金銭的支援を受けている女性がいます……。

から始まる大手出版社は放談社の人気コミック 誌『ミーニング』にて、そのタイトルも『浪速ゼニ王道』で1000万読者を有する大ヒット漫画家・赤木雄一と、その単なる一ファンでしかなかった藤城光聖との出逢いによって、それから巻き起こる様々な人間模様と、ある出版本をきっかけに反社会的・圧力団体からの容赦ない街宣攻撃による熾烈な闘争の末、赤木と藤城の生死を分つまでに至る壮絶な、フィクションながら、ノンフィクションよりもリアルなノンフィクションかと思える小説。そんな赤木雄一が残せし眩しい程の輝きと共に力強く、愛と自由に溢れたエネルギーの放射絶える事のない『浪速のマルクス』と呼ばれた男の疾風・怒濤の叫びを聞け!

[228] 【 102兆円の来年度予算成立 コロナ対策費含まず最高額 】→ https://www.asahi.com/articles/ASN3W51KDN3WUTFK01C.html?iref=comtop_8_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/03/27-17:06)
《 食糧不足がやってくる! 》 2003年、政府は平成大不況から抜け出す手立てを打てず、庶民は増税などで苦しめられている。実はこの状況、終戦直後の混乱期と共通する部分がとても多いのだ……。昭和22年頃の成年者への主食の配給は、一日ざっと一食茶碗一杯。しかも、大豆、薩摩芋が米の代用として配給され、それさえも遅配、欠配するため、国民はブタ箱覚悟で買い出しに行くか、闇で入手する以外生きていく方法はありませんでした。このように、ハイパーインフレになれば、円は信用が無くなり外国は食糧を売りませんから、忽ち当時と同じ状況になる可能性をはらんでおりますぞ。

 太平洋戦争敗戦の災禍は、国中いたる所でその悲惨をもたらしました。都市に於ける食糧事情は惨憺たるもので『たけのこ生活』(着物と食糧を交換)と言う流行語が生まれたのもこの時代。やがて平成大不況も同じ道を辿る危険性が極めて高い、と私は睨んでおります。昭和25年。当時も現在と同じような大不況で、政府は4月1日よりの値上げを発表。前夜の3月31日は,どこの飲み屋も満員という皮肉な現象を呈しておりました。一番風当たりの弱いところから値上げをするのが、いつの世も支配者の常套手段。この不況はやがて万人に必要な物にまで及んでいくでしょう……。それにしてもこの国の国民は、昔も今も怒りませんなぁ〜。 -『激刊! 青木雄二「銭」2 男と女のゼニ模様』青木雄二著 / 主婦と生活社¥667(税別)より抜粋 -

[227] 【 マスク転売禁止、1円高くてもダメ 不足解消に効果は… 】→ https://www.asahi.com/articles/ASN3J55STN3FUPQJ00G.html?iref=comtop_8_08 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/03/17-15:37)
《 ゼニ以外の人間として大切なものが全て破壊される 》「ブルジョアジーは、色とりどりの封建的な絆を無慈悲に引きちぎり、人と人の間に、ろこつな利害、無情な『金勘定』の他には、なんの絆をも残さなかった……。個人の品位を交換価値に解消し、特許状で許され、立派にかちえられた数々の特権を、ただひとつの非情な商業の自由と取り換えてしまった」-『共産党宣言』- 

現代は、普通「政治・経済」という順番で語られるけれど、ホンマは経済の方が先や。何故かというと、その社会がどういう経済体制で動いているかによって政治の形も変わってくるからや。今の世の中では、なんでもゼニや。どんなに悪どい奴でも、ゼニさえあれば、ラクして生きていける。反対にどんな善人でも、聖人君子でも、ゼニがなければ生きていけないのや。これは昔からそうだった訳ではない。工業化=資本主義が進むにつれて、そういった大切なものが、どんどん破壊され、ゼニだけに価値が集中してきたのや。
 この点について……「現金」による人間の絆の破壊が進んでいると、マルクスは言うのや。つまりゼニ以外に価値を持たない。ゼニの有る・無しが人間の価値を計る尺度となっている。だから、現代社会では人は皆ゼニに執着するわけや。これがゼニの社会、資本主義の姿や。マルクスは、150年前から資本主義社会のこのゼニ至上主義の悪弊がわかっていたわけや。それは、マルクスがものごとの本質をしっかりと捉えていたからに他ならない。 -『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著/ 講談社¥1400(税別)より抜粋 -

[226] 【 リスクゼロ志向が生む分断 新型肺炎対策、危うい国主導 】→ https://www.asahi.com/articles/ASN324VQ7N2XUCVL03N.html?iref=comtop_8_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/03/02-19:29)
現在の、株の上がり・下がりに実態など無いのであって到底、健全な経済活動とは言えません。期待感が株価を動かすということ自体が、風説のデマでそんなもの信用したら痛い目にあいますから気をつけて下さい……。早い話し、良く考えてみて下さい。例えばトイレに入った時、気分が悪くなることがありますが、これは「気分が悪い」と思ったから不潔なトイレで在ったのか、はたまた汚れたトイレだったから気分が悪いと思われたのか……。当然、それは後者であります。つまり《意識より存在が先》なのであります。もし、思う事が存在より先であるのであれば「神様、株価を上げて下さい!」と神に祈れば上がるはずでありましょう。それが上がらないというのは観念論が誤りであり、唯物論が正しいということの証明となるのであります。 -『銭道 さすらい編』青木雄二著(小学館¥1200税別)より抜粋 -

[225] 【 新型コロナ、再感染か再燃か「極めて特異」な可能性 】→ https://www.asahi.com/articles/ASN2W5VXGN2WPLBJ008.html?iref=comtop_favorite_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/02/28-17:01)
《 古いものは、必ず新しいものに変わっていく 》20世紀の後半になって、ボクらの世界は想像以上に変化している。人の移動もそのひとつだ。もっと遺伝学的にみると、人が急速に移動するようになって混ざり合い、その結果そのうち人類は海底どころか、月にコロニーを作って住むようになるだろう。ボクは科学の力を信じている。恐らく「核」の扱いにさえ気を付けたら、未々人類は発展していくと思う。楽天的といわれるかも知れないが、ボクはそういう人類が本能的に持っているバランス感覚に期待している。戦争とか核兵器とかは人類にとって、もう古い概念なんだ、とボクは思う。古いものは必ず消えていく。ガソリン自動車は必ず電気自動車にとって代わられる。自民党もきっと時代に負けていくと思うんや。

 ボクらの社会は貧富の差がない原始共産社会が出来て、そして農耕が始まって、貧富の差が生まれるようになると、王様が生まれて封建社会になった。その王様を倒して生まれたのが、今の資本主義社会だ。段々社会は発展して、世界のどの民族も、言葉や文化が違うのに、だいたい同じ道を辿っている。まだ未来は見えていない部分がたくさんあるけれど、一つだけ確かなことは、人間が次に作る社会は、今より良い社会じゃなければいけないということだ……。
 しかし、未々、戦争を始め、この社会にはたくさんの矛盾がある。それにはやはり「アカン!」と言わなければいけない。ボクは、この社会は遠い未来に「地球村」になっていくと想像する。そのとき「戦争」も消えてなくなるだろう。人間が種として生き残っていくには、そうならざるをえないんやないだろうか……。コミュニケーションが網の目のようにどんどん地球を覆って、その結果一つになるだろう。人類の活動の舞台が宇宙へ広がれば、地球人という自覚も生まれる。もっともっと民族間の文化的、人類学的混血も進むだろう。みんなが「身内」になるというのは、ボクは必ず来ると思うんや。 - ナニワ金融道『だまされたら.アカン!』青木雄二著 / 講談社 ¥838(税別)より抜粋 -

[224] 唯物論の歌(Materialism Song) → ★ https://www.youtube.com/watch?v=0meel9YNoZA 名前:伊藤清光(Keybow ) (20/02/17-12:14)
【 唯物論の歌】

[223] 【「パラサイト」、壁破る4冠 性別・人種…多様性反映 アカデミー賞 】→ https://www.asahi.com/articles/DA3S14360736.html?iref=pc_ss_date 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/02/13-08:45)
資本主義社会というものは封建制社会と異なり、絶えずダイナミックに変化・流動していく社会です。競争に負けた側は滅び去り、昨日の大会社も明日は倒産、あるいは吸収合併と言う事がしょっちゅう起きております。時代の変化に着いていけなくなった業種はあっさりと滅び、新しい産業が立ち上がってきます……。例えば日本を代表する主要産業と自他共に認めてきた日産自動車が、今や膨大な借金でニッチもサッチも行かなくなり、フランスのルノーになんとかゼニを工面してもらって息をつき、会社を挙げて、カルロス・ゴーンの言いなりになっております。苛烈なゼニ儲け競争の中で、労働力を搾るだけ搾って儲けた会社は栄え、ヘタをうった会社は滅びる。これが資本主義の鉄則であります。資本というものは、大が小を吸収し、さらに肥大していくもので、競争に耐えて残ったヤツが、最後に一人勝ちしておいしい目にあえるのであります。しかし、その一人勝ちしたヤツがいつまでも続くかといえば、そうではありません。そのダイナミズムの中で、今までになかった新しい事を始めるちっこい会社が誕生・成長し、景気が盛り上がるのであります。それが資本というものを中心に動く資本主義社会の原則なのであります……。社会というものは生成・発展し弁証法的に展開していきます。いったん孵ったヒヨコはもう二度と卵に戻ることはありません。この弁証法的な歴史の流れを無理やり引き止めて、いつまでも同じ状態に止めておくことは出来ません。中身が既にヒヨコになってしまっているのですから、それは無理な相談なのです。「歴史は何もしない。何故なら人間が歴史を作るのであって、他の何かが作る訳ではないからだ。」-『 まんが 勝ち逃げ資本論 』青木雄二著/ 光文社¥829(税別)より抜粋 -

[222] 【 岸田政権」踏み込み不足?首相に配慮し「自縄自縛」】→ https://www.asahi.com/articles/ASN2361Y0N23UTFK00G.html? 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/02/04-20:22)
『人間社会は動物園の猿山だ。力の強い奴がええ目を見る。まずそのことに目を向けなければ』人間の社会は動物園の猿山見とったら、一番ようわかる。今の日本の社会がこの通りなんですよ。ある労働組合の講演に行った時、講演の前の雑談で組合の奴が昨日、大蔵省へ貸し渋りをやめてくれ言う事を陳情に行ったというんですよ。「バカモン」言うて「やめとけ」ってわし言うたんです。体制を変えることの方が早いって。それが基本なんですよ。役人が善処します言っても、役所言葉では何もやらんと言う事です。世間が大蔵省潰そうゆうことは、日本を資本主義から社会主義に変えようゆうことを強く主張することなんや。そうなったらびびってまうから、大蔵省の役人だって少しは真面目になりますわ。そんなことも気が付かないのか。日本国民はこの程度ですよ。だから今、まさに猿山じゃないけど、力の強い奴がええ目して、弱い奴は下へ行くんです。
しかし、人間と猿とは違う。その理性をどう使うかが問題なんだ。自民党や会社のボスの言いなりになっても、決していいことがない。それどころか利用されているだけだと気付かない。ではどう生きたらいいのか……。本書はそういう世界観を知らない無知な若者の無手法ぶりが数多く収録されております。もし僕がマルクス・エンゲルスに出会っていなかったとしたならば、現在の僕は果たしてどうなっていたか。そのようなことを色々想像して読んで頂けたとしたならば、編集部の「絶対面白い」もあながちハズレたことにはなっていないのではないかと思っている次第であります。 -『ザ・青木雄二 ワシのアタマのなか全部みせたる!』青木雄二著 / マガジンハウス¥1000税別)より抜粋 -

[221] 謹賀新年 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (20/01/02-18:44)
旧年中も『ナニワ金融道場』御世話になり大変有り難う御座居ました。本年も何卒どうぞよろしくお願い致します。

[220] ナニワの旋風児 →【 https://amzn.to/2YBun3E 】 名前:城藤聖光 (19/12/24-05:23)
浪速のマルクスと呼ばれた男の鮮烈なる列伝!
 [URL]

[219] 【 浪速のマルクスと呼ばれた男の鮮烈なる列伝!】Kindle版 こちらからもアクセス出来るようになりました。→ https://amzn.to/2YBun3E 名前:城藤聖光 (19/12/12-00:48)
題:『ナニワの旋風児』(浪速のマルクスと呼ばれた男の鮮烈なる列伝!)

著者:城藤聖光

発売・閲覧:Kindle ストア
 [URL]

1 2 3 4 5 6 7 >>|
記事No 編集キー
©K-GuestBook 帰宅する部活