ナニワ金融道場・意見交換BBS

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[203] 謹賀新年 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (19/01/02-22:47)
旧年中も『ナニワ金融道場』御世話になり大変有り難う御座居ました。本年も何卒どうぞよろしくお願い致します。

[202] 【 入管法案、衆院通過 委員会採決強行、審議17時間のみ 】→ https://www.asahi.com/articles/DA3S13787936.html?iref=pc_ss_date 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/11/29-08:38)
《 こんなアホな人間がおるから、自民党の権力者は安心してのさばることになるんや 》 多くの国民は永い間にわたり、自民党の屋号にだまされてきているんやないやろか。自民党、正確には「自由民主党」つまり、自由で民主的な社会をモットーとする政党と間違えているんやないか。だとすれば、大きな錯覚やで。それは支配者にだけ都合のいい、身勝手な「自由」であり「民主」であるにすぎないのや。例えば、彼等の国会戦術での十八番は「強行採決」や。彼等が強行採決、あるいは強行可決を正当化するときに用いるのは数の論理や。つまり多数決こそ民主主義であるというわけや。学校でもそういう教え方をしとる。多数決は最大公約数であり、物事を決める基準やと。しかしホンマの民主主義の神髄は真理を尊重することにあるんやで。少数意見を無視し「抹殺」してたら社会の健全な進歩は望めないからや。反対意見が例え、百万人中一人しかなくとも真理は尊重せなアカンのや。世界の歴史においては.偉大な真実を述べながら、それが時の民衆が無知であったばかりに迫害された人間も少なからずいるのや。例えば「地動説」を説いたコペルニクスやガリレオだ。少数意見の真理の尊重は、一人ひとりの人間を、その生き方を尊重することにもつながるんや。政府権力者、自民党の説く「多数こそすべて」という理屈でいうなら、本当はそれこそ労働者、庶民第一の政治を行わなければいかんことになるんやが、実際には少数の富=資本を守るための「多数決」になっている。これは大いなる矛盾になるのだが、彼等はこの矛盾はどう説明するというのか。だから、彼等の多数決論理による強行採決は「数の愚挙」にならざるをえないんや。大企業はこの政府と結託している。労働者も「人の好い労働者」になっているばかりでなく、大企業の素顔、本質をもっともっと見抜いていかなアカン。 - 『青木雄二のジュニアのための『ゼニ学』講座3』ゼニの魔力に負けん知恵 / 青木雄二著 / 汐文社 ¥1400(税別)より抜粋 -

[201] 共産主義者って変態のデパート? 名前:エネルギー名無し (18/11/27-04:19)
 >>額に汗して働くもんよりも.その上に立って搾取する奴のほうが偉いと

 その際たる者達こそ共産主義者手のはもう確定事項ですけどね。何せマルクス自身ニートの先駆けでしたから。
 そのマルクスを筆頭として、共産主義者ってアブノーマルな人材の宝庫ですよね。今年初めに逮捕された元共産市議も、自転車のサドルに欲情して自分の白い液体をぶっかけて逮捕されたくらいですし。私の知る限りでは右翼側にこういう行為をして捕まったって例は確認されませんでしたけど。
 青木氏もこういうけったいなカルト思想に被れてたかと思うと笑いが止まりませんな。
 尤もこの腐れ資本主義の中で生き延びるには思想すらも商売道具にするしか道は無かったのでしょうけど。
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[200] 【 マルクス「資本論」自筆サイン本、日本に4冊あった 】→ https://www.asahi.com/articles/ASLB03442LB0UTIL002.html?iref=comtop_8_03 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/11/06-21:16)
『ローカル線』は中学時代の僕の友人から 何か地元のことについ描いてくれと頼まれて.確か40歳くらいの時に描いたものだと思います。その頃.ドストエフスキーとマルクス.エンゲルスを耽読しておりましたから.中学生の時の驚きは直感的なものでしたが.今度は科学的に説明できるようになっておりました。どういうことかといいますと「唯物論と観念論」という二つの哲学であります。今.僕は様々な人と会話して知ったことなのですが.日本人のほとんどが.人間にとって考えられる問題はキリがない程あるけれども.それらの全ての問題をギリギリのもうこれ以上考えられないという最後の問題まで求めると.それが唯物論か観念論かという問題なのです……。このことを知らないまま.大人に成長してしまった人間が.日本ではほとんどなのです。平たく言えば「在る」と「思う」は全く違ったことで.「在る」と「思う」をごっちゃにして物事を考えると.正しく考えることが出来ません。「世の中に何か悪いことが起こると.君たちはすぐに社会が矛盾している.社会が悪いという。しかし.それは君たちがそう思っていることであって.そう思わない人にとっては別に悪い社会ではないのだ……。」日本では.主観的観念論者が圧倒的多数であります。この観念論者にとって.一番の痛手は「実践」であり「行動」であります。日本の選挙で.観念論者は必然的に自由民主党に投票し.唯物論者は必然的に共産党に投票します。僕が『ローカル線』で言いたかったことは.資本主義.共産主義以前に.この世に真理は一つしかなく.日本では共産党以外に真理の党はないということが言いたかっただけのことです。 -『さすらい』青木雄二傑作集(マガジンハウス¥950税別)より抜粋 -

[199] 【 鈴木おさむ氏、渋谷ハロウィーン騒動は「集団催眠」】→ https://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01810296714.html?iref=pc_ss_date 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/10/31-07:11)
日本は「ウソ」の世界やで。ヒッチハイクでロンドンまで行った「猿岩石」。彼等のやったことは.確かに大冒険なのかもしれない。が.僕はみんながその冒険行になにかを見て.そして感動したのだとはとても思えない。みんな初めから「感動したかった」のだ。テレビはそんな感動のキッカケを提供しただけなのだ。飛行機に乗ったことが判明しても.みんな「途中で飛行機に乗って」ようが.そんなことはどうでもいいのだ。ヒッチハイクに感動して涙を流した当の女子高生達は「感動できたからいい」と言っているそうじゃないか。もしこれがアメリカだったら.「猿岩石」はヒーローから転落して.外を歩けなくなっていたろう。アメリカは清教徒の国だ。追求するときは.徹底的に追求するし.アンフェアなことは断じて許さないから。それにしても女子高生達の「感動できたからいい」という反応は.ちょっと怖い。彼女達は自分を感動させたものがなんであるかなんて関係なかったのだ。「ドラッグで幸せな気分に浸るのと.現実に幸せになるのとは同じだ」と言っているに等しいからだ……。それを考えれば.最初から.真実なんか求めていないのだろう。彼女達が求めているのは.ちよっとのあいだ.自分を幸せな気分にしてくれる刺激なのだ。 - ナニワ金融道『だまされたら.アカン!』青木雄二著 / 講談社 ¥838(税別)より抜粋 -

[198] 【 杉田論文「そんなにおかしいか」 新潮45が掲載 】→ https://www.asahi.com/articles/DA3S13683612.html?iref=pc_ss_date 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/09/19-19:32)
地球上のことを考えた場合「地球があって人類が生まれてきたわけや」土地いうもんは.元来ライオンもキリンもサイも象も.全部が共有してたもんなんや。それを人間が「わしのものや」と言い出したからおかしくなった。それが世の中の矛盾の根底にあると思う……。おかしいやないか.地球上のものは全生物のもののはずなのに.元々地球は誰のものでもなかったのに……。土地は地球上の全生命.植物.動物のもんやったわけですよ。象が木の実を食べて移動する。その途中でフンをする。フンの中に木の実が入ってますわな。またそこから木が伸びる。地球上の生命達は.そういう共存共栄をしとったわけですから.自然のシステムというんわよく出来てるもんなんや。こういうメカニズムで全部うまいことできとったわけですよ。この星はそういうふうになっとるんです。そこから人間だけが「この土地はわしや」言い出したからおかしくなったわけ。そして原始共産主義が始まり.奴隷制社会ができ.封建時代・封建制社会になって.今の資本主義が生まれた。わしは.これが最終的には社会主義社会になる道筋だと思っているんやけどね。そして今.資本主義経済の崩壊が叫ばれとるわけですわ。極端にいうと資本主義いうんは.結局のところ「金が全て」もっといえば「金を持っとる奴が一番強い」金があればなんでも出来るし.他人もコントロールできる。どんな人間でも金の前には頭を下げよる。額に汗して働くもんよりも.その上に立って搾取する奴のほうが偉いと.世間も搾取されとる奴も思っとる。悲しい話しやがな……。だからこそ.勉強せなあかんと言うことと違うか。自分のためにやらんとあかん。結局.無知な奴はいたぶられる。弱い者に容赦ないで、資本主義というやつは……。-『「銭」の教訓。世の中をしっかり見なあかん』青木雄二著 / 主婦と生活社 ¥1500(税別)より抜粋 - 

[197] 【 関空の5000人脱出開始 施設の被害甚大、再開は未定 】→ https://www.asahi.com/articles/ASL953RT6L95PTIL00Y.html?iref=comtop_8_02 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/09/06-08:50)
神戸で.神戸空港の建設に反対する住民運動が盛り上がりました。六甲山を崩して海を埋め立て人工島を作り.そこに空港を建設するとしておりますが.べつに神戸は空港がなくて困っているわけではありません。何を狙って神戸市は.神戸市民にこれ以上の借金を負わせようというのでしょうか……。その本音は.関西のある土建業者が絡んでいます。埋め立てには土砂が必要でありまして.山を崩して土砂を採取する権利を得た業者は.巨大な利権を得ることができます。加えて土砂を採取したあとの山林は整理して.ニュータウンとして分譲すれば二重にゼニが儲かるというカラクリであります。神戸市は.六甲山の土砂の利権が絡んでいるから.要するに土建業者を儲けさせたいの一語に尽きるのです。このような公共事業の中には.多少は必要なものもあるでしょう。しかし.そのほとんどは.景気対策のために発注された工事であります。ゼネコンや土建業者が儲けていくには.常に巨大な公共事業が必要であります。リニアモーターカーの中央新幹線やらオリンピックの誘致やら.土木事業が必要なイベントやら事業が目白押しに計画されてきたのは.こうしたカラクリのなせるわざと言えましょう。しかし.これらの巨大事業は.本当に国民生活のために.役立っているのでしょうか。早い話が.これらの巨大土木工事は.工事を行うこと自体が目的であったのであり.利用者がそれを使用することについては.ほとんど考えられていなかったということなのです。なんとなれば.ゼニさえ儲かれば.社会のことも労働者のことも知ったことではないというのが「資本の論理」というものなのです。-『 ボロ儲け経済学(ゼニのカラクリ明かします)』青木雄二著/ 光文社¥838(税別)より抜粋 -

[196] 【 超党派の国会議員が靖国神社参拝 稲田氏も参拝終える 】→ https://www.asahi.com/articles/ASL8H32KYL8HUTFK005.html?iref=comtop_list_pol_n02 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/08/15-15:39)
労働者階級には失うものはありません。彼等は世界中どこへ行っても資本家階級から搾り取られる運命にあります。資本家から収奪されるのであります。彼等は失うものも後ろ盾も何も持たない存在であります。まさにこの一点において.世界中の労働者階級は利害が一致しているのです。この労働者階級が世界的に団結して手を握りあえば.国境などというものは当然.消滅せざるをえません。つまりアメリカの労働者も.中国の労働者も.日本の労働者も.みな同じように手を握り合って、各々の国家の主人公になれば.国家間の利害の衝突などというものがなくなりますから.日米安保条約などというものは.無用の長物となることは必至であります。個としての人間は.ドストエフスキーの描いたように.依然、愚行を繰り返してはおりますが.類としてみるならば.人類は間違いなく進歩しているのであります……。世界中の経済が.お互いに深く関連し合った中で動かざるをえない今.十九世紀や二十世紀のように.一国が一国だけで生きていける状況ではありません。日本も.世界と手を取り合って生きていかなければやっていけないことは.小学生でもよく知っております。世界はいずれ最終的には地球村にならざるをえないでしょう。それは歴史の必然であります。そういう観点に立ってみれば.日の丸.君が代の法制化も.いずれ国境がどんどん消えてゆき.違う民族.違う国民同士が結婚し.身内が世界中に広がるようになれば.国歌を歌い.国旗を振り回して.狭い小集団同士がお互いの利害を戦争で解決する必要などなくなるとマルクス・エンゲルスは喝破しているのです。とはいえ.歴史はつねに一直線に進歩していくわけではありません。歴史というものは.らせん状に曲がりくねった道を進みます。日本も核武装せよとか.自衛隊を国軍化せよなどという意見は.その一歩後退のあらわれといえましょう……。戦争をするためには武器と人間が必要であります。しかし、いくら人間がいてもやる気のない人間では役に立ちません。そりゃそうでしょう。何の罪もない人間を殺しに行くわけですから.まともな神経では出来ない相談です。ところが先の太平洋戦争では実際にそれが出来たわけであります。何故そんなアホなことが実現出来たのかと言えば.それは他ならぬ「日の丸」「君が代」という観念論のお告げであります。 -『 ボロ儲け経済学(ゼニのカラクリ明かします)』青木雄二著/ 光文社¥838(税別)より抜粋 -

[195] 【 首相「人権、多様性の尊重は当然」杉田氏寄稿で苦言 】→ https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180802002999.html 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/08/02-19:45)
「悪しき平等主義やない。僕がいうのは幸福になる権利を万人に解放せいということなんや」……。人間はみんな幸福になりたい。これは.人間が生きていくうえでの.正直な欲望であると思う。人間が百人いれば.まず九十九人は.こう思っているのではないか。僕自身.色んな欲望がある。僕はその欲望を満たそうと思って.必死に漫画を描いて成功した。ゼロから出発して.自分の才覚だけで.ゼニを稼いだのである。それでいて他人がラクをして儲けるのが腹立たしい。ここや.ここ。この点である。僕が腹立たしいのは.ラクをして儲けている奴なのである。自分はちっとも努力なんかせずに.人様のゼニをせしめて儲けている奴が腹立たしいのである。努力して儲けている人間に対しては.むしろ敬意を払っている。僕が腹が立つのは何と言っても.自分の立場を利用して企業からのゼニを吸い上げている政治家の「ラク」である。税金を自分らの飲み食いのために乱費する役人達の「ラク」である。あるいは大資本のもとで.労働者を低賃金で働かせておいて.自分だけは「ラク」をしている経営者である。金利という不労所得をせしめて大きく肥え太っていく銀行の「ラク」である。こういう《「ラク」な幸福》は.傍らから見ていてはなはだ腹立たしい。僕は自由競争を否定しているのではない。幸福は自分の手でつかむのや。自分のやりたいことをやって.満足感とともにゼニをつかむのや。そうすれば精神的にも物質的にも満足できるやないか。これこそ.競争社会での本当の幸福である。その意味でアメリカの資本主義は.明快で好感が持てる……。ところが.日本はどないや。一部の政治家や役人.金融機関.巨大資本ばかりがおいしい思いをして.ちっとも平等の原則が生きていないやないか。これでは機会均等ではない。平等でもない。民主主義のルールが守られてこそ.資本主義はちゃんと機能する。民主主義のルールが守られない資本主義は.大いに暴力的である。そんな世の中では誰も幸福になんかなれない。自民党が自由で民主的やなんて.ちゃんちゃら笑わせる。民主的な公平と平等のルールなんか.どこにもないやないか。ここんとこが.腹が立つのである。世の中の人間.みんなが幸福を望んでいるのや。誰だって同じように幸福になる権利はあるのや。そこのところを僕は怒っている。特権を利用してゼニを貪る人間がいると.まわりの人間が不幸になってしまう。そのことをみんなに気付いて欲しい。 -『ゼニの幸福論』青木雄二著(角川春樹事務所¥1200税別)より抜粋 -

[194] 【 カジノ法案、参院審議入り 依存症対策法案は可決・成立 】→ https://www.asahi.com/articles/ASL7633GQL76UTFK001.html?iref=comtop_list_pol_n01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/07/07-06:20)
僕も若い頃.競馬に競輪.競艇.パチンコと.一通りやってきた者ですが.とにかく十八才から三十才ぐらいまでは給料日まで千円の金が残っていたことが一度もないという人間でありまして.給料日になると質草を出し.給料日前になると質入れするという繰り返しの青春時代だったのであります。(当時サラ金がなくて良かった!)さすがにその頃の生活は.アルバムを見ても極端に写真が少なく.すさんでいたのでしょう。冷静な時には「わざわざ好きこのんで.感情の起伏を促進させるような所に出入りすることはないではないか」と自分に言い聞かせるのですが.日当分を数時間で稼いでしまったときの魅力に打ち勝つことは.容易なことではありませんでした。一度でもおいしい思いをした者は.勝った金の何百倍の損をしようとも.なかなか足を洗えないのがギャンブルであります……。パチンコで素寒貧になって「作業員急募」という看板に目が留まった僕は「あの〜.明日一日だけアルバイトとして雇っていただけませんか」と.土木会社の社長に頼み込んだことがありました。2トントラックで山中に土砂を捨てに行く仕事で.現金二千円くらいだったと思いますが.バイト料を用意してくれていました。ところが魔がさしたというのか.行きつけのパチンコ屋の前を通った僕に.悲劇のドラマを地で行くごとく.またもや素寒貧に身ぐるみ剥がされておりました。全く.ドストエフスキーの『罪と罰』に出てくる.飲んだくれの退職官吏マルメラードフそのままであります……。それから二十年経った四十二才の頃.とある行きつけの喫茶店で手にしたマンガ雑誌に.新人大賞(百万円)の作品が掲載されているのを目にし.これがギャンブルとお別れするきっかけとなりました。マンガ雑誌を見て.百万円というまとまった金が欲しいと一念発起した僕は.すぐに応募作品に取り掛かったのであります。(当然.パチンコ屋へは足が遠のく)作品は『五十億円の約束手形』というタイトルでした。しかし結果は.佳作どまりの十万円でありました。四十日かけて.わずか十万円……。ただ.このことは.あとに何も残らないギャンブルと同一視してはならないことでありまして.僕がギャンブルから足を洗えた理由は.格言や箴言によって悟りを開いたわけでは決してなく.マルクスの「社会は経済が土台になっている」の通り.まさに僕の経済問題を解決したからであります。労働者が.現在の数倍の収入が得られる正業に就けたとしたなら.自然にギャンブルからは足が遠のくと思います。このことは.競馬団体のトップがギャンブルに狂わないことや.パチンコ店のオーナーがパチンコをしないことが.如実に示しております。遅すぎた感はありますが.僕は五十四才にして.残り三分の二をどう利用するか.やっと気付く年齢に達しておりました。 -『 青木雄二の ナニワ資本論 』青木雄二著 / 朝日新聞社 ¥1200(税別)より抜粋 -

[193] 【「高プロ」導入へ 野党、最終盤で足並みに乱れ 】→ https://www.asahi.com/articles/ASL6X4CTZL6XUTFK00H.html?iref=pc_ss_date 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/06/30-18:12)
『労働者は全員.資本家に「タダ働き」させられている』……。今の世の中は.一部の金持ちによって動かされている。政治家も経済も教育もすべて.ごく一握りの資本家の思うがままに操られている。資本家と保守党の政治に完全に洗脳されてるわ……。それなら賃金はどういうふうに支払われているかを考えてみるとええ。働らいたら.働いた分だけもらえるか。そんなことをしたら.資本家は破産する。マルクスが指摘したのが.その資本家の儲け.剰余価値や。端的にいうと.労働者は余分に働かされて.資本家はその余分を搾り取って.肥え太っているということや……。こういうことなんやで。生活に必要な「必要労働」意外の時間は.労働者本人のための労働ではない。マルクスは.この労働を「剰余労働」と名付けた。「剰余」というと.たくさん労働して.それなりに見返りがあるような気がするが.これが労働者の錯覚なのや。資本家が残さず搾り取っていくものや。つまりは「資本家に微笑みかける剰余価値」というのが.揺らぐことのない真実というもんや……。マルクスがいう「タダ働き」の時間のことや。労働者は.だれでも多かれ少なかれタダ働きしなければならない。そういうことを一切教えず.労働者が資本家に上前を搾り取られる= 「搾取されること」が当たり前のようになっている社会の.どこが民主主義社会なのか説明してほしいわ。こういう真実を知られたら.労働者が働かなくなって困るから.資本家や保守政治家は口をそろえて「マルクス主義は危険な思想」とか「共産主義は怖い」とか「もうマルクスは古い」とかいって.みんなの目をそらさせようとする。あんなんは.みんな雑音や。真実は真実や、曲げることは出来ない。この剰余価値の理論は.誰も否定出来ない。悔しかったら.資本家の利益が不当なものではない.と証明してみろや。絶対的にそれは出来ない。何故なら.資本主義そのものが.金持ちの不当な利益から出発しているからだ。資本主義社会での資本家と労働者の関係にキレイごとはなくて.労働者はどこまでいっても資本家に搾取される存在やということを自覚してもらいたいんや。この基本的な自覚がないから.労働条件の改善もおっかなびっくりやし.ある日突然.リストラされて慌てふためくのや……。 -『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -

[192] 【 太田光、地震翌日に会見した加計理事長「罪深い」】→ https://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01806204264.html?iref=pc_ss_date 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/06/21-01:00)
経営者にとって最低限必要なことはなんでしょうか。それは正直者ではアカンということであります。企業の大部分は.多かれ少なかれ不良債権を抱えております。しかし.それを正直に明かす経営者はアホです……。将来.破綻することは間違いなくとも.それをできるだけ先延ばしするのが.日本型経営者の重要な仕事なのであります。「うちの会社は未来永劫安泰であります。不良債権は全て清算いたしました。株主の皆さんも大船に乗った気でいて下さい」と.たとえ内情は火の車であっても.平然とこう言い放てなくては.日本型経営者にはなれません。すぐ破綻しておかしくない状況であっても.帳簿を誤魔化し.監督官庁には接待攻勢をかけて色々と目をつぶってもらう。勿論.社員にも隠し通します。こうやって先延ばし先延ばしして.事実が明らかになるにつれて.簿外債務があることが判明。その間いつ破綻してもおかしくなかったが.経営者は簿外債務の存在など認めず.監督官庁である大蔵省もまったくのノーコメント……。こうやって発表を送らせることによって「実は.五年前からウソついとりましたんや」といわれても.それほど怒りは湧いてきません。「うちはもうアカンことが今日判明しました」と何の前触れもなく突然発表されると「何じゃそりゃ。なめとんのかワレェ!」となりますが「あの時ウソついてました」といわれれば.怒りも和らぐものです。(裏技として.意図的に情報を小出しにするという手もあります。)経営者が一番恐れるのは.国民のヒステリックな反応であります。人間というのは面白いもので.何の前触れもなく「倒産します」といわれると「ワシは聞いてないで」と反発するのですが.前もって「あそこ危ないらしいで」と聞いていると.慣らされてしまうのです……。「人の噂も七十五日」。時が解決してくれる、とはよく使われる言葉ですが、経営者や政治家はこの言葉を一番よく理解している人種ではないでしょうか。 -『 まんが 勝ち逃げ資本論 』青木雄二著/ 光文社¥829(税別)より抜粋 -

[191] 無題 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/06/09-07:21)
本日6/9は.故青木雄二先生生誕の日ですね。いつもこの日には御提言申しあげていることですが.青木先生の「観念論と唯物論について」「神はいない」「物の見方・捉え方・考え方」「いつの世も発言より行動が先であった」等々.数々の問題提起と共にそこに連なる真理に向けて.改めてこんな時こそ漫画でもエッセイでも青木作品を今一度しっかりと読み返したり.それらに触れる事で再認識する日にしたいものです……。「いつまでもなめられたらアカン。こんな社会変えたれ」「そろそろ詐欺師が動き出す頃やさかいに.気いつけや」「働くものは儲けずに.儲けるものは働かん」(マルクス)「国旗揚げて国を愛したらファシズムに行きつくで」「天下りしてゼニをむさぼる役人から目を離すな」「日本社会の矛盾の多くは自由民主党の一党独裁から発している」「人間が歴史を作る。他の何かではない」(マルクス)……。 -『 青木雄二金言集(ゼニ一日一言365日)』青木雄二著/ 廣済堂文庫¥600(税別)より抜粋 -

[190] 【 首相「不適切で、誠に遺憾」森友文書の交渉記録廃棄 】→ https://www.asahi.com/articles/ASL5R4J3VL5RUTFK00C.html?iref=comtop_8_02 /【 日大監督「私の責任」関学大選手に謝罪 アメフト・悪質タックル 】→ https://www.asahi.com/articles/DA3S13502379.html?iref=pc_ss 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/05/24-08:35)
日頃.何か言ってはいけないことがあるのか.言えないことがあるからか.ひきつった笑いになって.何かを隠さなければいけない緊張のために顔の筋肉が知らず知らずに力む.何かを隠すために作り笑いを浮かべたり.顔がひきつるというようなことは万人の人間に出てくると思います。動物は本能で生きていますから.ウソをつく必要はないですが.しかし人間は動物と違ってなにかをカモフラージュしなければいけない場合があります。そんな時に不自然な笑顔が浮かんでくるのです。それと相手の目ん玉をジ〜っと見ておったら.ウソをついた時にはチカッと動きますよ。目ん玉がちょっと左右に移動する。一点をグッと睨んでということは出来ません。なにかをカモフラージュしたいからか.ウソを見破られることを恐れるために目がキョロキョロするのでしょうが.かえってそれで逆にどこかウソをついているなと見破られるのです。人間の感情はウソをつけない。感情は正直に反応します。しかし.なかには特殊な人間というか.動物に近いと言うか「吉展ちゃん事件」犯人の小原保はポリグラフにまったく反応しなかったといいます。反応をせんというのは.非常に動物的なんでしょう。「ウソ発見器」にさえも.まったく反応しない特殊な人間もいるから.ウソつきを見分けるのは難しいことであります……。ものごとの本質を見極めることで.ウソやウソつきを見分ける能力を身に付けなければ.いつまでもウソつきに騙されることになります。ウソをつくというか.あまりあてにならん人間の.一番最初に判断しやすい材料というのは.約束の時間を守る人間かどうかということでしょう。約束の時間を守らない人間は.ウソをつくというか.責任感がない人間だとみなしてまず間違いないでしょう。2〜3回.ずっとそうだったら「これはもう信用おけない」という目で.ちょっと距離をおいて見ていく必要があるように思います。これは必ずいずれ裏切り行為をするとか.すぐさまキャッチせんといかんです……。時代は『ナニワ金融道』になっています。いかがわしく.ウソくさく.危ない世の中になってきています。社会状況の裏側をよく見極め.鋭く人間鑑定をしながら.破滅の底に転落しないように気を付けていきましょう。 -『青木流人間鑑定図鑑 一瞬に読む145のほう定式』青木雄二著 / 講談社 ¥1200(税別)より抜粋 -

[189] 【 埼玉)道徳が正式教科に 授業の「大転換」、県内は 】→ https://www.asahi.com/articles/ASL3P21DBL3PUTNB001.html?iref=pc_ss_date 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/05/08-08:18)
学校教育を考える時.イデオロギーの問題は避けて通れません。その人が拠って立つところによって.社会の見方は180度違ってくるからです。ぼくの立場はマルクス主義であります。で.マルクス主義の基本は.史的唯物論と弁証法的唯物論ということになります。念のため言うとくけど「唯物論」は「ゆいぶつろん」と読むのやで。さて.マルクスを勉強すると.色んな事がわかってきます。「汝.盗むなかれ」という道徳を例に話しを進めると……。「汝.盗むなかれ」という道徳は.貧乏人から出てきた道徳なのか.金持ちから出てきた道徳なのか.その成り立ちをまず考えてみましょうか……。ええですか「汝.盗むなかれ」いうのは「他人の資産.財産には手を出してはいけない」ということで.間違っても貧乏人(財産を持たざる者)からは絶対に出てこない道徳なのであります。つまりこれは.まぎれもなく金持ちの側がひねり出した道徳(ルール)です。さらに踏み込めば.労働力を搾取せんことには金持ちになれんのですわ。貧乏人からすれば「おまえが先に(我々から労働力を)盗んどるやないか」という理屈も成立するでしょう。貧乏人からそう切り返されたら.金持ち(資本家)はグウの音も出んはずですわ。単純に言ってしまえば.このように社会というのは.金持ちの視点からではなく貧乏人の視点から見るとまったく違ってくる、というのがマルクスの考え方です。あるいは「身分の違う者同士は結婚してはいけない」という決まりも.たとえ.金持ちと貧乏人が一緒になってもうまくいかない.考え方や生活のレベルが似た者同士が結婚するのが一番いい。こういう解釈をするとしたら.それは階級社会を知らないお人好しということになります。江戸時代には「士農工商」の身分制度が厳然とありました。階級社会というのは身分制度で成り立っているから.身分の違う者同士が結婚すると階級社会は壊れてしまいます……。労働をしないで百姓からの年貢だけで食っておるのが武士なんですわ。そこで為政者は身分制度を維持するために「身分の違う者同士は結婚してはいけない」という決まりを作ったということやね。今の学校はこういうことを教えんでしょう。だから信用できないのです。資本主義社会というのは競争原理を前提とした「強者の論理(強い者がすべてを得る)」で成り立っています。まず.ここから教えないといかんのではないですか。と正直に言わなくてはいけませんのや。 - 青木雄二のサバイバル育児論『子育て・個育て・心育て』青木雄二著 / 講談社 ¥1048(税別)より抜粋

[188] 【 「おかしい」議場騒然 首相、従来の答弁繰り返す 】→ https://www.asahi.com/articles/ASL4C3C9GL4CUTIL00K.html?iref=comtop_8_02 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/04/11-19:57)
《 資本主義社会の未来は真っ暗闇 》「プロレタリアートは.ブルジョアジーからしだいにいっさいの資本をうばいとり.いっさいの生産用具を.国家.すなわち支配階級として組織されたプロレタリアートの手に集中し.生産力の量をできるかぎり急速に増大させるために.その政治的支配を利用するであろう」(『共産党宣言』) マルクスは.資本主義がさまざまな矛盾を拡大し.結局はそれ自身の活動によって崩壊し.プロレタリアートの世界 = 共産主義に移行するというのや……。前に言うたが.マルクスは予言者ではない。科学的に経済を分析し.それにもとづいて論理を展開させたのや。1800年代の資本主義と.現代の資本主義とは.名前は同じでも.内容がまったく違う。十九世紀の資本主義は.まさに労働者から一方的に搾取するばかりの資本主義やった。けれども.マルクスが資本主義の暴力的な本質を暴露して以来.労働者の意識も高くなり.労働組合の力も大きくなって.資本家も只々.搾取するというわけにはいかなくなったのや。資本家の側も.労働者の要求をのまざるをえなくなり.国家も労働者階級に対して.参政権などの政治的権利を与えたり.女性にも参政権を認めたり.社会福祉制度や教育制度を整えたりせざるをえなくなった……。それやから.アジアの日本系企業でストライキなんかやろうとすると.軍隊が戦車などで出動して鎮圧するというくらい.徹底的に運動を抑えているけど.フィリピンや.1998年のインドネシアのように民主化されてくると.そう強硬な手段に訴えるわけにもいかんようになるのや……。結論としては.資本主義経済の危機が深まって.政治・軍事状況も不安定になったら.腐りきったブルジョア階級のトップが.ごく一部の勢力だけで権力を握ろうとして.最終的な転換期が訪れる。ちょうど.インドネシアのスハルト政権が崩壊したような状態やな。利益をぶんどられたブルジョアの一部も.その独裁的な一派に反発して.労働者と一緒に立ち上がるような事態が起これば.日本でも一挙に資本主義政権を倒して.より社会主義的な政策を打ち出す政権が樹立されることになるやろう。「日本に社会主義が成立するのかって……。」これは.やりようによっては.としか言えないやろうな。これまでの先進国でも社会主義的な政策は人気が根強い。実際.イギリスは1998年に労働党が政権をとったし.フランスやドイツ.イタリアでは.今でも社会民主主義政党の影響力は大きい。日本でも政権交代は起こりえないとはいえない……。まあ.なににせよ労働者ができるだけ早く目を覚まさなあかん。 -『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -

[187] 【 前川氏講演照会の池田議員「地元の懸念届けるのは当然」】→ https://www.asahi.com/articles/ASL3Q4F5KL3QUTFK00G.html?iref=comtop_8_05 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/03/22-17:02)
『ゴマすり』……。ワシは子供の頃.ケンカも強かったし頭も良かった。いわゆるガキ大将やったんや。大人になって.都会に出てきてからはガキ大将時代と比べると.ドン底の生活やった。ワシはそこから自力で這い上がったんや。最終的にはマンガという特殊な才能で天下を取った。いわば.絵に描いたようなサクセス人生やと思っとる。ワシみたいな人間を見てると「自分もそうなれるんちゃうか」と勘違いするヤツが出てきよる……。ちょっと待ちや。そう簡単になれるわけないやろ。資本主義社会は、ある意味実力勝負や。ワシみたいな勝者の人生を送ることができるようになる確立は限りなく低いんやで。才能ある人間なんてそうそうおらん。才能のない凡人やったら.どっかの会社に入って.こき使われて給料もらうしかない。上にゴマすって.人の悪口言うて.上にのしあがる道はあるけどな。凡人の場合それしかないとも言える。ゴマすって「こいつはアホやけど.かわいいな」と言わせるのも.ひつとの才能や。当然センスが必要になる。足軽から太閤までになった豊臣秀吉を例にとろか。秀吉は織田信長の草履を懐で温めてたいう有名な話しがあるやんか。ゴマすりの原点みたいなエピソードやわな……。ゴマすり。嫌な言葉やけど.生き延びるためには.当然のことかも知らん。 -『青木雄二の速学教育道「キレない子供の育て方教えたる!」』青木雄二著/ メディアファクトリー ¥950(税別)より抜粋 -

[186] 【 野党6党が国会欠席 森友文書問題、公明も「報告を 】→ https://www.asahi.com/articles/ASL392V63L39UTFK001.html?iref=comtop_8_07 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/03/09-17:05)
「ウソつきで往生際の悪い人間ほど.日本では出世できる」ということかも知れん。腹立たしい限りや……。エラい人というのは.エラいなりに高潔なところとか.偉大なところがあるのではないか.と考えるのが一般庶民の感覚でしょう。すくなくともバブルが崩壊するまでは.それが信じられていた。ところが日本の場合は.逆にエラい人ほど.性格がゆがんでいるということがわかってきたのが今日この頃や。エラい人間ほどウソつきで.しかも潔さのかけらもないものなんだ.ということにみんな気づきはじめているのではないだろうか……。権威を誇った人間がいざ.事業が失敗したら.しっかり自分の資産は隠している。自分でつくった借金を返済するのに.資産がないといってごまかそうとしてみたり.こうしたエラい人間のしょうもない行いは.まだまだあります。他にも.生命保険会社の社長が.自分のパンツを買うのでさえ.会社の経費で買っていた.というお粗末な話しもある。要するにこういうことなんでしょう。日本においては課長から部長.部長から取締役.さらに取締役から社長というように.エラくなればなるほど.平気で嘘をつくようになる……。なぜ.そんなくだらないことでウソをつく必要があるのでしょう。結局.こういうところも.経営者の性格が影響しているんでしょう。海外の会社で.こんな話しは聞いたことがない。逆に言えば.日本ではウソが上手で往生際の悪い人間が出世するようになっておるのかも知れません。残念だがここでも.正直者がバカを見るということです。 -『 青木雄二の イテこましタレッ 』青木雄二著 / 講談社 ¥1200(税別)より抜粋 -

[185] 【 怒る若者「祈りはもう十分、銃規制を」 米乱射抗議デモ 】→ https://www.asahi.com/articles/ASL2Q5T4PL2QUHBI020.html?iref=comtop_8_03 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/02/24-16:40)
「正義」であろうと「報復」であろうと……。アメリカの繁栄の象徴に飛行機が突っ込んだ2001年9月11日以来.世界は国際テロ集団と.現在の平穏と繁栄を謳歌したい国との戦いが始まりました……。そうした時期に起きたテロ事件とその報復攻撃が何を意味するか。自由も正義も宗教も.看板としての大義名分はあるのでしょうが.その一方で戦争が最大の消費市場.最大の公共投資であることもまた.歴然とした事実であり.軍需産業をバックアップにもつブッシュ一族の一人がアメリカの権力を再び握った時点で.今日という日は遠からずやってきたのかも知れません。あの崩れ去ったツインタワーとともに永遠の眠りについた三千人の被害者達と.そのことで「風が吹けば桶屋が儲かる」式に.今回の事件で「儲かる」グループがいる。それが圧倒的多数の日本国民が選択している資本主義の冷酷さであります……。資本主義がその扉を開けた時.シェイクスピアは.金貸しシャイロックが借金のかたにヴェニスの商人アントーニオの命をとろうとする芝居を書きました。それから今日まで.そのカネのためにどれほどの命が失われたことでありましょう。個人的な殺人から国がおこなう戦争まで.おびただしい量の血が流され.おびただしい数の屍がそのむごい姿を晒してきたのであります……。さて.この報復戦争で誰が一番得をしたのか。アメリカは.造って壊して.壊して造って.エンドレスに続けば.なんと儲かることかと.ほくそ笑んでいることでしょう。兵器産業といっても一つの産業ではありません。様々な産業が兵器にぶらさがっています。資本主義という巨大ゾンビは.こうして再び屍を食い散らかして.生き続けるのであります。 - 『青木雄二のヴェニスの商人』裏か表か.嘘か真か見抜いたる! / 青木雄二著 / フォーラム・エー / ¥1143税別)より抜粋 -

[184] 【 法案作成関与の審議会に不適切データ提示 裁量労働調査 】→ https://www.asahi.com/articles/ASL2N42GWL2NULFA00J.html?iref=comtop_8_06 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (18/02/20-20:45)
「彼等の賃金は勿論.彼等の生産する諸商品の価値を超過すること-----すなわちそれより多いこと-----はありえないが.しかし.あらゆる可能な程度で それより少ないことはありうる。彼等の賃金は諸生産物の価値によって制限されるであろうが.しかし彼等の諸生産物の価値は賃金によっては制限されないであろう」(『賃金・価格および利潤』) サッカーのJリーグのいくつかのチームが経営難に陥って.ついにチームが合併するといった事態にまでなったな……。その時点では日本一強くて.観客の動員も多かった人気のチームが消えてしまったわけや。これには.この不況が大きなカゲを落としているけど.やっぱり賃金の問題があると見たな。要するに選手の年俸という名の賃金が.利潤を超えてしまっていたということや。この吸収合併されたチームの地元では.チームを存続させようというので.サポーター達が募金運動もやっていたけど.ひとチーム維持するのには年間.二〜三十億円からかかるらしい。そんなもん.募金ではおいそれとは集まらないのや……。ここはひとつ.マルクスが生まれた国でもあるドイツの経営方法を研究して.年俸なんかも考え直したほうがええで。テレビ放映権料とか.入場料とかの収入が限られているのやから.利潤から賃金=年俸を見直すほうがええ。資本家のお先棒をかつぐわけやないけどね。マルクスが言うまでもなく「賃金が利潤を超えることは不可能」なんや……。選手の組合も必要やけど.球団側と選手の両方の立場を評価できて.公正な査定ができる委員会は不可欠やと思うで。もっとも.アメリカでも伝統のあるチームがあっけなく売り飛ばされたりと.変化が激しい。これも伝統や歴史なんかを重視せず.効率だけを追求するという.マルクスが指摘した資本主義の性格のひとつやろうな。 -『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -

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