ナニワ金融道場・意見交換BBS

全278件 (9 / 14)
[118] 【 渋谷で高校生デモ「安保法制反対」 SNS通じ集まる 】→ http://www.asahi.com/articles/ASH825H14H82UTIL00X.html?iref=comtop_6_02 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (15/08/03-03:29)
「すべてを疑え」これはマルクスが僕に教えてくれた言葉です。僕が今の若者に与える言葉があるとすれば.やはり同じ言葉を贈るでしょう。でもそれではやっぱり芸がないから.少し変えて「日本を疑え」としますか。今の大人は若者に媚びとる。ご機嫌をとってるだけなんや。それも下心いっぱいにな。そして狡猾な大人達はそうした若者が世間慣れしていないのをいいことに様々な甘言を弄して.自分達の利益を得ようとたくらんでおるんや。また若い奴はそれにまんまとのってしまうんやな。甘い誘惑のささやきの向こうには.必ず深い落とし穴が開いているんやで。だから最初に「すべてを疑え」と言うたやろ。自分の頭でものを考えんから人にだまされるんや。人間には学習能力というもんがある。一度だまされたら二度目はだまされんぞという気持ちを持たないかんで。敢えて僕が今の若者に言うべきことがあるとすれば「自分の行動に責任を持て」ということ。若者やったら失敗の連続でもおかしないで。自分の行動に責任を持つことは.自分の行いを正すことにもつながるんや。したがって人にだまされることもなくなる。そして一番大事なのが「自分をだまさんこと」つまり自分をごまかさないことや。自分のあやまちを認めないことは最大の悪徳なんやで。自分が間違っていたならば.素直にあやまったらええんや。悪いことしたり他人に迷惑をかけたりした時は.人のせいにしないで素直に謝ること.これが一番大事なんや。これができんとろくな大人になれんことは政治家や官僚などを見ていればわかるやろ。自分の過ちを棚に上げる。あるいは奇妙な論理を使って自分の行為を正当化する。やっているのは自分だけじゃないと開き直る。はっきり言って見苦しい行為や。人間の心理状態というのは不思議なもので.同じ行為でもまったく違う捉え方をすることがある。自分でも気付かないうちに.自分に都合の良い考えで物事を見てしまうことはありうるのです。特に自分の利害がからんでくると人間はまったく公平な目で見られなくなるのです。そう.人間はこのような「業」というものを持っている。その「業」と向かい合い.対決し.それに打ち勝ってこそ.真の人間になれるということなのです。ところで若者を騙すけしからん大人達はまだまだおるんや。騙しの筆頭はやっぱり役人と政治家.これに尽きると思う。ほとんどの国民は国に騙され続けてきた。国民ももういい加減に本気で怒ったほうがええで。若者にはまず.現代の日本の政治を否定することから始めて欲しいと思うのや。「日本の政治をこれからどうすべきか」要するに政治とは.あくまでもそれに関わるものの主体性が問われてくるものなんやな。あとは行動する人間や。明治維新を成し遂げた志士たちを見習って欲しいんや。明治維新の際.日本の国を動かしていた人達に共通するのはそれは驚くべき若さや。薩長連合を成立させ.大政奉還という超ウルトラD級のワザを見せた坂本龍馬が三十三歳。松下村塾を開き.維新の精神に多大な影響を与えた吉田松陰は三十歳。その松下塾で学び.長州藩を倒幕に向けて一つにまとめた高杉晋作はなんと二十九歳で病死しとる。大政奉還が行われた年に維新の志士たちはいくつだったのか。江戸城無血接収時の幕府代表・勝海舟が四十五歳.新政府代表・西郷隆盛が四十一歳や。同じく薩摩藩出身で明治政権の強化に尽力した大久保利通が三十八歳。将軍慶喜に大政奉還をせまった土佐藩の後藤象二郎が三十歳という若さ。一方.吉田松陰の門人で.薩摩と連合して討幕運動を展開した木戸孝允が三十五歳。松下村塾組では井上馨が三十三歳.日本国初代首相の伊藤博文にいたってはなんとまだ二十七歳。これら維新の志士たちが活動し始めたのはさらに十年ほど遡るから.みんな二十そこそこから国政に関わってきたということになる。しかもこれらの若者が皆エリートいうわけではないんやぞ。要するに能力と度胸があればこれだけの大事業ができるということなんや。今のような日本の閉塞状況において.問答無用の一途さに.彼等が立ち上がれば必ず出来ると思うで。今の若い人達にはそんな大それた事を遂行する能力はないと言うのは観念論に毒された言い分や。何事もやってみなければわからんやろ。さあ.若者諸君。男は度胸。女も度胸や。若い時は一度きりしかない。一発どでかいことやったらんかい! - 『僕が最後に言い残したかったこと』青木雄二著 / 小学館 / ¥1300税別より抜粋 -

[117] 【 野党「恥ずべき行為」、反発の声相次ぐ 安保法案採決 】 → http://www.asahi.com/articles/ASH7H35K7H7HUTFK006.html?iref=comtop_6_02 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (15/07/15-13:46)
「勝てば官軍」という言葉があります。戦に勝てば.勝った方が正しいことになるという意味ですが.資本主義社会とはまさに「勝てば官軍」社会であります。すなわちどんな手段を使おうと.あるいはどんな手抜きをしようと.ゼニを儲けた者が社会的に認められ.どんな理由があろうと.ゼニ儲けが出来なかった者は.社会から無視されるのです。例えば.ビール業界にはKビールという圧倒的なシェアを誇る企業があり.Aビールはジリ貧状態に追い込まれていました。ところがこのAビールからスーパードライという商品が発売されると.日本中で売れに売れまくり.とうとうビールだけのシェアではAビールがKビールを抜き去ってしまったのです。まさかKビールがAビールに負けるなんて。誰も想像出来なかった.そのまさかが現実になってしまったのです。さて.これで注目を集めたのは.スーパードライ発売当時の社長であります。彼はたびたびマスメディアに登場するようになり.経団連副会長や小渕内閣の下.まさに時代の寵児といった活躍振りで.ある種サラリーマンとしての頂点を極めたと言ってもいいでしょう。彼がこれほどまでの知名度を得たのは.本人の力もあるのでしょうが.元はと言えばスーパードライの爆発的なヒットのおかげであります。しかし.彼はS銀行の副頭取を経て.86年にAビール社長に就任したわけですから.スーパードライの開発に関わっている時期は.ほとんどなかったはずです。しかも.それ以前に彼はゼニの出し入れに関してはプロであっても.ビール開発については素人だったのですから.関わろうにも関わりようがありません。彼は単にその時期社長であったというだけで.Aビールを立て直した名経営者.スーパードライの生みの親ともてはやされている。というわけです。まさに「勝てば官軍」といわずして何といいましょう。しかしこれが資本主義の本質なのであります。おもしろいことに一度確立した名声は.よほどの失敗がないかぎり衰えることはありません。例えそれが運やタイミングで得たものであっても.成功者として崇め奉られ.同じような成功を期待されるのです。そして周りの人間は彼に「ノー」ということが出来なくなります。成功者だから.エキスパートだからということで.彼に対する意見.反論を口にしにくくなってしまうのです。彼等は彼等で周りから持ち上げられることで「ワシはこの分野では誰にも負けん天才的才能があるんや」と.自分には才能があると思い込んでいきます。勘違いが進む一方.損失額は雪だるま式に大きくなっていきます。周りの人間が「こりゃちょっとおかしいんやないかい」と思い始めたときには.もはや後の祭り。事態は取り返しのつかないところまで進んでいるというわけであります。これは.日本だけのことではありません。資本主義社会では「勝てば官軍」でたまたま良い時期に社長をしていたと言うだけで.名経営者と呼ばれます。すなわち手柄はすべて経営者のものになるわけです。「経営のスリム化」というなら.まず無能な自分のクビを最初に切ってほしいものですが.そもそもそういうまともな経営センスを持っている経営者だったら.会社が傾いたりすることはないのでしょう。「成功はワシのもん.失敗はあんたのせい」体質の経営者には.ぜひ「勝てば官軍」のあとにつながる「負ければ賊軍」という言葉を思い出してもらいたいものです。 -『 まんが 勝ち逃げ資本論 』青木雄二著/ 光文社¥829(税別)より抜粋 -

[116] 【「緊縮ノー」に厳しい現実 続く財政危機、EUの対応は 】→ http://digital.asahi.com/articles/ASH76226GH76UHBI006.html 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (15/07/06-18:42)
僕はかねがね「金融業は人間性を荒廃させる」と考えている。人間の基本は.額に汗を流してゼニを稼ぐところにある。ところが銀行を始めとする金融業者というのは.自分では汗を流さず.他人にゼニを貸すことで「利子」という不労所得を手にする。汗を流すのは.自分ではなく他人である。こんなことをしていたら.人間がズルくなるのは当たり前なのであります。どうしたって根性が歪んでくる。嘘だって平気でつくようになる。今の世の中.そんな連中がはびこっている……。僕は以前から言っているが.アメリカの資本主義には好感を持っている。というのもアメリカの資本主義には平等の原則が生きているからである。ところが.日本の資本主義はどないや。自民党が好き勝手なことをして.機会均等もクソもあったものではない。大銀行だけを擁護したおかげで資本主義の浄化機能が作用せず.ろくでもない金融機関が生き延びてしまった。こんな国にはやっぱり税金なんか払いたくないのである。「景気は底を打った回復の胎動が感じられる」なんて言うているのは.全部嘘であります。あれは大本営発表と同じで.ただただ国民を安心させるための策謀なんや。以前は高級ブティックがテナントとして入っていた場所に.今なんとパチンコ屋が入っているのである。これはもうかなり終末的な経済状況なはずや。経済企画庁のダボラに騙されず.きちんと自分の目で観察して判断すれば.景気が最悪なのははっきりしている。太平洋戦争にたとえたら.もう米軍が沖縄に上陸してきたぐらいのもんや。このあとは.広島と長崎に原子爆弾が投下されると覚悟しておかないといけない。なにしろ.この国では 政府が約束を守らないのである。だとしたら.国民だって約束を守る必要はさらさらない。今の日本は本当にひどくいい加減な国家になり果ててしまった。金融監督庁が集計している各銀行の不良債権もどんどん膨らんでいる。じつに73兆円ものゼニが貸し倒れになりそうな気配なのである。嘆かわしい。実に嘆かわしい。どないもこないもならん状況になってしまった。それが今の日本である。そんな銀行に国民のゼニをつぎこんでいるのが.日本の国である。資本主義のルールにのっとれば.おかしいで。絶対におかしい。みんな嘘だらけで.本当のことがひとつもない。これはもう多重債務者の末期的症状と考えなければならない。実際にもう.日本の国家予算は破綻寸前である。本当はもう今ぐらいのところで破産してしまった方が.後への傷が浅くてすむというもんや。このままずるずる借金を続けて傷を深めてしまうより.その方がよっぽど再生が楽である。これ以上は国債をチャラにして自己破産した上で.総理大臣が国連で演説する。「日本国は自己破産致します。もうこれ以上の国際援助はいたしかねますので御容赦下さい」自分の面倒もみられないような国家が.よその国の面倒をみるなんてできるわけがない。それにだいたいオーディーエーなんかは.日本のゼネコンにゼニを逆輸入するための.海外での公共事業ではないか。そんなものはもういらない。日本国が自己破産したら.もちろんその負担は国民が背負わなければならない。国債は当然チャラであるから諦めてもらう。銀行だってバンバン潰れる。いや.そもそも日本が倒産した時に「円」をどうするか.そこから考えていかんといけない。まあ.世界中に流通している円を見捨てるわけにもいかんから.これは自己破産した現在の日本政府のあとをひきつぐ新政府がひきつぐしかない。銀行は自力で生き残れるところだけ残ったらええ。「預金は保護されへんのかいな」と言う点が一番心配になるが.一千万円以下の貯金はやっぱり保護せんとしゃあないやろ。そやけど預金を保護するために銀行に資金を注入するのは絶対に反対である。そんなことをして銀行を助けても.日本はどうにもこうにもならない。銀行はやはり倒産させるべきである。その上で小口預金は保護する。預金者は通帳と印鑑を持って国会議事堂に並んでもらう。銀行に余計なゼニなんかやる必要はない。預金者の分だけ守ればよいのである。こうやって日本が破産したあと.政府自民党や官僚のキャリア組には全員退職してもらい.新しく選挙をやり直して新しい日本をつくる。当然.憲法の制定から始めていく。むろん汚職経験のある政治家などは財産をすべて没収する。まっ.これぐらいのことせなんだら.今の日本は.ちっともよくならないのであります。「ナニワ憲法宣言」青木雄二著(角川春樹事務所¥1200税別)より抜粋

[115] 本日6/9は.故青木雄二先生生誕の日ですね。 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (15/06/09-00:10)
  本日6/9は.故青木雄二先生生誕の日ですね。いつもこの日には御提言申しあげていることですが.青木先生の「観念論と唯物論について」「神はいない」「物の見方・捉え方・考え方」「いつの世も発言より行動が先であった」等々.数々の問題提起と共にそこに連なる真理に向けて.改めてこんな時こそ漫画 でもエッセイでも青木作品を今一度しっかりと読み返したり.それらに触れる事で再認識する日にしたいものです……。

 「いよいよ危ないとなったら国家は平気で国民を見捨てるもんや」 東海村の臨界事故が勃発したのが.午前10時35分。政府はあわてて在日米軍に放射能対策のノウハウを教えてくれと泣きつきましたが.米軍の司令官は「そんなん知らん」とつれない返事。そりゃそうです。アメリカ軍は別に日本の国民を守るために駐留しているのではありません。イエロージャップの為に犠牲になるほどお人好しではないのです。そして頼みの自衛隊の特殊部隊はといいますと.防護服はないから危なくて事故現場には入れんとのこと。この事故の時.国家が犠牲にしようとしたのは.茨城県全域の県民を見殺しにしようとしたフシさえあります。国家は最悪の場合.茨城県民を見殺しにしてでも.治安を維持しようといたのであります。というわけで国家というものが.国民のためにあるのではないということを.よくよく教えてくれた一件でありました。普段はやれ国民年金だ.介護保険だ.福祉だと.国民のために色々尽くしているかのようなポーズをとってはおりますが.一旦存亡の危機に立たされると.平気で国民を見捨てるものなのであります。国家と言うものは資本主義社会の大部分を占める労働者の為にあるのではなく.支配者の為の装置なのであります。戦争末期.日本の政府と軍部は広島.長崎に原爆が投下された際.敵の新兵器恐るるに足らず.白い服を着ていれば被害が防げるとか.毛布を被れば安心などと.デタラメを繰り返しておりました。そういった歴史から学んでこそ.人類は少しずつ前進出来たわけであります。 -『 まんが 勝ち逃げ資本論 』青木雄二著/ 光文社¥829(税別)より抜粋 -

[114] 無題 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (15/03/16-21:14)
折角、カキコを頂戴しながらレスが遅れてしまい、大変恐縮にして申し訳ありませんでした。
青木雄二氏の素晴らしさ・凄さは一言で何かと言えば……「当たり前の事は当たり前やないか。そして当たり前の事を当たり前に語り合い、それを人として当たり前に実践的にやっていこうやないか(即ちそれを唯物論と言う)」と言ったことではないかと思われます。(それはマルクス・エンゲルス。レーニンとて同じ事と思われます。) 
今後とも出来る限り、そんな青木先生の哲学と想いをお伝えし又、そんな方達と交流しあえる場にしていきたいと想っておりますので今後ともどうぞよろしくお願いします。

[113] 青木雄二さんの事。 名前:amikamae2002 (15/02/24-20:05)
●お邪魔いたします。 2014年、ようやく青木雄二さんの事を知りました。生涯、最も「響く言葉」が聴ける、偉大な方です。 ●現在、「著書あさり」に、精進しております。休日、ブックオフで、本を見つけると、その日は、嬉しい日となります。 ●58歳とは、早過ぎましたが。 その信念により、「傑作漫画」と、胸を打つ「活字本」で、私共は、おおいに、人生とはなんたるかを、知ることが出来ます。●ナニワ金融道ドラマも、先日、放映されましたが。これからも、その存在は、輝き続けると思います。 ●著作リスト、参考にさせていただきます! ではでは。
[MAIL] [URL]

[112] 2015年 謹賀新年 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (15/01/07-03:03)
2015年 謹賀新年 
旧年中も『ナニワ金融道場』御世話になり大変有り難う御座居ました。本年も何卒どうぞよろしくお願い致します。

「年玉はまけてくれん。ガキの取り立ては厳しいで。」「いつまでもなめられたらアカン。こんな社会変えたれ。」/ 「そろそろ詐欺師が動き出す頃さかいに.気いつけや。」/「右手にパン.左手に資本論が本当の労働者」/「豊かそうに見えて.みんな金がない。それがこの国の実態や。」/ 「おとそ気分を吹き飛ばし.ゼニ儲けに邁進や。」/ 「真の共産主義は資本主義の後に来るる。(マルクス)」  -『 青木雄二金言集(ゼニ一日一言365日)』青木雄二著/ 廣済堂文庫¥600(税別)より抜粋 -

[111] 「産まない方が問題だ」発言、麻生財務相が釈明  http://www.asahi.com/articles/ASGD86S42GD8UTFK025.html?iref=comtop_6_03 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/12/09-02:48)
「産まない方が問題だ」発言、麻生財務相が釈明
われわれは文部省の教育で.子供の頃から日本国民には「言論の自由」があると教えられておりますが.それは真っ赤なウソです。ひとたび会社の中に入ったら「言論の自由」なんてものはありません。そこは奴隷とご主人様の世界です。奴隷はご主人様の都合の悪いことを言うわけにはいきません。社会的な関係から全く切り離された.純粋な「人間」などというものは.歴史上存在した試しはないのです。資本主義社会の中では.特権や才能に恵まれたごく一部の人間を除く大多数の人間は.資本に奉仕して.自らの労働を時間で切り売りする労働者としてしか存在しえません。労働者であってはじめて人間たりえるのであります。現代人として生きようと思ったら.我々はこの資本主義のシステムに組み込まれて.労働者になって働く以外に生きていく方法はないのです。そこで働くということは.労働者として資本に支配されるということであります。従ってそこで働く限り.資本に都合の悪いことは言えないのでありまして「言論の自由」なんてものはないのです。マルクスは「労働者は工場で一日の仕事を終え.自分の家に帰ってきてはじめて.本来の自分を取り戻すのである」と書いております。人間は誰しも売るものを持っております。それは「労働力」であります。マルクスは資本主義の価値体系の基本に「労働力」をおきました。一日の労働で生じた精神と肉体の疲労が労働力となるわけであります。さて.労働者にとって労働は一日で終わるものではありません。労働は生きていくためにしぬまでつきまとうものであります。そこで労働力の「再生産」が必要なのであります。労働力の再生産は必要不可欠であります。もし再生産が出来なくなれば.それしか労働者としての死を意味するのであります。労働力が消えてしまえば資本主義社会は立ち行かなるはずなのですが.うまく出来たもので.人間は労働力を再生産するだけでなく.労働力を持つ人間を再生産することも出来るのであります。生殖と教育によって.労働力は労働力を生産しつづけ.そして資本家は笑いが止まらないのであります。つまり「一人の労働者が.労働力を再生産するために必要な費用が給料」なのであります。この労働力の再生産のために必要な労働を「必要労働」または「支払い労働」といいます。なぜわざわざ「支払い労働」などと言う呼び方をするのかというと.その背後に労賃が支払われていない「不払い労働」が存在するからであります。この労働のことを「無払い労働」または「搾取」「強要労働」といいます。ここに資本家が肥え太る秘密が隠されているのであります。 「まんが 勝ち逃げ資本論」青木雄二著/ 光文社829円(税別)より抜粋  

[110] 【 衆院が解散、総選挙へ 来月2日公示、14日投開票 】→ http://www.asahi.com/articles/ASGCP2VG4GCPUTFK002.html?iref=comtop_6_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/11/21-18:03)
【 衆院が解散、総選挙へ 来月2日公示、14日投開票 】
 小学校や中学校の社会科の時間には.誰もがこんなことを習った覚えがあるはずや。「民主主義というのは.多数決で運営される世の中です。多数決こそが民主主義の基本なのです」「あとの人は.この大勢の人の意見に.素直に従ってゆくのが良いのです」と教えているけれど.僕にはどうしたってそうは思えない。議会で多数派をしめる大勢の人間が間違わないという保障はどこにもないし.間違った場合.一体誰が責任を取るというのか。そもそも僕に言わせれば.正しい教育が行われない限り.多数決というのは.まるで無意味であります。無知な人間が一億人集まってコペルニクスを相手に「動いているのは地球か.太陽か」と投票して「多数決の結果.動いているのは太陽や」となったところで.そんな投票には何の意味もない。もういい加減に.嘘で塗り固めた政治はやめて.もっと根本の所から見つめ直していく必要があるのではないか……。まったく.こんな日本を見ていると.つくづくいやになってくる。本当に必要なのは.なんといっても革命である。今の自民党の政治家は.みんなお払い箱にしてしまう。彼らには.国民との契約を破った罪がある。「我々にはもう後がない」とこぼすほどに悲惨な状況なのである。誰の目にも明らかなように今.変えなけばならないのは.この日本という国の構造そのものであります。それこそが.日本をよくする最善の道なんや。政府自民党もそのことはよくわかっているはずだし.現につい先頃まではそう約束していた。ところがどないや。自民党は嘘ばかりつく。政治家の公約というのは.有権者との契約やろ。それを破る罪は.はなはだしく重い。国民の信頼を裏切った罪は.極刑にさえ値すると僕は思っている。まさか絞首刑という訳にもいかんし.彼らには農家で強制労働でもさせるのが一番ええやろ……。まあ.今のは空想の話しであります。実際には暴力革命は難しい。今のところ時代はそこまで煮詰まっていない。けどこのままの酷い状態で五年.十年とたまってしまったら.そう考える人間が出てくるかも知れない。日本国が自己破産したら勿論.その負担は国民が背負わなければならない。こうやって日本が破産した後.政府自民党や官庁のキャリア組には全員退職してもらい.新しく選挙をやり直して.新しい日本を創る。当然.憲法の制定から定めていく。むろん.汚職経験のある政治家などは財産を全て没収する。まっ.これぐらいのことをせなんだら.今の日本はちっとも良くならないのであります……。「それだけ政治にうるさいなら.青木さんは選挙.一度も棄権したことないんでしょうね。」僕はこう質問されるのがつらい。実は若い頃は棄権したことが何度もある。若い頃の僕は水商売を転々として.住民票がなければ投票の通知は届かない。必然的に選挙は棄権することになる。選挙はサラリーマンが投票に行きやすいように日曜にあるが.選挙に行きづらい仕事の人も多い。漫画家になってからの僕は.欠かさず選挙にいっているが.急性膵臓炎で入院していたときは.さすがに投票所まで出掛けていけない。そこで「不在者投票」をしようとわざわざ病院まで投票用紙をもってきてもらったこともあった。それぐらい選挙というのは大切なもんやと思っている。社会というのは.ひとりひとりの人間がつくっているもんや。エンゲルスはこんなことをいっている。「国家は表面上は.階級対立の第三者的立場となって仲裁するかに見えるが.その実は支配階級の立場に立って被支配階級を抑えつけるためのものだ」国家なんていうものは.どんな優しそうなそぶりをしていても.結局は支配階級の味方でしかない。今の日本で言えば.日本国はとりもなおさず自民党と大企業の「味方」なのである。「自民党というのは.自由で民主主義の政党とは違うんや。あれは単なる屋号で.その本質は資本主義擁護党なんや」そんな文部省は教育の中で.マルクスの史的唯物論について教えようとはしない。もし.史的唯物論が国民の間に広く普及していたら.自民党は当然の如く.政権を失うでありましょう。もはや存在していなかったでありましょう。それを一番よく知っているのは.ほかならぬ自民党自身であります。だから絶対に義務教育では史的唯物論を教えようとしない。それは自分で自分の首を絞める行為だからである。けどな自民党の悪党どもに言っておきたい。国民のことをいつまでも舐めてかかってたらあかんで。あんまり悪どいことを続けていると.国民が立ち上がるときがくる。そうなったらゼニの大好きな自民党の政治家は.みんな財産没収して.強制労働や。  -『ナニワ憲法宣言』青木雄二著(角川春樹事務所¥1200税別)より抜粋 -

[109] 来月、総選挙へ 安倍政権、消費増税は先送り検討 → http://www.asahi.com/articles/ASGCD627SGCDUTFK00L.html?iref=comtop_6_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/11/13-09:52)
【 来月、総選挙へ 安倍政権、消費増税は先送り検討 】
僕が本当にやりたい事は.社会的に弱者と呼ばれている人々を啓蒙し.彼らの生活を少しでも豊にすると言うことや。これは若い頃から一貫して変わっていない。昔は僕自身も弱者であったから.これは切実な願いであったんや。そして「僕は金持ちになったから.今の世の中でも全然かまわない。むしろ今の体制の方がええくらいや。しかし.困るのは君らなのやで。」というオチまでつけられるような身分になった。だが.僕は本当に無知な人が社会の仕組みを知り.少しでもそれに抗うような行動を取らなければいけないと本気で思っている。僕は自分の国をここまでひどいものにした不正義を許すつもりはないということや……。この不景気と.国債の乱発がこのまま続けば.とんでもない事態が起こるかも知れん。それは恐慌や。簡単にいってしまえば.経済生活が大混乱を起こす現象のことや。例えば.大地震.大洪水.伝染病などの自然的なものや.戦争.テロなどの人為的なものなどが挙げられるでしょう。これらによって生産物の供給が不足し.経済に大混乱が生じるというわけです。恐慌の原因は資本主義という体制そのものに求められると思います。資本主義の利潤追求そのものの中に恐慌の影がひそんでおる。その利潤はどこから出てくるかというと.間違いなく労働者の生み出す労働からでしかありません。資本の利潤は労働の搾取から生まれ.これによって資本主義が発展してきたのであります。資本家が労働者の生み出す価値に対して.正当な報酬を与えないことはどのような結果を引き起こすのか。具体的に言えば.給料は据え置く.あるいは微々たる昇給にしておいて.商品の値段をどんどん上げていけばいいわけです。そうなると多くの労働者は高い商品は買えない状態になります。労働者がものを買えないとどうなるか。最終的に資本家は利潤がえられなくなる。これは資本主義が機能しなくなった事を意味する。これが恐慌の本質なのです。今の日本の大借金は.まがうことなく資本主義体制の所産であり.日本の保守政権の「最高傑作」なのであります。国民が政治に関心を持たなくなると.政治家も官僚も悪さをするものだということは真理です。でも.少しづつ改めていかなければ結局は自分の首をしめてしまうことになるのですから。どう考えても.有権者の過半数が支持政党なしなんて異常やで。昔は「愚民化政策」などといって.政府にとって都合の悪いことは国民に知らせないようにしていた。しかし.最近は情報化というのも手伝って.悪事は隠し通せなくなっている。そうすると今度は見え透いた嘘をつく。もしくは開き直る。余計.たちが悪くなっているのです。しかも野党も与党と馴れ合っているため.誰が敵なのか味方なのか国民にはさっぱりわからない。嘘がまかり通るようになれば.正直者が馬鹿を見ることになる。 -『僕が最後に言い残したかったこと』青木雄二著 / 小学館 ¥1300(税別)より抜粋 -

[108] 【 小渕経産相「おわび申し上げる」政治団体めぐる問題で 】→ http://www.asahi.com/articles/ASGBJ3G00GBJUTIL00N.html?iref=comtop_pickup_04 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/10/17-10:55)
「 小渕経産相「おわび申し上げる」政治団体めぐる問題で 」
 ところで.こうして肥え太ってきたのが.建設族とか道路族と言われる政治家達であります。古くは田中角栄であり.その子分で竹下派の金庫番で.不正蓄財.脱税で有罪になった金丸信であり.衆院選に落選したら直ぐに収賄罪で逮捕された中尾栄一元建設大臣だったりするわけです。こうして名前があがったのは不運にも捕まってしまった政治家で.塀の上を歩きながら.今日までうまく切り抜けている政治家はこの何倍もいるでしょう。さらにそのカネの分配にあずかって.めでたく議員バッチを胸にしたお歴々は そのまた何十倍であり.派閥の大きさはそう言う集金能力の大きさに比例しており.そのことは国民の常識でもあります。そしてそうやって当選した議員達に群がって.人より少しでも良い目をしよう.就職や仕事で議員を利用しよう.交通違反のもみ消しにも口をきいてもらおうという人間達がそのまわりを囲むのであります。従ってオラが応援した議員が死のうものなら.そういう便宜を生む議員バッチは.オラが知らんヤツに渡すわけにはいかねぇと.あたかも株や土地のように財産が如く世襲されて.いつの間にか群馬には小渕藩や福田藩.中曽根藩が出来上がり.新潟には田中藩.島根には竹下藩.神奈川にも小泉藩が出来上がる.これが民主主義日本の立法をになう国会議員達の出自なのです。政治家はタレント同様、凡鞍でも親の威光で格好がつくから.議員バッチの世襲制も成り立つのでしょう。国会議員は派閥の長のご機嫌さえ損なわないように立ち回り.党の言われるように投票マシーンになってさえおったら.とりあえず安泰。そのうちに政務次官くらいにはしてもらえます……。しかし.それは日本の場合は張りぼて人形で.紙を剥がせば.税金に寄生することだけに熱心な集団だった事を嫌と言うほど見せつけられています。要するに自分から「考える必要のない」職場であります。仕事にプライドをもたない人間は中身から腐っていくと申します。そしてそんな人間達に権力と金を与えれば.ろくなことにならないことは目に見えております。 - 『青木雄二のべニスの商人』裏か表か.嘘か真か見抜いたる / 青木雄二著 / フォーラム・エー(¥1143税別)より抜粋 -

[107] 【 香港占拠、40人けが デモ反対派と殴り合い 】→ http://www.asahi.com/articles/ASGB37K4JGB3UHBI02N.html?iref=comtop_photo 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/10/04-10:49)
【 香港占拠、40人けが デモ反対派と殴り合い 】
「ブルジョアジーは.歴史上きわめて革命的な役割を果たした。ブルジョアジーは……封建的な.家父長制的な.牧歌的な関係を.のこらず破壊した。人間をその生まれながらの目上と結びつけていた色とりどりの封建的な絆を無慈悲にひきちぎり.人と人との間に露骨な利害.無情な「金勘定」のほかには.なんの絆をも残さなかった……。個人の品格を交換価値に解消し.特許状でゆるされ.りっぱにかちえられた数々の特権を.ただひとつの非情な商業の自由と取りかえてしまった」(『共産党宣言』)
 現代社会を動かしているのは.経済と政治なんや。ふつう「政治・経済」という順番で語られるけれど.ホンマは経済の方が先や。何故かというと.その社会がどういう経済体制で動いているかによって.政治の形も変わってくるからや。今の世の中ではなんでもゼニや。どんなに悪どい奴でも ゼニさえあれば.楽して生きていける。反対にどんな善人でも.聖人君子でも.ゼニがなければ生きていけないのや。これは昔からそうだったわけではない。工業化=資本主義が進むにつれて.そういった大切なものがどんどん破壊され.ゼニだけに価値が集中してきたのや。この点について.マルクスが『共産党宣言』の中で語っているのが.最初に引用した部分や。これは実は150年前に書かれたもので.ヨーロッパでは.この1848年フランスで二月革命が起き.数年後にはナポレオン三世が皇帝になり.イギリスではフランスとともにロシアとクリミア戦争に突入するという.とにかく騒然とした時代だ……。そんな怒濤の時代に.早くも「現金」による人間の絆の破壊が進んでいると.マルクスは言うのや。「ゼニ以外に価値を持たない。」ゼニのあるなしが.人間の価値を計る尺度となっている。だから.現代社会では人はみなゼニに執着するわけや。これがゼニの社会.資本主義の姿や。マルクスには言ってみれば150年前から.資本主義社会のこのゼニ至上の悪弊がわかっていたわけや。何故.まだ起こっていないことがここまで判るのか。それはマルクスが物事の本質をしっかりと捉えていたからにほかならない。このあたりにマルクスの凄さが見えてくるのや。 -『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -

[106] 【 号泣県議「無精ひげで疲れた様子」マスコミ避け移動 】→ http://www.asahi.com/articles/ASG776WSNG77PIHB02F.html 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/07/08-19:06)
【 号泣県議「無精ひげで疲れた様子」マスコミ避け移動 】
 
 交渉ごとの達人であり.ゴネることの名人でもある帝国金融の強者達が.交渉の極意を語る場面がある。まず帝国金融の金畑社長が.「灰原。自分が正しいと思っているヤツと.自分の言ってることは内心.理不尽なことやと知ってるヤツとでは.どっちがゴネると思う」灰原は自信を持って「それは当然.自分が正しいと思っているヤツでしょう」と答える。ところが.交渉の達人である社長は.それは違うと諭すのだ。間違っていることを知りつつ交渉の場についたとする。「そんな時.おまえはどないする」と.今度社長は司法書士を目指す吉村に訊いた。吉村はこう答える。「僕だったら.相手の些細なことにインネンをつけて.話しを本筋からズラして攻撃すると思います」「その通り。相手の弱点を見付けて.食らいついてゴネまくるしかしかたないんや」ゴネてゴネまくった上で突破口を見つけ.少しでも有利な方向に話しを持っていこうと言うわけである。それとは逆に「自分が100パーセント正しいと思てるヤツは.焦る必要はないんや。最悪.法廷で決着つければいいんやからな。」こうしたプロ達の意見に.灰原は感心するしかなかった……。また他人の話を客観的に聞いていると.話しというのは意外に噛み合わないことに驚くはずだ。これはつまり.人間というのは他人のことなどどうでもよくて.自分自身のことしか興味がないからなのだ。ちぐはぐな内容になるのは.話しを自分のほうにねじ曲げてしまったからである。こうしたことは会話をテープにとってみるとよく判ることだ。人をあざむこうとするとき.まず自分の嘘が見破られないためにはどうすればいいかを.考えなければならない。そんなとき.とにかく相手の気をそらすことが大切だ。「この人間は信じるに足る男(女)か」と言う.そんな相手の防御本能のアミをかいくぐらなければ.自分に有利に相手を動かすことはできない。そのためには相手の注意や視線を他の所へたくみにそらす方法がある。「猫だまし」の妙手である。絶対に相手に自分の本心を気づかれないようにしながら.最後は自分に有利になるようにコトを運ぶのだ。
「人を見たら泥棒と思え」と言う言葉があるように.もともと人間は.常に相手を疑っている生き物である。そんなとき.相手の関心や目線を.まるで違うところに注目させるのだ……。人間関係には騙すことはつきものだ。とくに自分が仕掛けた罠に相手をうまく誘いこむには.時に応じて色々な自分を演じなければならない。内に悪辣なたくらみを秘めていても.だが.相手にその罠を「これは罠だ」と気づかれなければ.嘘は永遠に真実の姿をよそおったままなのだ。 -『 ナニワ金融道 天下大乱 こんなにも凄まじい時代を生き抜く23のヒント 』青木雄二著 / 講談社 ¥1200(税別)より抜粋 -

[105] 【 集団的自衛権の行使容認で自公正式合意 午後に閣議決定 】→ http://www.asahi.com/articles/ASG712PNYG71UTFK001.html?iref=comtop_6_04 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/07/01-22:17)
【 集団的自衛権の行使容認で自公正式合意 午後に閣議決定 】

「国を守るため」と支配者は口にするわな。しかし.その言葉通りに受け止めるには疑問が大いにあるな。まず彼らが国を守るというときの「国」とは.誰のための「国」を指しているのかということや。労働者.庶民のための国とはどうしても言い難いやないか。言うてしまえば今の政府は資本家.大企業のための「集金マシーン」になっとるやないか。そのことからすれば.政府の口にする「国」とは.彼らのための国ということになるわな……。次は「守る」という主張についてや。これもこの国の過去からすればあやしい。第一に.太平洋戦争では東南アジアの国々を侵略し悲惨な目にあわせているが.未だにその行為がはっきり誤りであったという反省もしていなければ.その責任.責任者も明確にしていないのだ。そんな政府の権力者が口にする「守る」って言葉をおいそれと真に受けることが出来るか.ちょっと素直にはなれへんで。
 資本主義社会ていうのは.資本家がさらなる経済的な金儲けを目論んで よその国を支配しようとするのが本質や。今ではその支配のため.武力に打ってでることはそう簡単にはできへん。けど状況によってはいつ何時.武力に訴えるかもしれん危険性も常に持っているんや。大国に強力な軍隊がある限りその可能性は否定できんのや。つまるところ.日本の軍隊は「守るため」であることも「国のため」であることも.非常に疑わしいということになる。第一の使命いうのは.資本家.大金持ちの財産やその身を守ることにあるんや。憲法では「国民の財産権はこれを侵してはならない」ってことが書かれとるが.この国は庶民の財産なんてちゃんと守られるような仕組みになっていないんや……。警察.あるいは軍隊の起こりというのは.古代ギリシャの奴隷社会に遡る。財産の私的所有が現れ.奴隷を抱えた裕福な貴族を 奴隷の反乱から守るための組織としてつくられたんや。つまり.より金持ちを.資本家を守ることがなによりの使命になっているってことや。庶民.労働者のことなんてのは二の次なんや。政治家や高級官僚からしてウソついて国民を騙してばかりいるんやから.庶民のわしらからすればたまらんわ。政治の実権を握る自民党は戦後.半世紀ちかくにもわたって国民を騙し続けてきてる。議員達も権力の中枢にいるその地位を利用して.金儲けのさまざまな悪事を働いてきとる。ええ加減にこの党の本質を国民のすべてが見抜かなアカン。  - 『青木雄二のジュニアのための『ゼニ学』講座3』ゼニの魔力に負けん知恵 / 青木雄二著 / 汐文社 ¥1400(税別)より抜粋 -

[104] 【舛添知事「釣られて笑った」女性都議へのヤジを批判】→ http://www.asahi.com/articles/ASG6N5J9GG6NUTIL03N.html?iref=comtop_6_02 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/06/20-21:57)
【舛添知事「釣られて笑った」女性都議へのヤジを批判】
 エリートの道を上りつめ.権力を握った者は.結局は己の権力を最大限に行使することによって私服を肥やし.公私混同の享楽の世界に足を踏み入れてしまうことも少なくありません。それもこれも、悪事が発覚することもなく.右肩上がりの成長を続けていれば 我が世の春は永遠に続いていたかも知れません。「見つからなければすべて許される」と言う一種.詐欺まがいの悪事は.規模の大小はあれ.社会の至る所で日常茶飯事に行われています。金持ちになりさえすればすべてが許される……。身近なところでも、こすっからい計算をしている人間もいるわけです。人間と言うものは.イメージにあてはめて「この人はこう言う人」と相手をみてしまいがちです。しかし.実態がかけ離れている人は少なくないのです。 不祥事が発覚し.隠されていた内情にいざメスを入れてみると.己の利益しか考えていない欲まみれのガリガリ亡者達ばかりでした。外務省の官僚イコール.超難関の試験に合格したエリート中のエリートと見られていたいたものも.赴任先の外地では部下やまわりの人達に「閣下」と呼ばせて悦には入っていたり.愛人と豪遊なんてまだかわいいものです。大蔵官僚と言えば.東大法学部卒.国家の中枢を担う頭脳明晰な超エリートというイメージがありますが.実際は公私混同の接待付けに甘んじる毎日。かつては.ノーパンしゃぶしゃぶで若い姉ちゃんの股間ににやけていたアホ達です。官僚だの.政治家だの大企業の会社役員といった肩書きからイメージされる人物像は.裏切られる場合がほとんどなのです。つまり.世間一般的なイメージなどと言うものは.まったくあてにならない。己の眼力.洞察緑以外は信じたらアカンということなのです。 -『 青木雄二の どついたれッ』青木雄二著 / 講談社 ¥1200(税別)より抜粋 - 

[103] 【 5歳児から義務教育 文科省方針、小中一貫校を制度化 】→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140604-00000087-san-pol 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/06/06-03:09)
【 5歳児から義務教育 文科省方針、小中一貫校を制度化 】
 小学校に入学した昭和二七年は.田舎の学校でしたが.振り返ってみると自由な雰囲気があり.のびのびしたものでした。特に若い臼井義輝先生の思い出が強く残っています。四年生から六年生まで担任してもらった先生で、教員になって四.五年目と違うでしょうか。丁度自分の教え方に自信が持てる時期になっていたのでしょう。いい先生でしたね。先生の授業は変わっていました。「この漢字の意味がわかりません」と聞くと「字引をひけ」と言うだけで.自分で調べるしかない。ホームルームの時間もユニークでした。先生が色んなテーマを与え.それをもとに子供らがワイワイ討論します。現在こそ.みんなで是非考えてほしい問題です。当時の僕らの討論が.討論というものの原点だと思います……。臼井先生が言った言葉が強く印象に残ってる。それはこんな内容でした。「今は資本主義の社会。そうした矛盾を解決することは難しい」と。世の中はいつまでも同じ状態で続くと思っているのが子供でしょう。しかし.今の世の中は様々な問題や矛盾を抱えていると言うことです。社会の仕組みなど何も知らなかった子供の僕には.頭をガーンと打たれたようなショックでした。つまりそれは.こういうことだと思います。今.存在する社会は.世界中で資本主義社会と共産主義社会の二つだけであって.自由民主党という政党は.資本主義を擁護する政党で.文部省も自由民主党に牛耳られていて.子供は資本主義体制の中で教育を受けています。しかし.今の大人達は.全くこのことを理解していません。自由民主党とは政党名の屋号であって.自由や民主主義とはまったく関係がありません。むしろ目眩ましの役目をしているのです。また新進党も新党さきがけも屋号ですから.新進主義もさきがけ主義もこの地球上には存在しないのです。両者も自由民主党と同じく.資本主義体勢を擁護する政党であるということを.きちんと教育する必要があると思うのです。
 また.僕らの周囲には自然があふれていて.臼井先生にはその自然とどのように付き合うかも教えてもらった。修学旅行でも.行く前に見学するところを子供達に詳しく調べさせ.未だ見ぬ目的地を頭の中で想像させて.実際に見た時とどう違っていたかを鋭く観察する力を身につけさせようとされていたのでしょう。こうして子供時代を振り返ると.今の子供らのように.知識を詰め込んだだけでは社会を生きていけないことが.現代社会でひしひしと我々に迫ってくるように思えます。 -『人生道』青木雄二著(徳間文庫¥457税別)より抜粋 -

[102] 【 首相、憲法解釈変更に意欲 集団的自衛権行使容認へ 】→ http://www.asahi.com/articles/ASG5H4K42G5HUTFK00L.html?iref=comtop_6_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/05/15-23:43)
【 首相、憲法解釈変更に意欲 集団的自衛権行使容認へ 】
 
 現在の日本の政治は.己の保身と私服を肥やすことしか考えていないヤミ献金まみれの政治家と.エリート意識で目がくもり.現実がまったく見えていない霞ヶ関の高級官僚によって動かされている非常に危険な状況にあるといってもいいでしょう。自分達の利益誘導しか頭にない政治家.官僚達にとっては国民の苦しみ.痛みなどどうでもいいことなのです。さらに事態を悪化させているのは.官僚達の出世欲です。便所虫と権力者は上へ上へと登りたがるといいますが.官僚はひらめ族.目が上にしかついていない。上に上がることしか見ていないのです。つまり日本という国の中枢にいて.実権を握っている人達は国民のことをカネを吸い上げるためのものくらいにしか考えていないのです。
 誰の言葉か忘れましたが「無知は罪である」というのは的を射ております。モノを知らないばかりに様々なだましに遭い.奈落の底まで落ちてしまう例はいくらでもあります。無知でおとなしい人間は.徹底的にカモにされます。今の日本.多くの人達の収入はジリ貧状態の一方で.税金は上がり.銀行の預金利息はゼロに等しい。政府の「経済政策」は無策に等しいのに.それでもノーテンキ首相の支持率はそれなりにあるのですから.日本人とは不思議な国民であります……。話しは古くなりますが.大正になると不況で困窮を余儀なくされた大衆が.焼き討ちや米騒動を起こしました。昭和の時代にも学生や一般大衆がことあるごとに.方々でお上に向かってはっきり「NO」と宣言してパワーをはじけさせておりました。それが最近.これだけ踏んだり蹴ったりされておるのに.まるでふぬけのように生きる人間が多いような気がするのは.僕だけでしょうか。だからといって.別に「暴動」を進める気はないけれど.いわゆる「世論の爆発」というヤツはあっても良いと思うのです。お上に反発するアナーキーなエネルギーをもっと持たんかいと言いたいのです。「知恵とチンポはこの世で使え」と言いまっしゃろ。自分を見失わんようにしっかり生きていくためには.知恵を磨き.したたかでアナーキーな精神が必要です。国や会社や周りに期待ばかりすると.必ず裏切られて泣きをみることになります。こんな国のどこに期待ができますか。国なんかあてにしてたら大ケガするだけです。自分のことは自分で守る。あくまで「自分」を貫く。そんな生き方をしなければいかんのです。 - 『 青木雄二の どついたれッ(ガケっぷち人生脱出講座)』青木雄二著 / 講談社 ¥1200(税別)より抜粋 -

[101] 【 3Dプリンター容疑者、散弾銃許可申請 火薬入手図る? 】→ http://www.asahi.com/articles/ASG5B7DWRG5BULOB014.html 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/05/11-11:01)
【 3Dプリンター容疑者、散弾銃許可申請 火薬入手図る? 】

 資本主義が発達してくると.現場で物を仕入れ.現金を支払うというやり方はしなくなる。減ってくる。「モノ」やなくて情報が売買されるようになるで。今はもう.コンピュータで商品を注文し.コンピュータでその代金を振り込む.というやり方や。これは信用を前提とした取引や。信用取引きいうんは便利かも知れん。けど目の前に金を見ることができないんやから不安やで。実際.事故もあるし怖いもんや。これは注意せないかん落とし穴や。マネーゲームとかいう人もいるようやけど.まさにお金をお金と思わんようなゲームのようやで。コンピュータで出し入れしとるとそんな感覚なんかのうなるのやろな。
 パソコン.インターネット……。今の世の中は 小さな機器が一つあれば.世界中のあらゆる情報が家に居ながらにして手に入る時代や。また自分のメッセージを日本中に.世界中に流すこともできる。このインターネットを悪用して.一般では手に入りにくい物を利用する傾向が強いようやな。誰もが手に入りやすけりゃ「価値」もないっていうことや。今の若者は機械中心の生活を送るようになっとるから特に要注意やで。インターネットを使った犯罪は.これからもいろんな手口が考えだされ.増えていくんやないやろか。文明の新たな機器が開発されるたび.それに応じた新しい手口の犯罪も発生する。これは歴史が語る世の常や。イヤな社会だがこれが現実や。君らはよくよく注意して扱うようにしないとアカンで。 -『青木雄二のジュニアのための『ゼニ学』講座2』ゼニの嘘に騙されたらアカン / 青木雄二著 / 汐文社 ¥1400(税別)より抜粋 -

[100] ・当初予算、3年ぶり年度内成立 一般会計総額95兆円超 → http://www.asahi.com/articles/ASG3N3WFYG3NUTFK002.html?iref=comtop_list_pol_n05 ・雨の野音、4千人が「解釈改憲を許すな」→ http://www.asahi.com/articles/ASG3N5H4WG3NUTIL02N.html 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/03/21-09:12)
 資本主義のこの国にはウソと騙しが満ち満ちていると思っていい。それも一度騙すだけで終わりやない。二度も三度も騙すんやからな。庶民を騙すのが政治というもんなんか。そんなやつらにこの国の政治を任せといて社会が良くなるなんていうことはありえないで。ま.選挙するたびそういうやつらに一票投票する国民が多い訳やから.自業自得といえなくない面もあるけどな。けど.今.政治握っとる自民党にしても選挙の得票数いうたら過半数は割っとるわけで.国民の半分以上には信頼されとらんのやけどな。それにしても君らはもっと賢くならにゃいかん。赤字で火の車の政府は.自分達の責任は棚上げにして.大不況の今.国民からはもっと搾り取ろうって魂胆やからな。そんな汚い話しがあるもんか。
 そもそもの問題は.この国の政府=自民党が誰のための政治をしとるのかってことや。国の予算いうのは労働者.国民から集めた税金を基金にして成り立っているが.それがどのように使われているのかを見れば.明々白々になる。今の政府は資本家.大企業に至れり尽くせりの予算を組んでるんや。予算配分で他に大きいのは軍事費.次いで警察関係費やな。軍事費言うのは.自衛隊の費用のことや。憲法じゃ軍隊はもてないことになっとるから.政府は軍隊とはいわんが.世界の常識では自衛隊は軍隊や。この軍隊における予算は圧倒的や。二十万人.三十万人の隊員を雇い.膨大な施設.設備を維持し.武器.弾薬から軍艦.戦闘機.戦車等々を所有するんやから当然のことや。ただ問題は.やはりそれが誰のためにあるのかということや。 - 『青木雄二のジュニアのための『ゼニ学』講座3』ゼニの魔力に負けん知恵 / 青木雄二著 / 汐文社 ¥1400(税別)より抜粋 -

[99] ・ウクライナ「休戦」合意後も戦闘 死者少なくとも十数人 → http://www.asahi.com/articles/ASG2N5W74G2NUHBI023.html?iref=comtop_photo            ・ベネズエラでデモ頻発、1週間で6人死亡 物不足に抗議 → http://www.asahi.com/articles/ASG2N43JCG2NUHBI00T.html?i 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (14/02/21-00:17)
 ボクは何回も言うけど.神はおらんということからスタートせんとだめやと思いますわ。まず人間ありきなわけです。神が人間を創ったんじゃなくて.人間が神を創ったのです。そこをはっきり言わんとだめですわ。神が偉大なのではなく.人間が偉大なのです。ところが我々が子供の時は唯物論という考えを教えてもらえないもんですから.日本国民のどんな貧乏人であろうと その道徳に素直にうなずいてしまうんやな。全部が全部そのレベルやからどうしようもないんですわ。これが日本人の低知識の社会観ですね。貧乏人がどうしたら生きていけるかとなると.残された方法は革命しかないわけですわ。革命が起きたら.法律はご破産になってしまう。革命後は新しい法律になりよるからね。革命となったら全部が変わるわけですから……。一番困るのは誰かと言うと.まずは支配者。そして自由民主党やろ。

 資本主義である限りダメ。資本主義の中では行き詰まりますわ。いうことは.社会主義目指さなしようがないわけですわ諸悪の根源ですから……。共産主義の方が人間の個性を尊重する主義になっとることを.はき違えているんよ.みんな。資本主義の方が人間の個性をつぶしてる。資本主義の都合で画一的な労働者に育て上げようとするからね.ほんまやで。資本主義は我欲の象徴やとワシはこう分析したんや。それでも人間というのは.少しづつでも良くなっていこうとしますから.いずれは共産主義になっていくと思いまっせ。例えば子供が成長するときに寒さから守ってくれる服があります。肉体は成長していくけど.服がいつまでたっても同じものであれば.そのまま着せられておる古い服が肉体に対して窮屈になってくるんですな。これは自分から小さくなった服を脱ぎ捨てざるを得んということを言うとるわけですわ。日本国民の労働者は.生産関係がわからんから考え方が遅れとるわけですわ。おのれの手でこの衣服を取り除かんと なんぼ便利になったところでいつまでたっても生活は良くならないということです。労働者が一気に「この服.小さいから脱ぎ捨てよう」ということになった時は革命でしょうな。 -『 ナニワ革命道 』青木雄二×竹内義和共著 / 徳間書店¥1300 (税別)より抜粋 -

|<< 6 7 8 9 10 11 12 13 >>|
記事No 編集キー
©K-GuestBook 帰宅する部活