ナニワ金融道場・意見交換BBS

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[158] 【トランプ大統領が就任 団結訴え「共に米国を偉大に」】→ http://www.asahi.com/articles/ASK1M7RDKK1MUHBI03Z.html?iref=comtop_8_02 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (17/01/21-20:19)
資本主義社会というのは.建前上は競争社会や。実力がないやつは置いていかれるということになっとる。これは一見.合理主義的なものの考え方で大変結構な話やと思われるのやけど.なんでもかんでも合理主義で通すのは.はなはだ危険なことなんやで。その一番いい例が.今のアメリカや。あいつらは完全に物を作ることを忘れとる.というより放棄しとると言った方が正確かも知れん。経済というのは物を作って何ぼの話しや。多分.あいつらは日本と旧西ドイツとの経済戦争でコテンパンにやられてしまったのでおかしくなったのかも知れんな……。アメリカはもう腐っています。法律と.現実にはありえない市場ルールでマネーゲームに狂奔しとる。特に冷戦終結後.唯一の超大国アメリカは益々その徹底した合理主義.愛国心の発揚.理性への異常なまでの信奉といった傾向がひどくなり.ヨーロッパの連中も「ちょっと危ないんちゃうか」と思って心配そうに顔色をうかがっている状況やろ。日本と欧州が協力してアメリカを説得すればいいのに.残念ながら日本はアメリカの言いなりになっとるだけや。人類学者の今西錦司は.現代社会のように高度に進歩した機械文明の中で.人間が果たしてそれについていけるかどうか。もしもついていけないような事態になれば.いくら企業として前進しようとしても.それに適応できない人間が出てくるのではないか。そうなるとそうした人間は切り捨てられるほかはないと.三十年以上も前に予言しておられます。そして今「高度文明社会」に適応できない人間の数が恐ろしいほどに増えているのであります。これも合理主義に走りすぎたための悲劇なのであります。 - 『僕が最後に言い残したかったこと』青木雄二著 / 小学館 / ¥1300税別より抜粋 -

[157] 【 文科省、事務次官ら7人懲戒処分へ 天下りあっせん問題 】→ http://www.asahi.com/articles/ASK1M72QJK1MUTIL04D.html?iref=comtop_8_02 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (17/01/20-15:35)
文部科学省というのは.百パーセント資本主義の出先機関だと僕は思っている。自由民主党と結託し.資本主義体制のもとでせっせと働く従順な人間をつくりだすことに.精を出す機関。それが文部科学省というわけです。「少年よ大志を抱け」という言葉がある。子供たちがこの資本主義のもとで大志を抱くということは.ある目的のために汗水流して努力することをさす。たとえ一介の労働者になっても.大きな志はかならずかなう。だから働けと洗脳しているわけ。でも.本当は大志を成就する手段を探すことのほうが大切なんです。この社会の善意を信じて漠然と働いていても.絶対大志は成就しない。具体的な手段を探し出し.その道で努力することの方が現実味があります。何故なら大志は観念であり.手段は実在だからであります。今の若者はその手段をさがすのがヘタだ。可能性が少ないとなると.すぐにあきらめる。それでは資本主義の思うツボ。たとえ人からどう言われても.着実に自分が成功する具体的な手段を探り当てることこそ.この社会で搾取されずに生きていく道であります。おなじように「労働は美徳」という言葉にも.騙されたらあきません。金持ちというものは働かずして儲けます。つまり.労働は美徳なんて.資本家と資本主義国家がつくりだしたプロパガンダ(宣伝)にすぎない。結局.資本家の蓄財に協力することになるだけであります。文部科学省も学校も.そういうふうに文句をいわずに働く人間ばかりつくる教育をしている。ところで元々.そういういかがわしい機関である文部科学省が.ここにきていよいよいかがわしさを増している。例のサッカーくじtotoの胴元が文部科学省です。学校ではギャンブルなんかやったらあかんと教えてるやろ。その文部科学省が.博打の胴元をやっているわけでして.どうかしているというしかない。あがった利益は.やれスポーツの振興に当てるだの.青少年の教育育成に使うだのいっているが.早い話がゼニが欲しい.予算配分の権限が欲しいというだけのことであります。もちろん文部科学省はサッカーくじを直接運営するわけではない。外郭団体の中にスポーツ振興投票部をつくって運営をやらせている。これがまた文部官僚にとっておいしい話しなわけ。なにしろここの理事やら役員やらに天下れば.退職金やら年金やら.またぞろ国民の血税をかすめとることができるからであります……。官僚達のていたらくを見れば.わかるでしょう。学歴がある人間が.立派な人物だという考えは改めるべきです。ペーパーテストができるだけでは言うまでもないことですが.実社会ではなんの役にも立ちません。まあ.学歴にこだわるような会社にはもともと将来性がないんだから.同じように学歴を鼻に掛けるような人間は.ロクな人間がおらんから.相手にしない方がいいでしょう。大切なのはその人間そのものなのです。 -『 青木雄二の イテこましタレッ 』青木雄二著 / 講談社 ¥1200(税別)より抜粋 -

[156] 【ハチ公前、路上喫煙が後絶たず 清掃員の面前でポイ捨て】→ http://digital.asahi.com/articles/ASK166HHHK16UTIL05H.html?rm=571 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (17/01/11-17:43)
僕は.今の日本が.はなはだ想像力の欠落した社会になってしまったと.予々観察している。想像力というのは.人間が生きていくうえで.非情に重要な能力である。人間を人間たらしめている能力だといっても過言ではない。想像力があるからこそ.人間は未来の幸福に向かって努力出来るのである。ところが.今の学校教育では想像力がまるで養われない。むしろ想像力をそぎ落とすように教育しているとしか思えない。そもそも将来に対する希望が.どこの大学に入れるか……。というレベルでしか.はかられていない。これでは想像力が培われるはずがない。人間が生きていくというのは.そんな単純なレッテルだけの問題ではないはずであります。将来どういう生き方がしたいのか。どういう世界観.人生観を持って生きていくのか。人に優しく生きるのか.厳しく生きるのか。今の世の中を肯定して生きていくのか.批判して改革していくのか.どうしたら自分はよりよく生きられるのか。どうしたら.もっと世界はもっとよく出来るのか。こういうことを考えるのが.想像力であると僕は思う。こういう能力は大人になって突然.身に付けられるものではない。子供の頃から.少しづつ訓練していかないと.自分の将来とか.世の中の未来とか.なかなかおいそれと考えつくものやない……。ところが今の教育はどうや。教育なんていうのは.だいたいが世の中の縮図である。世の中全体に想像力が欠如してしまっているから.教育も貧困にならざるを得ないのや。想像力の欠如した中学生は.人を殺したらどうなるのかが.まったく想像できていない。道徳とか.倫理とか.そういう問題以前である。そんなことさえ想像できない貧困な精神は.やはり貧困な社会を土壌として育ったのであろう。まったくもって.情けない世の中になってしまったもんや。精神的な豊かさを享受したければ.誰もが平等に豊かさを味わえる世の中に作りかえていくべきである。 -『ゼニの幸福論』青木雄二著(角川春樹事務所¥1200税別)より抜粋 -

[155] 謹賀新年 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (17/01/01-06:16)
旧年中も『ナニワ金融道場』御世話になり大変有り難う御座居ました。本年も何卒どうぞよろしくお願い致します。

[154] 【 「数の力」強気の自民 維新と接近、公明押し切る カジノ法案  】→  http://digital.asahi.com/articles/DA3S12688098.html?rm=150 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/12/04-03:22)
ゼニがあれば.人間は色々な欲望を実現する事が出来る。反対にゼニがなければ.人間はたちまち食うにも困って誇りを失い.借金に走り.疲労困憊したあげく.ついには罪を犯したり.死を選んでしまうこともある。これはすべて.ゼニが神のような働きをすると勘違いすることから起こっているのや。これをマルクスは「物神性」という言葉で説明した。ゼニの価値と言うものは.ほんまは存在しないのに.まるで存在するかのように見せかけて.寄付金やお布施をしこたまふんだくる「神」と同じような性格をもっているというのや。つまり資本家は全知全能の「神」に近づこうとしてゼニをたくさん集め.労働者は「神」にはほど遠いから.自分の身体を売るしかないということやね。そうはいっても.今の日本が資本主義社会である以上.僕らはゼニを稼いで生きるしかない……。となると.いかに楽してゼニを稼げるかということが問題になる。大抵のやつは.まずギャンブルを思い浮かべるやろう。まあ人が地道に働いているのに.官僚どもが汚職したり天下りして.甘い汁を吸っとるのをみたら.誰でもやる気が失せるわ。ところが.このギャンブルが.資本主義の最初の落とし穴や。競馬でも.競輪でも.競艇でも.博打はみんな胴元が儲かることになっている。パチンコもそうや。パチンコで生活しているとかいうても.パチンコで家を建てたやつはひとりもおらんやろ。日本の学校は受験のための勉強や。つまらん処世術は教えても.ゼニの怖さや落とし穴は教えない。そやからいい大人になっても.悪いヤツにころりと騙されて.虎の子のゼニを失ってしまうやつが後を絶たない。だいたいはっきりいうて.才能がないのに人より稼ごうと思うことに無理がある。ボクにはたまたま絵の才能があって.それなりに苦労も努力もしたから儲かっただけや。ただ.才能のない人間でも.これ以上損をするような下手を打たん方法はある。それが第一には.いつものように資本主義や宗教にだまされんことや。これが基本やね。ゼニの意味やゼニ儲けのスタンスを学んで.自分のゼニは自分が守り.また増やすしかない。本来やったら.こういう社会的に重要なことは学校で教えるべきやのに.文部省は相変わらず.そういう事実を教育に盛り込もうとしない。こんな今こそ.われわれはゼニと世の中の仕組みについての知恵をつけなあかん。 -『ナニワ金融道 なんでもゼニ儲けや』青木雄二著 / 講談社 ¥1400(税別)より抜粋-  ボクも若い頃にはパチンコにはまっていた。パチンコに限らず.あらゆるギャンブルは収支決算したら絶対儲からないように出来ている。ギャンブルでは所詮.勝てんもんだし.勝てんかったらやっぱり後味が悪いもの。不況になるとなぜかギャンブルが流行る。みんな一攫千金を狙うからでしょう。しかし.そこが胴元のおもうツボ。貧乏人ほど一発当てたれ.みたいに考える。ギャンブルは結局.国に金を払っているということになる。こういうことをやれば.貧乏人は食い付いてくるということをお上は知ってるわけや。サッカーくじ.totoにしてもそう。ただ税金巻き上げるより.ギャンブルを通したほうが.国民は簡単にカネを出すだろう.と読んでるわけやな。タコ部屋のオイチョカブやちんちろりんとなんら変わりません。早い話が本業で一生懸命働いて実入りがよくなれば.ギャンブルなんてアホらしうてやる気がしません。ギャンブルでいい目を見るのは国や胴元.天下り先を確保している役人だけ。ギャンブルにはまってる貧乏人は.そんな連中を喜ばせるために.大切な時間とカネを費やしているようなもんです。-『 青木雄二の イテこましタレッ 』青木雄二著 / 講談社 ¥1200(税別)より抜粋 -

[153] 【 亡命キューバ人「悪魔死んだ」カストロ氏死去に歓喜 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJCW3ST6JCWUHBI00C.html 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/11/29-16:49)
わしはマルクスのように過去の歴史に照らし合わせて理論を構築する。ほならどうしたらいいか、国民が立ち上がることや。ところがそうはなりまへんな。なぜか 。その元凶は文部省にあるとわしは見とる。文部省が国民を洗脳して.本質を見抜けんとろい国民にしてしもうたんや。レーニンの言葉で言うと.要するに「群盲」ですな。どういう意味か教せたる。目の見えない人が象の足を触ったら「丸太みたいな生き物ですね」と言うたんや。鼻を触った人は「ロープみたいな生き物ですね」と言うた。つまり部分についてはどれも正しい。しかし全体については間違った意見やということなんや。どや!これが文部省に洗脳された日本国民のまぎれもない姿や。結局.この国を牛耳る「資本主義擁護党」の政治家は.いかにいかがわしい存在かということでもあるのや。つまり「資本主義擁護党」のままの体制なんや。これでは親分一人がガンバローとしても.子分に足を引っ張られるのは当たり前でんがな。わしは子供の頃からガキ大将を張ってきたから.この理屈はようわかるのや。わしが指導者だったら.まずこういう幹部連中のクビを全部切りまんな。ほんで今まで正義を唱えたが故に窓際に追いやられ.虐げられていた優秀な人間を抜擢しまんがな。清水の次郎長と一緒でね。親分の脇を固める強固な体制を作らなあかんということなんや。それはものすごい荒療治かもしれん。けど.指導者がそれくらい過激なことをせんことには.この国の体制は変わらん。永久に「資本主義擁護党」は葬り去れんということでんがな……。漫画家を卒業して今.わしは神戸に住んでいます。悠々自適の生活をしてまんがな。神戸に住みだしたのは.緑の多い空気の綺麗なところで暮らしたいと思うたからなんや。最終的に人間というのは.綺麗な空気や水.緑の多い風景を求めるようになる生き物なんや。そうわしは思いまんな……。労働から解放されて.早半年になりまんな。働きもせんとボケッとしとったら頭がアホになる.と読者は思うやろ。違う!それは凡人の考えることであってね。わしくらいになると逆に益々.脳を使うようになりましたな。「労働は美徳」というのは.そう言わんと労働者が働く意欲をなくし.資本主義が崩壊するからであってね。結局.資本家どもの洗脳に過ぎん。古代ギリシャの市民は働かないで遊ぶことの方が善である.という考え方があったぐらいなんや。肉体を酷使して「何時何分までにこの仕事をこなさなあかん」とあくせく働いとる生活の方が.ものごとの本質をじっくり考えるゆとりが持てないことは.ちょっと考えたら誰でも解ることでんがな。 -『ナニワ錬金術 唯物論』青木雄二著(徳間書店¥1200税別)より抜粋 -

[152] 【トランプ氏が当選確実 米大統領選、クリントン氏を破る 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJC9323DJC9UHBI01F.html?iref=comtop_8_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/11/09-18:49)
僕の元に日に何通も手紙やら葉書が届くわけでありますが「青木先生.日本は国の赤字が千兆円もあるけれど.テレビで政治家が「個人資産が千四百兆円あるから大丈夫」と言っていました。だから国は破産しませんよね」と。これ君.ほんまに理解しとんのか……。あれはつまり「国が破産しても.個人から没収すればええのや」と言い換えていることと違うんかい。なんで国が僕らの金のことをとやかく言えるのか。僕やったら.そのテレビ局に電話して.その政治家をまず怒るけどな……。しかしながら.そんな国の経済がジリ貧になるのは目に見えております。よって諸外国は輸出をしなくなり.景気が悪くなる。当然のように日本は信用されなくなるから.国債は下がる。さすれば金利は上がり.インフレに歯止めが利かないハイパーインフレになる。その時初めて国の借金はチャラになり.つまり日本国民は個人資産をチャラにすることで.国家を救うという大事業を成し遂げることになるのでありましょう。僕がこうやってチャラチャラと書いていることを「馬鹿馬鹿しい」と吐き捨てるサラリーマンがおっても.僕は一向に構いません。しかし.一言そういう人間に言いたいのは.では過去の歴史的不幸で.茶番でなかった惨事などあるのか.ということですな。ヒトラー率いるナチス政権の台頭しかり.原爆投下しかり.オウム真理教しかり。もっと言うたろか。徳政令しかり.農地改革しかり.戦後すぐのハイパーインフレしかり.当時の人間はみんな「信じられんことや」と言いながら.起きてしまったことを振り返ったんと違いますか。こういう経済状態.危機に陥ったのは.世界で例がないことではないのです。いや.むしろ多くの国が危機に陥り.その都度再生してきました。ではその再生のカギはなんであったかというと「しかるべき人間が責任を取る」ということに尽きるのや。ところが.何しろ日本にはこの責任の所在意識がどこにもないどころか.下手したらキミら自身に回したろと手ぐすね引いとんのがいるからなぁ……。さ.ここまでやられたら.もうええやろ。現金持っておっても意味ないぞ。株もキツイ.競馬もアカン。そしたら自分にでも自分の子供にでも.あるいは赤の他人にでも投資しといた方がよっぽど確実やで。生きているうちの才能は磨けば無尽蔵。目減りせんよってに。 -『銭道 さすらい編』青木雄二著(小学館¥1200税別)より抜粋 -

[151] 【「土人」発言、警官ねぎらう 知事「たたくと落ち込む」】→ http://www.asahi.com/articles/ASJBN3JF4JBNPTIL00F.html  名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/10/25-07:31)
口は自分から開いてはいけない。そんな時があるとすれば.ものを食べる時だけだ。こっちが黙っていれば相手から話しかけてくるだろう。相手の言葉で何を考えているか.どんな性質の人間なのかがわかる。その本心がつかめれば.自分はどういう出方をすればいいか作戦が立てられるのである。言葉というのは怖い。一度外に出してしまうと.もう引っ込めることは出来ないのだ。「相手の声を録音したり写真に残すことで動かぬ証拠を残す」……。帝国金融にエリート刑事の都沢が.3カ月の期限付きという見習社員で入ってきた。ある時.灰原達は法律をあえて犯し.裁判所をだまして手形の支払い停止の仮処分を出させたことがある。その「悪の醍醐味」に.いつしか都沢も引きずり込まれ.あきらかに灰原達との共犯行為を口にする。そのたびに灰原は.ポケットにしのばせたテープレコーダーのスイッチを入れ.最後にこう話しかけた。「ところで都沢君.今日は平成何年の何月何日だったっけ」これで警察官である都沢の違法行為がはっきりと証明されたことになるのだ。灰原にしっかりと取られたこの言質のおかげで.都沢は今後も灰原に弱みをにぎられ続けることになるのである。ビジネスなどの商談にしても.まず相手の意志をはっきりと明文化して文書やメモ書きに残すだけでも.効力を発揮する。「言った」「言わない」などの口約束だけでは.後で相手がとぼけてしまえば.こちらは為す術もなく泣き寝入りということにもなりかねない。証拠や言質をはっきりと取ることは.相手の動きをがっちりとおさえこむためにも.とても大切なこと。だから絶対におろそかにしてはいけないものだ。 -『 ナニワ金融道 天下大乱 こんなにも凄まじい時代を生き抜く23のヒント 』青木雄二著 / 講談社 ¥1200(税別)より抜粋 -

[150] 【 首相の呼びかけで自民議員が起立・拍手 衆院議長は注意 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ9V5K7MJ9VUTFK012.html?iref=comtop_8_04 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/09/26-23:41)
個人主義が高度に達すると理解に苦しむ事件が頻発してきます。戦時中の軍事教練の下では.前述のような事件は一件も起きていませんから全体主義の復活を願う人々が増えるのも無理からぬことであります。しかし全体主義が広島.長崎をあわせて30万人の非戦闘員を原子爆弾による死に至らしめたのも事実であります。結局.個人主義も全体主義も資本主義社会の中の欠陥の産物であり.この問題の解決は資本主義の枠内では不可能ということであります。結局は.自民党を中心とする政・官の癒着構造に問題があるに違いない。自民党の意向に従うだけの官僚やそのOBがおいしい思いをしておるわけや。不況で荒んだ社会は強い指導者を求め全体主義に向かうのが世の常や。第一次大戦後のドイツがええ例や。あの時は敗戦後の賠償の負担で超インフレが起こったが.その時に現れたのがヒットラーやった。同じ事が日本でも起こらないとも限らんやろう……。日本人は権威に弱い国民性を持っておる。そのせいやろう。たいそうな肩書きを持った人間ほど高潔な人格の持ち主のように考えられがちや。しかし実際のところはまるで違っとる。逆にエラい人間ほど性格が歪んでいて欲深いものや。そのことは自民党の政治家を見れば一目瞭然やろう。国民のことなんぞハナから眼中になく.私服を肥やすことに大わらわで責任感なんてどこを探しても見当たらんという人間ばかりやないか。もちろん.政治家以外でも同じようなケースは枚挙にいとまがないわ。同じ事は企業にもあてはまる。エラくなればなるほど平気で嘘をつくようになっておる。日本の社会では.嘘が上手で往生際の悪い人間が出世するようになっとるのかもしらん。残念やが今の資本主義の社会では正直者ほどバカを見るというこっちゃ。- ナニワ金融道『たたかなアカン』下 社会編/ 青木雄二著 / 講談社 ¥762(税別)より抜粋 -

[149] 【 富山市議会議長、議員辞職の意向 政活費不正受け9人目 】→  http://digital.asahi.com/articles/ASJ9M6D48J9MPTIL00T.html?rm=369 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/09/20-07:53)
「日本の行政はホンマ腐っとるなあ」日本は「公務員はえらい」という錯覚のもと.悪い平和をずっと続けてきたように思えてなりません……。役人天国日本。公務員というのはラクな仕事や。公務員として就職出来れば.もう幸福一直線いうてもええやろ。財務省の高級官僚や日銀の行員にでもなってみいや。高級料亭でも接待ゴルフでも行き放題やないか。ときたま.官僚の度を超えた接待が発覚したりするけど.それは氷山のほんの一角であって.同じようなことは日常茶飯事で行われているに決まっとる。ワシも実は若い頃.公務員やった。今.思ても.あれは楽やったなあ。何が一番ラクやというて.タイムカードがなかったいうのがラクやった。出勤簿にハンコつけばいいだけの話し。それに.公務員はそもそも仕事の量が少ない。極論をいえば.急ぎの仕事なんかひとつもない。喫茶店のボーイやコピー機のセールスマンが汗水してる仕事に比べたらず〜っと暇なんは確かやろ。さらに公務員はボーナスが年に四回も出る。市役所や町役場なんかでは「一時金」なんていう名目で.実質的なボーナスを支給しているところがあるんや。カラ出張やらなんやらと.いろんな名目でゼニをストックしておいて.それを自分達の飲み食いに充てるなんて裏技もあったな。数えたらキリがない。どや.公務員はホンマ腹が立つほど幸福でっしゃろ。 -『青木雄二の速学世直し道』青木雄二著/ メディアファクトリー ¥950(税別)より抜粋 -

[148] 【「蓮の花を支えるレンコンに」 民進・野田幹事長とは? 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ9J535NJ9JUTFK00P.html?iref=comtop_list_pol_n01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/09/17-06:43)
結局.資本主義の社会では.どっかに働きに行かんことには生きていかれないわけですわ。そういう意味で言えばサラリーマンだって労働者なんやわな。企業は自民党でええかもしらんけど.そこで働いとる労働者は.労働者階級の代表を国会に送りこまんとあかんわな。そうせんと.いつまでたっても生活はよくならへんと思うんですわ。今の資本主義を変えん限り.労働者の生活がようなるわけあらへん。資本主義でもなく.社会主義でもないということは.男でも女でもない.第三の人間を作るというような.実現不可能のことのように聞こえますね。人間社会というもんは.常にらせん状に発展していくもんであって.一直線上に発展していくもんやないと過去の歴史が証明しています……。それはそうと.もともと菅さんは市川房枝さんとやっとんじゃないですか。僕が菅さんに言いたいのは.資本主義である限り世の中から.いじめとか差別はなくならんということ。資本主義を守りながら.そういうもんを完全になくすということができますか。僕は出来ないと思いますね。資本主義というのは会社に行っても社長.専務.部長.平社員とおりますし.裁判所でも最高裁の裁判長から.地方裁判所の裁判長や家庭裁判所の裁判長と.どこに行っても階級がありますわな。階級というもんはそもそも差別やし.それがいじめにつながるんだと思うんですわ。これは極論に聞こえるかもしれんけども.いじめをなくすには社会主義にせんことにはどうしようもないんですよ。僕は単純化したらええんやと思うんですけどね。確かに一面的に判断はできんかもしれませんな。社会主義にも欠点はあるし.資本主義にもそれなりの理屈はあるやろう。しかし.僕が言いたいのは.社会的弱者をどう扱っていくかという一点なんです。社会主義の欠点を正し.より良い社会主義を構築する。これが本当だろうと。日本が今のままの資本主義である限り.弱者は救われませんて。ただし.これはあくまでも理想に向かっての過程として捉えとるだけで.今の北朝鮮の政策を肯定しとるわけではないけどな。どっちにしろ.今の日本の社会は崩れてきてますわな。原因は何かいうたら.日本人は今までずっと「一億総中流階級」という言葉に騙されてたからだと思うんですわ。最近になってリストラや医療費みたいな庶民が苦しむ実情が表に出てきて.やっと日本の正体がわかったわけですわ。いくら政府が隠しても.日本経済が崩壊寸前いうことは.誰だって身に染みてわかるでしょう。このままいったらアルゼンチン並みになってしまうんやないですか。庶民がこんなに苦しんどるのに.お上は何も助けてはくれん。そら.人心もすさむやろ。中央集権.国家管理というシステムは.一部の特権階級組織の力を増やしてしまいよる。国の金や権力を一部で独占できるわけやからな。そうなると.国民の事よりも自分の立場や出世が気になって.私利私欲の国になっていくわけや。官僚や役人が利権の裏金で私服を肥やすなんて.そら昔からありますやろ。そもそも資本主義というのは.金を持っている奴が偉いという考え方ですからね。金さえ持っとったらある意味なんでも出来ます。人間というんは弱いもんやから.金でコロッと転んだりしよるんですわ。正直な話.役人は国民のことなんてちっとも考えていませんて。役人とか政治家にはわからんかも知れませんけど.どう考えてもこれはおかしいんと違いますか。それだけこの国が病んどるということですわ。それもこれも資本主義の悪や。今の日本はあらゆる所で行き詰まっていますわな。問題は.それをどうしていくかということ……。今.小泉総理は有事立法を急いでいるように感じますなあ。あれは果たして自分の意志なんかいと思うで。有事立法なんて.そない急ぐ必要ないでっしゃろ。どうもアメリカの言いなりになっているように思うで。日本の目はアジアやなく.常にアメリカに向いとるからね……。あまりにも問題点がありすぎよる。何をどこから手を着けて.どうしたらいいかいうことが誰もわかってないですわな。今の日本は経済もあかん.外交もあかん.教育もあかん。これはどういうことかと言うと.要するに日本の社会全体があかんいうことだと思う。もう待ったなしや。今こそ資本主義を考え直す時ちゃいますか。民主党はとりあえず日本の現状をどう思っとんのか。菅さんは政治家としてどうやって日本を変えて行こうと思ってはるんか。それが聞きたいですね。行き詰まっているからこそ.新しい価値観が要求されとるわけでっしゃろ。僕は今こそ.旧来の利権構造や集金システムを破壊し.労働者の一人一人が安心感と夢を持って生活して行ける社会を作るべきや思っとります。 -『激刊! 青木雄二「銭」青木雄二著 / 主婦と生活社 ¥667(税別)より抜粋 -

[147] 【 少年5人、殺意を否認 暴行は全員認める 埼玉16歳殺害 】→ http://digital.asahi.com/articles/DA3S12534003.html?rm=150 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/08/30-00:39)
 ここ数年.青少年による猟奇的な事件が頻発しております。どうしてこんなしょうもない事をするガキどもが増えてしまったのでしょう。自分勝手で.他者の痛みを感じることが出来ない未成熟な若者達の跋扈は.子育て.初等中等教育.さらには日本という国のありようまで含めて論じなくてはいけない大事な社会問題だと思いますのや。まず動物を虐待する子供には大きな欠落があるというのが.僕の分析であります。つまり自分らが傷つけた犬や猫が.どれほど苦痛を強いられるかという想像力が欠如しているんですわ。すべてこの想像力の欠如に起因している。言葉を換えれば.ある種の思考停止になっているのです。ここに最大の問題が潜んでいるのであります。想像力の欠如は.ではどうして起きてしまったのか……。田舎で育った子供にはすぐにはわからんかも知れませんが.自然と触れ合い.様々な経験を積み重ねるうちに.彼等は自分なりに自然の摂理を体得していくんですわ。人間が生きるために必要な殺生と.無駄な殺生の違いを骨身に染みて理解しているからです。そこにいくと都会の子供はあかんかもしれんな。自然の摂理を理解するきっかけに乏しいから。生命の大切さはなかなか実感できませんって。僕からすると「そんなこともわからんのか。いかんものはいかんのや」と言ってやればええだけの話。あるいは.この地球には食べるものがなくて餓死する子供達が何百万人もいる。こういう現実も教えないといかんでしょう。貧困というものがどれほど悲惨なものか.想像力のあるなしで捉え方は随分違ってくるはずですわ。子育てとは子供の心を育てることであり.想像力を豊にすることが「子育て」の第一歩であります。想像力というのは「心の痛み」に深く関わっておりますが.ひとりの人間として生きていく上で最小限必要な「知恵」と申しましょうか.サバイバルにおいてなくてはならん要素なのであります。親には子供がひとりで生きていくための知恵や技術を伝える義務があります。ところが.資本主義社会というのは.儲かればあとはどうなってもかまわないと.おのれの欲に走った想像力を欠いたアホですわ。こう見ていくと.想像力の後退は資本主義社会の宿命でありますのや。多数決を疑い.あらゆる権力や権威と真っ正面から向かい合わなければ.人間の想像力はどんどん失われていきます。そのことを忘れてはあきませんで。 - 青木雄二のサバイバル育児論『子育て・個育て・心育て』青木雄二著 / 講談社 ¥1048(税別)より抜粋

[146] 【 アマゾン「お坊さん便」、反発する仏教会に想定外の批判 】→ http://digital.asahi.com/articles/ASJ8B4H76J8BULFA00M.html?rm=1242 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/08/11-18:16)
「観念主義や宗教.みんな人の弱みを突いてくるだけ。唯物論の方が人間的なんや」……。戦争の元ゆうたら.民族とか宗教の問題なんでしょ。結局.唯物論か観念論やから。そういうことになります。万人皆平等言うて.おまえ人種が違う.うち来てもらったら困るいうことになるじゃないですか。そしたらこの問題.結局マルクス・エンゲルス.共産主義にするしかないっていう答えになりまっしゃろ。それが言いたかっただけなんです。「職業に関するある一青年の考察」ゆうてマルクスが16.17才で書いてますが.その時はまだマルクスも観念論ですからね。カントとかへーゲルの観念論の方へいっとったんですよ。けれど.最終的には観念論か唯物論だから.ドイツの国立大学に教授になれたけど.マルクスはなれんかった。おまえはとんでもないことを言う奴やからと……。今とそっくりやないですか.自由民主党と。わしが学校の先生しますかって.あかん危険やって。一緒ですやん。歴史いうの。かなわんもんな.こんなこと言われたら。この世に神がおると思う奴は先生になったらあかん。教師になる資格は神がおらんと言う人じゃないとあかんと思う。それやったらお寺と一緒.宗教と一緒になってしまうから.創価学会でもオウムでもあれ.全部神がおると思ってるんでっせ。これをやめさせなあかんわけだ。それを説いとるわけですわ。地方行っても嫌な顔するで.これをやられたら一番困る。宗教家いうのはもう食いぶちがなくなる。唯物論言ったら.飯食えんようになるから.そうしたらもう葬儀屋も墓石屋も困るんですわ。飯食えない。これが人類何千年と続いとるわけです。だから唯物論からいったら.宗教は一番の敵やね。それやからマルクスは「宗教を阿片や」と言うたんです。一時的に癒すだけ。で肉体は阿片打ったらボロボロになりまんがな。そうです.それでそれと資本家がグルになるんですよ。洗脳しやすいから.従うから弱い奴が.奴隷根性になるんですわ。支配しやすいがな。それはダメだってわしは反旗翻してやらなあかん言うてるんですわ。わしは墓参りなんかもしてない。死んだ親父なんて何も関係ないもん。それの方がずっと科学的ですよ。唯物論は物欲的で獣的だっていう考え方があるけど.違うんですよ。唯物論者の方が人間的なんですよ。観念論.イデアリズムとか.理想主義とか訳されるから.美しいとか慈しむとか.香しいとかなるのですが.本質的には間違った考えしとる。だから最初.原始人が唯物論じゃなくて観念論になるのは当たり前ですわ。どうしてかというと.寝ている時に人は夢を見るんですよ。夢の中で遠くへ遊びに行ったり死んだ人に会ったりするから.人間は霊魂の存在を考えたんですよ。だから今でも迷信が残ってて.迷信は観念論ですから宗教は芽生えていったんです。だから人間は人間以外の木にも川にも風にも全部.神様が.魂が宿っとると思う。これを『物活論』とかいうてアニミズムいうんですね。世界の民族もそうでっせ。墓があるでしょう。それでインディアンはインディアンの顔に似せて人形を作るし.日本人は日本人の顔に似せて作るじゃないですか。ゆうことは.人間は誰も神を見たもんがおらんから.想像で作る以外ない。だからギリシャの哲学者の有名な奴がね.もし牛とか馬に絵を描く手があったら.神を牛は牛に似せ.馬は馬に似せて描くだろうと言うてまんがな。だから結局.世界の民族は.神はおらんということに芽生えんと.やっぱり共産主義になっていかんでしょうな。まずはそれですわ。そこでマルクスはそこから一歩更に進んだ現実のこの社会の底辺の悲惨な人々の生活を変えんかったら.宗教はなくならんと言うたんです。何故か。それは救いを求めるからなんです。これ、唯物論の考え方なんです。だから底辺の人々の悲惨な暮らしをなくさない限り.宗教はなくならない。これが共産主義です。日本人いうのは宗教がいっぱいあるからかえってええんやな。だから日本いう国は意外と宗教が多宗教やから.ひとつにまとまれない可能性は高いですよ。しかし.結局は.唯物論か観念論か。資本主義か共産主義になる。そこに少しでも近づいてくれたら良いゆうことでしょうな……。否.それでも講演が終わって「矛盾しとる.青木さんは金儲けしとるやないか」と言われた時に.殺し文句で「わしはどっちでもええんやで」って言う訳や。おまえらが可哀想やから言うたってるだけやと。こんなこと金持ちで言う奴が今までにおったかって言うたら.泣きが入りまんがな。これが最後のしめ。ほいでもう誰も質問せえへん。 -『ザ・青木雄二 ワシのアタマのなか全部みせたる!』青木雄二著 / マガジンハウス¥1000税別)より抜粋 -

[145] 【 マイケル・ジョーダンさん、沈黙破り声明 人種問題巡り 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ7V1RQWJ7VUHBI003.html?iref=comtop_8_06 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/07/27-17:05)
「労働者は祖国を持たない。彼等が持たないものを.それから取り上げることは出来ない。プロレタリアートはまずもって政治支配を勝ち取って.民族的階級にみずからを高め.自分自身を民族として組織しなければならないという点では.ブルジョアジーの意味とはまったく違うとはいえ.プロレタリアート自身.やはり民族的である。」(『共産党宣言』)誰にだって生まれた国があるのやから.祖国は誰にでもあるのではないか.と思いがちやが.祖国というものは.尊敬出来て始めて「祖国」と言えるもんや。マルクス本人も生まれたのはドイツやったけど.流浪することになる。それならとイギリスに帰化しようとしたが「共産主義の扇動家」だからダメやった。それはそうやろね.イギリスとしてはドイツの労働者に「革命を起こせ」と呼びかけている人間がイギリス国民になったら.国際問題になってしまう。そういう環境もこの「祖国を持たない」という発想のきっかけになっているやろうけど.一番の理由は.国際的な共産主義の運動をする時に.民族の違いとか国の違いによって.労働者同士の意見や利害の衝突があったからやないかと思う。マルクスはこの時に国家と民族の違いを引きづることの弊害を痛感したのやないかと思うのや。英語やフランス語やロシア語が入り乱れた討論になったであろう言語の違いも感じたと思う。色々な国の色々な民族によって.闘争の方法や習慣も違う。マルクスを追い出すために除名しようと一種のいじめもあったが.正しい主張をしているのであれば.その人間がどんな仕事をしていようが関係ないはずや。こうした経験もあって.マルクスはブルジョアジーが.国家を超えて世界市場を舞台に活動しているのだから.それに反対するプロレタリアートも.国境や民族を超えて連帯しなければならないと考えたわけだ。もうひとつは将来.先に資本主義が崩壊し.社会主義革命が成立した労働者国家が.まだ革命が起こっていない国に対して革命運動の面で協力するときに.外国の政党が干渉するな.とか自分の国のことは自分で責任をとれ.といったナショナリズム的出張が生まれることを避ける意味があったと思う。労働者は普通.国家の軍隊と闘えるほどの戦力を持っていないので.国際的な世論や連帯によるバックアップがなければ.とても闘いきれない。ある国の政治が激動しているときに民主化勢力.または社会主義勢力に対して国外の支持や支援があれば.どんなに反動的な政府も.おいそれと労働者階の運動に手を出すことができなくなるのや。そういうこともあって.労働者に「祖国」はない。国境を超えて全世界の労働者が協力するという発想が出てきたのではないかと思う。各国で社会主義勢力が政権をとって.労働者がしっかりした権力を樹立したら.その次の段階として国際的な社会主義化を目指すことになる。それが達成されたら.究極的には.すべての国家がその国境を開放して.世界的な社会主義の連邦を構築することが目標になるやろう。だから労働者階級は.まず出発点から.祖国とかナショナリズムにこだわらない.ということになるのやろうな。 -『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -

[144] 無題 名前:エネルギー名無し (16/07/25-04:40)
 マルクスは究極のニートだったのか。

[143] 【考える、初の一票18歳選挙権「とりあえず行く」】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ6P54B2J6PUTIL02Q.html?iref=comtop_8_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/06/22-22:56)
 私達は小学校で「日本は立法・司法・行政の三権分立である」「それは国民主権の政治を行うため」と習いました。純情であったあの頃.僕は「なるほど.だから日本の民主主義は正しいのだ」と思ったものです。三権を担うのはそれぞれ議員であったり.裁判官であったり.役人であったりするわけで.そのうちのどこかが不正を働いてもあとの二つの権力が監視しそれを正してくれる.だから大丈夫のはずであったのです。ところがもはやその三権そろって「国民主権」=「国民の意志」を忘れ.その長から下っ端にいたるまで.つける薬がないほどやりたい放題.腐敗に奥深く蝕まれております。そして犯罪行為として世間に知れたものは氷山の一角の.さらにその頂点の一点にすぎません……。しかし.もはやその邪悪さは.封印できないほど腐敗しているかも知れません……。そんな自由民主党の政権を選んできたのは国民でありますから.その責任はやっぱり果たさねばならないでしょう。僕のように.ずっと共産党に投票してきた人達には理不尽なことでありましょうが.ガリレオやコペルニクスが「地球はまわっている」と言ってお咎めを受けたように.始めに本質を見抜く人は理不尽な目にあって歴史に名を残すのですから.ここは辛抱するしかありません。「この憲法が国民に保証する自由及び権利は国民の不断の努力によって.これを保持しなければならない」と.日本国憲法第十二条でも謳っているように.我々国民は自分達の自由や権利は自分達で守り.一部の権力者達によって好きにされないように見張らなければならないのです。つまりは住みやすい国を造るには.国民こそが怠けてはいられないのであります。逆さまを正すのは他人に頼んで.他人にやってもらうことではありません。スーパーマンもウルトラマンもいないのです。あんたが選挙で「自由民主党ではダメだ」と意思表示するしかないではありませんか。 - 『青木雄二のヴェニスの商人』裏か表か.嘘か真か見抜いたる! - 青木雄二著 / フォーラムエー / ¥1143税別)より抜粋 -

[142] 【 吉永小百合さん「武器より対話を」若者に投票呼びかけ 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ6D5G6PJ6DPPTB005.html?iref=comtop_8_05 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/06/13-17:54)
ある地方で講演を終えたあと主催者と話していて「日本には民主主義なんてあらへんのや」そう実感したのであります。その主催者は僕に「青木さん.有権者が百人の村があるとしますね。その村で選挙があって.有権者全員が投票に行ったのに.開票してみたら九十九枚しか投票用紙がなかった……。このミステリーの謎がわかりますか」「はて.なんやろ。候補者があんまりアホばっかりやから.腹を立てた癇癪持ちが投票用紙を破って捨てたんか」「そんな話しじゃないんです。この村にはね.民主主義社会なんてないんです。村の親分が投票さえ思いのままにコントロールしているのが.地方選挙の実態です」「どういうことや」田舎の村にはボスがいます。その地域の大きな地主だったり.古くから商売をしている家だったり.どこの地方でもそんな人間が必ずいてるものや……。「お前らな.ええか.投票所に行く前に.必ずワシの家に立ち寄るんや」「はぁ……。」なんのことか解らずに支持者がボスの家に行くと.そこには既に一枚の投票用紙がある。「お前.ワシの目の前で.ちゃんと凸山凹夫と書かんかい」これはつまり野球の打順と同じで.投票所に一人ずつ行かせる仕組みなのであります。これを繰り返せば.みんな否応なしに.ボスの言うとおりの候補者に投票しなければならないわけや。こういう仕組みだから.最終的に投票用紙が一枚足りなくなる。ほんまに人間という生き物は.自分が得をするためなら.どんな悪賢い事でも考えつくもんや。自分の意志とは無関係に投票しなければならないというのは.奴隷と同じ.いや奴隷以下の屈辱的な状態である。こんなことがまかり通る国に民主主義はない。日本はこれからますますひどい不況になります。僕はそう確信している。ほとんど終戦直後のようなひどい時代がやってくると覚悟しておいたほうがよい。そんなひどい世の中にしてしまった責任は.一体誰にあるのか。ここでそれをはっきりさせておこう。日本国をここまでどうしようもない国にした責任は疑いもなく自民党にある。僕が必ず質問することに「選挙のとき.どこの政党に投票してるんや」「いや.選挙はあまり行ってへんのです」という若い連中「自民党に入れてます」という新入りアシスタントがいると.重ねて質問した。「なんで自民党を支持してるんや」「そら.自由で民主的やからに決まってますやん」そいつらは本気でそう信じているようであった。世間の若者は政治に関してせいぜいその程度の認識しかもっていないのであります。それ.完全に間違うてるで。認識不足もはなはだしい。自民党というのは.資本主義を擁護する政党や。自由とか民主主義とか.そんなもんは「安くてうまい」という食堂の看板と同じであって.実態とはまるで無縁である。だいたい自民党のエグさは.ちょっと考えたら誰にでもすぐにわかるはずや。自民党の政治家は.なんであんな豪邸に住んでいるんや。僕の普通の頭で考えると.あっちこっちで悪いことをし通さないかぎり.とてもそんな豪邸に住めるはずがないと思うのである。自民党の政治家は.結局のところ企業に利益を与えて.その上前をはねて大儲けしている。自民党の政治家は国民のゼニを貪って肥え太っているんや。まったく嘆かわしいばかりの日本の政治状況やが.しかし.こんな政治家を選んだのはじつに国民自身なのである。日本の国民が選挙で選んだ政治家が悪さをしているのである。そこんとこ.もうちょっと考えなおさないとあかんのやないか。「ほんまに.日本の政治家は腐りきっとる」と怒るのなら.選挙のときにそんな政治家に投票した国民をこそ怒るべきである。それを忘れて政治家ばかり非難しても.世の中はちっともよくならない。大切なのはまず.国民の意識そのものを変革することである。国民は自分達の自由と権利が.ゼニの大好きな政治家達に踏みにじられないように.常に監視しておかなければならない。自分達が自民党の政治家やその手先の文部省の役人達に洗脳されていないかどうか.常に検証していなければならない。住みやすい理想の国をつくるためには.国民だって怠けるわけにはいかんということや。 -『ナニワ憲法宣言』青木雄二著(角川春樹事務所¥1200税別)より抜粋 -

[141] 【 本日6/9は故・青木雄二先生生誕の日ですね  】 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/06/09-00:00)
 本日6/9は.故青木雄二先生生誕の日ですね。いつもこの日には御提言申しあげていることですが.青木先生の「観念論と唯物論について」「神はいない」「物の見方・捉え方・考え方」「いつの世も発言より行動が先であった」等々.数々の問題提起と共にそこに連なる真理に向けて.改めてこんな時こそ漫画 でもエッセイでも青木作品を今一度しっかりと読み返したり.それらに触れる事で再認識する日にしたいものです……。「人生という長い道のり。歩くのも.走るのも.あなたの自由である。しかし.スピードを競うのはやめよう。たとえゆっくりでも夢と希望を抱いて.着実に前進しようではないか。道の彼方にある勝利の扉を開けるために……。人間は.みな平等やとかいうやろ。建前としてはそうなってるが.現実はそうやない。あらゆるところで.不平等がまかり通っている。僕はマルクスに心酔している人間や。地球人類全員が.平等で幸福な生活を営んで欲しいと思とる。嘘も隠しもなくそう思てるし.そうするために努力せんといかんいわれたら.目一杯努力はさせてもらおうという気持ちや。僕は人間というのは.もともと不平等と教えるべきやと思う。本音でいうべきなんや。建前を教えるから.子供が社会に出てから.戸惑うことが多くなるのである。ようするに人間いうのは.生まれる国.時代.環境によって.明確に差がつけられている。しかも.それは本当に運だけの問題なんや。どの親から生まれるのかは.言葉を使って赤ん坊がリクエストするわけにいかんのや。きついと思うやつがいるかも知れんが.とりあえず人間は不平等であると子供に教えるべきである。そう教えておいて.でも理想は全員が平等になれる世界やねんでと諭していく。これが大切やと思うんや……。僕も五十の大台を越えた。僕は.フト思う。僕にとっての「青春」とは一体何であったか.と。青春は.青臭くほろ苦い。それでいて甘酸っぱくもあるし.気恥ずかしくもある。あるときは光り輝き.あるときは雨雲のようにドンヨリと曇っていたりもする。肉体的に言えば青春というのは大人になる前の一瞬の煌めきかもしれないが.精神的な意味ではいくつになろうと.青春は自分の心の中にある。僕の心の奥底には「まだまだ.これからが青春や」との想いも強い。そのうち必ず「何か」をするはずや。「何か」が何かは.今のところ僕にもわからん。その「何か」が何か.自分でわかったとき.僕は雄々しく立ち上がるはずや。」 -『ナニワ青春道 完結編』青木雄二著(ぶんか社 本体¥970+税)より抜粋 -

[140] 【 マイケル・ダグラス氏「大統領、広島で強い言葉発して」 】→http://www.asahi.com/articles/ASJ5D5JTLJ5DUHBI01Y.html 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/05/22-12:05)
「この社会はゼニと資本家が神様になっている資本主義なんやで」資本主義というのはカラクリが複雑やし.人間の本能に訴えかけるところがあるんやな。だからマルクスも『資本論』書くのに何十年もかかった……。資本主義っちゅうのは.相手を奈落の底にたたき落とさな.己は幸せになれん社会のことや。現実を直視してみよ。世の中には.ボロ儲けして偉そうにしてるヤツと一生懸命働いていても貧乏なままの人間がいるんや。それが今の世の中やと.ありままをキチンと教えたらんかい。その上で.子供達の意志で将来を決めさせてやればええ。現実を教えなければ.現実に沿った夢は見れんやろ。「無知こそ不幸なり」よう考えてみい。世の中にはちゃんとカラクリがあってやな.儲かるヤツは何もしないで儲かるようになっとる。そこんところを見過ごしていると.幸せなんか絶対に手に入らへん。もうひとつ言うとこか。なんでみんな同じだけ一生懸命働いているのに.こんなにも収入の差があるんかいうことを……。結局のところ「世の中には得をする側の人間と.損をする側の人間がいる」という強烈な公式に集約出来るちゅうわけや。言葉を換えれば、世の中には搾り取る人間と搾り取られる人間がいるということですわ。ワシにはこういう社会のシステムについての無知こそが.不幸の根源に思えてならん。ただただ生きて.毎日の生活を有り難がっているだけでは.人間は決して幸福にはなれん。世の中にもっと大きな目を開いて.自分達が生きている社会がどんなカラクリで動いているかを知らなければ.本当の幸福は手に入らんのやで。それは人間や社会の本質のことや。日本は資本主義社会である。資本主義は民主主義でもあるから多数決で物事が進んでいくのが原則や。多数決言うのは.数字の多いほうの意見が優先されるということ。それが必ずしも正しいとはかぎらないが.原則やからしかたがないわな。けど問題なんは.何の根拠もなく思い込みだけで物事を判断した場合の多数決の怖さや。例えば.多数決の論理に慣れた日本人は.天動説を信じて疑わんかった頃の人間と同じやと思うで。垂れ流しの情報を事実として信じてしまって.疑うことをしなくなっているんや。目の前の事実は必ずしも真実ではない。真実を見抜く目があれば.社会.人.政治などあらゆる分野に対応できる幅の広い人間になれるんや。資本主義の日本でもアメリカでも.自分自身に自覚がなければ.理想社会に惑わされて自分を見失い.道に迷ってるちゅうことや。自分に責任をもっていれば.道に迷ったとしても.迷っているという自覚がもてるやろ。ほとんどの日本人が迷っていることにも気付いてへんのや。もし自分達が本当に幸せをつかみたいのなら.社会のシステム自体を変えるしかない。その為にも政府に洗脳されている国民がそれに気付いて.文句があるときには大声で叫ぶことが大切や。大声で叫んで.この世の中を変えていく。これしか方法はないで。マルクスは資本家に搾取されている労働者をゼニの面で自由にするために.共産主義を打ち出した。ワシがこれからやりたいこと……。それはやはり今の社会の意識改革や。当たり前の話しやけど.資本家は必死で自分達の財産を守ろうとするわな。貧乏人がそれを奪うには選挙や啓蒙活動と言った意識改革を浸透させながら.社会的弱者が自分達の地位を向上させなあかんというとるのや。マルクスの理論をひとりでも多くの人に理解させ.ひとりでも多くの人に資本主義の悪の本質を「なるほどな」と感づかせる。この本を読んだ方々が.ワシと同じように社会矛盾の根源を追求するようになって欲しい。そのためにはもっと賢くならなあかん。机の上での勉強も大事やし.社会生活の中で得る勉強も大切や。何より弱者に対する愛情と.自分自身の向上心も大切やと思うねんけどな。マルクスも戦ったしワシも戦っとる。どや.一緒に戦ってみいへんか。ほんまにこの国は.アメリカに原爆落とされて.キンタマまで抜かれてしまったんやなあ……。「観念論者でいる限り.いつまでたってもカモのままやで」 -『青木雄二の速学世直し道』青木雄二著/ メディアファクトリー ¥950(税別)より抜粋 -

[139] 無題 名前:エネルギー名無し (16/05/15-03:22)
 本当にマルクス信者は救いようがないね。
 いくら腐れ資本主義の病癖を糾弾したところで共産主義が人類史上最悪のイデオロギーと言う事実は消しようがないよ。

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