[154] 【 「数の力」強気の自民 維新と接近、公明押し切る カジノ法案 】→ http://digital.asahi.com/articles/DA3S12688098.html?rm=150
名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会
(16/12/04-03:22)
ゼニがあれば.人間は色々な欲望を実現する事が出来る。反対にゼニがなければ.人間はたちまち食うにも困って誇りを失い.借金に走り.疲労困憊したあげく.ついには罪を犯したり.死を選んでしまうこともある。これはすべて.ゼニが神のような働きをすると勘違いすることから起こっているのや。これをマルクスは「物神性」という言葉で説明した。ゼニの価値と言うものは.ほんまは存在しないのに.まるで存在するかのように見せかけて.寄付金やお布施をしこたまふんだくる「神」と同じような性格をもっているというのや。つまり資本家は全知全能の「神」に近づこうとしてゼニをたくさん集め.労働者は「神」にはほど遠いから.自分の身体を売るしかないということやね。そうはいっても.今の日本が資本主義社会である以上.僕らはゼニを稼いで生きるしかない……。となると.いかに楽してゼニを稼げるかということが問題になる。大抵のやつは.まずギャンブルを思い浮かべるやろう。まあ人が地道に働いているのに.官僚どもが汚職したり天下りして.甘い汁を吸っとるのをみたら.誰でもやる気が失せるわ。ところが.このギャンブルが.資本主義の最初の落とし穴や。競馬でも.競輪でも.競艇でも.博打はみんな胴元が儲かることになっている。パチンコもそうや。パチンコで生活しているとかいうても.パチンコで家を建てたやつはひとりもおらんやろ。日本の学校は受験のための勉強や。つまらん処世術は教えても.ゼニの怖さや落とし穴は教えない。そやからいい大人になっても.悪いヤツにころりと騙されて.虎の子のゼニを失ってしまうやつが後を絶たない。だいたいはっきりいうて.才能がないのに人より稼ごうと思うことに無理がある。ボクにはたまたま絵の才能があって.それなりに苦労も努力もしたから儲かっただけや。ただ.才能のない人間でも.これ以上損をするような下手を打たん方法はある。それが第一には.いつものように資本主義や宗教にだまされんことや。これが基本やね。ゼニの意味やゼニ儲けのスタンスを学んで.自分のゼニは自分が守り.また増やすしかない。本来やったら.こういう社会的に重要なことは学校で教えるべきやのに.文部省は相変わらず.そういう事実を教育に盛り込もうとしない。こんな今こそ.われわれはゼニと世の中の仕組みについての知恵をつけなあかん。 -『ナニワ金融道 なんでもゼニ儲けや』青木雄二著 / 講談社 ¥1400(税別)より抜粋- ボクも若い頃にはパチンコにはまっていた。パチンコに限らず.あらゆるギャンブルは収支決算したら絶対儲からないように出来ている。ギャンブルでは所詮.勝てんもんだし.勝てんかったらやっぱり後味が悪いもの。不況になるとなぜかギャンブルが流行る。みんな一攫千金を狙うからでしょう。しかし.そこが胴元のおもうツボ。貧乏人ほど一発当てたれ.みたいに考える。ギャンブルは結局.国に金を払っているということになる。こういうことをやれば.貧乏人は食い付いてくるということをお上は知ってるわけや。サッカーくじ.totoにしてもそう。ただ税金巻き上げるより.ギャンブルを通したほうが.国民は簡単にカネを出すだろう.と読んでるわけやな。タコ部屋のオイチョカブやちんちろりんとなんら変わりません。早い話が本業で一生懸命働いて実入りがよくなれば.ギャンブルなんてアホらしうてやる気がしません。ギャンブルでいい目を見るのは国や胴元.天下り先を確保している役人だけ。ギャンブルにはまってる貧乏人は.そんな連中を喜ばせるために.大切な時間とカネを費やしているようなもんです。-『 青木雄二の イテこましタレッ 』青木雄二著 / 講談社 ¥1200(税別)より抜粋 -
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