[103] 【 5歳児から義務教育 文科省方針、小中一貫校を制度化 】→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140604-00000087-san-pol
名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会
(14/06/06-03:09)
【 5歳児から義務教育 文科省方針、小中一貫校を制度化 】 小学校に入学した昭和二七年は.田舎の学校でしたが.振り返ってみると自由な雰囲気があり.のびのびしたものでした。特に若い臼井義輝先生の思い出が強く残っています。四年生から六年生まで担任してもらった先生で、教員になって四.五年目と違うでしょうか。丁度自分の教え方に自信が持てる時期になっていたのでしょう。いい先生でしたね。先生の授業は変わっていました。「この漢字の意味がわかりません」と聞くと「字引をひけ」と言うだけで.自分で調べるしかない。ホームルームの時間もユニークでした。先生が色んなテーマを与え.それをもとに子供らがワイワイ討論します。現在こそ.みんなで是非考えてほしい問題です。当時の僕らの討論が.討論というものの原点だと思います……。臼井先生が言った言葉が強く印象に残ってる。それはこんな内容でした。「今は資本主義の社会。そうした矛盾を解決することは難しい」と。世の中はいつまでも同じ状態で続くと思っているのが子供でしょう。しかし.今の世の中は様々な問題や矛盾を抱えていると言うことです。社会の仕組みなど何も知らなかった子供の僕には.頭をガーンと打たれたようなショックでした。つまりそれは.こういうことだと思います。今.存在する社会は.世界中で資本主義社会と共産主義社会の二つだけであって.自由民主党という政党は.資本主義を擁護する政党で.文部省も自由民主党に牛耳られていて.子供は資本主義体制の中で教育を受けています。しかし.今の大人達は.全くこのことを理解していません。自由民主党とは政党名の屋号であって.自由や民主主義とはまったく関係がありません。むしろ目眩ましの役目をしているのです。また新進党も新党さきがけも屋号ですから.新進主義もさきがけ主義もこの地球上には存在しないのです。両者も自由民主党と同じく.資本主義体勢を擁護する政党であるということを.きちんと教育する必要があると思うのです。 また.僕らの周囲には自然があふれていて.臼井先生にはその自然とどのように付き合うかも教えてもらった。修学旅行でも.行く前に見学するところを子供達に詳しく調べさせ.未だ見ぬ目的地を頭の中で想像させて.実際に見た時とどう違っていたかを鋭く観察する力を身につけさせようとされていたのでしょう。こうして子供時代を振り返ると.今の子供らのように.知識を詰め込んだだけでは社会を生きていけないことが.現代社会でひしひしと我々に迫ってくるように思えます。 -『人生道』青木雄二著(徳間文庫¥457税別)より抜粋 -
|