・大津・中2自殺 教職員への聴き取り、記録残さず →
http://www.asahi.com/national/update/0719/OSK201207190039.html・
小6に暴行、ネットに動画 兵庫の中3、県警が捜査 →
http://www.asahi.com/national/update/0719/OSK201207190032.html 学校から「いじめ」がなくなってほしい。しかし残念ながら学校から「いじめ」がなくなることはない。なぜならば.学校というのは社会の縮図だからや。資本主義の本質は.弱肉強食や。どうしても強者が有利に物事が進むような体質が必要なんや。強者が社会を先導していくというのは否定出来ない事実なんや。日本の社会は.資本主義と言う立派な名前の付いた「弱い者いじめ」で成り立っている。つまりこの国が資本主義体制である限り.その縮図である学校の中に「いじめ」がはびこるのは避けられんというわけや。資本主義が「弱い者いじめ」であるというのは.誰もが日常的に実感していることや。
例えば会社の上下関係でも.上司はストレスを部下にぶつけて.ぶつけられた部下は.さらに下のものにウサを晴らす……。そやから学校でも子供達が同じ事をするのに文句はいえんはずや。子供は親の姿を通して社会のそう言う一面をしっかりと見て.誰が弱者かを直ぐ見抜く。学校いうのは子供が初めて出会う小さな社会や。学校で起こることは全て.どこかに社会が投影されている訳や。だから「いじめ」を学校の中だけの問題として考えてもダメや。もっと人間的な社会にするにはどうしたらいいのか考えていかなあかん……。社会が変われば学校も変わる。将来社会主義にならざるを得ないとは.そのことを言っているんや。「いじめ」をなくすには 強者と弱者をなくせばいい。つまり資本主義の終焉や。 -『青木雄二のゼニの教育論(『人生とゼニ』ホンマの価値観を知れ!)』青木雄二著/青春出版社¥1100(税別)より抜粋 -