小沢氏「我々の正しい主張貫く」首相、輿石氏と会談 →
http://www.asahi.com/politics/update/0622/TKY201206220269.html例えば.ある地方の田舎町で選挙があった時に.有権者が百人いたとして.全員が選挙に行けば.開票してみた時には当然百枚の投票用紙が集まるはずです。ところが.開票してみたら九十九枚になっとる。そう言うミステリーがあるんですわ……。どういう仕掛けになっているかと言うと.まず.選挙投票所で住所と生年月日を言い.誰それと言えば投票用紙をくれます。それから一票入れるわけです。それではどうして投票用紙が一枚足りないと言うことが起きるのかと言うと.地域のボスがおりまして.このボスが睨みをきかせている訳です。
野球の打順みたいなものですわな。最初にトップバッターが行って.投票用紙をもらい.実はここで投票用紙に何も書かずに.わからんようにポケットに忍ばせて.換わりに用意しておいた似たような紙を入れ.投票用紙だけは白紙のまま.隠して持って帰る……。ボスは白紙の用紙を受け取ると.待機していた二番バッターにボスの息の掛かった候補者の名前を自分の目の前で書かせ.その用紙を投票所に持って行き.これを繰り返すと百パーセント選挙に勝てますわ……。どうです.皆さん。そう言うことがこの日本では.未だに行われていると言う事です。日本人は 日本は民主主義の良い国やと思っているけれども.王政のあるところには必ず卑屈があって.卑屈のあるところに必ず王政がある。そう言うものです。それをまずご理解して頂きたい。 -『土壇場の人間学』青木雄二・宮崎学著/幻冬舎アウトロー文庫 ¥571(税別)より抜粋 -