ナニワ金融道場・意見交換BBS

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[258] ★【 上海ロックダウン、市民の抗議動画次々と拡散 検閲追い付かず 】→ https://news.yahoo.co.jp/articles/df40263c5264608cb46734ed69137bb3c15c42a0 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (22/04/17-13:47)
「ブルジョアジーは.歴史上きわめて革命的な役割を果たした。ブルジョアジーは……封建的な.家父長制的な.牧歌的な関係を.のこらず破壊した。人間をその生まれながらの目上と結びつけていた色とりどりの封建的な絆を無慈悲にひきちぎり.人と人との間に露骨な利害.無情な「金勘定」のほかには.なんの絆をも残さなかった……。個人の品格を交換価値に解消し.特許状でゆるされ.りっぱにかちえられた数々の特権を.ただひとつの非情な商業の自由と取りかえてしまった」(『共産党宣言』)

 現代社会を動かしているのは.経済と政治なんや。ふつう「政治・経済」という順番で語られるけれど.ホンマは経済の方が先や。何故かというと.その社会がどういう経済体制で動いているかによって.政治の形も変わってくるからや。今の世の中ではなんでもゼニや。どんなに悪どい奴でも ゼニさえあれば.楽して生きていける。反対にどんな善人でも.聖人君子でも.ゼニがなければ生きていけないのや。これは昔からそうだったわけではない。

工業化=資本主義が進むにつれて.そういった大切なものがどんどん破壊され.ゼニだけに価値が集中してきたのや。この点について.マルクスが『共産党宣言』の中で語っているのが.最初に引用した部分や。これは実は150年前に書かれたもので.ヨーロッパでは.この1848年フランスで二月革命が起き.数年後にはナポレオン三世が皇帝になり.イギリスではフランスとともにロシアとクリミア戦争に突入するという.とにかく騒然とした時代だ……。

そんな怒濤の時代に.早くも「現金」による人間の絆の破壊が進んでいると.マルクスは言うのや。「ゼニ以外に価値を持たない。」ゼニのあるなしが.人間の価値を計る尺度となっている。だから.現代社会では人はみなゼニに執着するわけや。これがゼニの社会.資本主義の姿や。マルクスには言ってみれば150年前から.資本主義社会のこのゼニ至上の悪弊がわかっていたわけや。何故.まだ起こっていないことがここまで判るのか。それはマルクスが物事の本質をしっかりと捉えていたからにほかならない。このあたりにマルクスの凄さが見えてくるのや。 -『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -

[257] ★ 【 今こそ話しておきたい空襲体験「つらいことがいっぱい起きた」【毒蝮三太夫vs林家木久扇スペシャル対談vol.1 】→ https://news.yahoo.co.jp/articles/24b25552cd800235c4b3073debe8bd5d5b1adbfa 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (22/03/15-15:29)
古今東西.戦争という過ちは.時代の閉塞感を何とかしたいという.この投げやりな庶民の気持ちが引き起こしてきたという事実も覚えておいてや。しかし、ほんまに庶民がとるべき道は他にないんか……。

昭和15年9月27日.日・独・伊の三国同盟がベルリンで調印。この時のドイツの首相はヒトラーで.日本の東条英機は陸相でして、翌16年に東条内閣が成立。彼は首相・陸相・内相を兼任.対米英開戦の最高責任者となり.太平洋戦争へと推進してゆくわけであります。ヒトラーも東条も最初から「私は軍事大国を目指します」と言って登場してきたわけではありません。彼等はドイツ・日本の救世主として.圧倒的多数の国民に指示されました。つまり民主主義とファシズムは出てきたときは決して相反するものではないのです。東条政権も平和を願って登場しましたが.2カ月後に戦争に踏み切ったことを忘れてはなりませんぞ……。

自分の置かれている状況がちっとも飲み込めていない見栄っぱりの国民に.もし僕が滅茶苦茶な改革を断行するとしたら.こうなります。まず臆せず「軍備増強」を全面に押し出します。当然「徴兵制」を敷き.若者を徴兵します。表向きはテロ対策の強化ということで.アメリカに同調するという姿勢ですな。アメリカが軍事費を大胆に割り当てているのに比例して.日本の軍事費も国家予算の1パーセント枠などと言わず.3パーセントぐらいドーンと注ぎ込む所存です。しかしながら戦争は僕の本意ではありません。実は15才から35才の男を全員兵隊に出すことで.丁度現在リストラに遭いそうな40から60代の雇用が.それにとって代わって創出することが出来るという仕組みですのや。軍事費は言うなれば形を変えた公共事業。しかも国民に直接.お金をもたらすものでありますのや。次に海外からの不法滞在者は.当然の如く徹底的にシャットアウト。これにより国内にあれだけ膨れあがっていた失業者は一掃されるのです。

正直な話し.人手が足らないと言って.寝たきりだったはずの爺さん.婆さんまで駆り出されるやろな。子供かて忙しくなること必至です。非行やひきこもりはなくなるという按配です。駆り出した兵隊は.平和目的と偽ってPKO活動に従事させます。今まではお金で国際貢献にカタをつけておったのを.労働力という現物支給で行うわけです。(もっとも紛争地帯では死者を伴うかもしれません。)若い男が国内に減るとどうなるか。必然的に若い女性は保守的になり.出来る内に男をつかまえて婚姻率は急上昇し.子孫繁栄のために子供をどんどん産むようになります。子供が増えれば将来の労働人口が増え.将来の購買層も増えて.市場が活況を呈するようになるのです。株価は上がり.土地も値上がりを始めます。これで改革は終わりですのや! この改革を仕上げるために必要な第一歩は.軍国……。

もとへ.愛国主義の教育を学校ですることです。どや.この改革。そら恐ろしい改革でっせ。しかし今やったら.案外通るかもわからんな。なにせ.この国の国民の大半は.政府が何をしでかそうと.ノーチェック!警察が国民の電話を盗聴出来る法案まで通ってしまっておるくらいの国であります。どんな大問題も曖昧にお茶を濁すことにかけては天下一品でありまして.唯一意志を表明出来る選挙でさえも.貴重な一票を.これまでも何度変わることのない同じ政党に.投票し続けるのですから……。愛国主義への道筋などたやすいことではないでしょうか。折しも学級崩壊が叫ばれる中.政府は除々に新しい教科書で偉大なる日本史を教えると共に修身までみっちり教えていったらどうなるか……。

間違っても.僕が思いついた改革など.実現して欲しくはないのですが.しかしどう考えてもそうなって行くようにしか思えてならんのが.この国の不思議なところでありますのぉ……。 -『銭道 さすらい編』青木雄二著(小学館¥1200税別)より抜粋 -

[256] ★ 【 問題流出、19歳のあなたへ 人間には、失敗する権利がある 】→ https://www.asahi.com/articles/ASQ2L5TKTQ2BTLZU001.html?iref=comtop_7_05 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (22/02/19-08:40)
「この社会はゼニと資本家が神様になっている資本主義なんやで」資本主義というのはカラクリが複雑やし.人間の本能に訴えかけるところがあるんやな。だからマルクスも『資本論』書くのに何十年もかかった……。

資本主義っちゅうのは.相手を奈落の底にたたき落とさな.己は幸せになれん社会のことや。現実を直視してみよ。世の中には.ボロ儲けして偉そうにしてるヤツと一生懸命働いていても貧乏なままの人間がいるんや。それが今の世の中やと.ありままをキチンと教えたらんかい。その上で.子供達の意志で将来を決めさせてやればええ。現実を教えなければ.現実に沿った夢は見れんやろ。

「無知こそ不幸なり」よう考えてみい。世の中にはちゃんとカラクリがあってやな.儲かるヤツは何もしないで儲かるようになっとる。そこんところを見過ごしていると.幸せなんか絶対に手に入らへん。もうひとつ言うとこか。なんでみんな同じだけ一生懸命働いているのに.こんなにも収入の差があるんかいうことを……。結局のところ「世の中には得をする側の人間と.損をする側の人間がいる」という強烈な公式に集約出来るちゅうわけや。言葉を換えれば、世の中には搾り取る人間と搾り取られる人間がいるということですわ。

ワシにはこういう社会のシステムについての無知こそが.不幸の根源に思えてならん。ただただ生きて.毎日の生活を有り難がっているだけでは.人間は決して幸福にはなれん。世の中にもっと大きな目を開いて.自分達が生きている社会がどんなカラクリで動いているかを知らなければ.本当の幸福は手に入らんのやで。それは人間や社会の本質のことや。日本は資本主義社会である。資本主義は民主主義でもあるから多数決で物事が進んでいくのが原則や。多数決言うのは.数字の多いほうの意見が優先されるということ。それが必ずしも正しいとはかぎらないが.原則やからしかたがないわな。けど問題なんは.何の根拠もなく思い込みだけで物事を判断した場合の多数決の怖さや。

例えば.多数決の論理に慣れた日本人は.天動説を信じて疑わんかった頃の人間と同じやと思うで。垂れ流しの情報を事実として信じてしまって.疑うことをしなくなっているんや。目の前の事実は必ずしも真実ではない。真実を見抜く目があれば.社会.人.政治などあらゆる分野に対応できる幅の広い人間になれるんや。資本主義の日本でもアメリカでも.自分自身に自覚がなければ.理想社会に惑わされて自分を見失い.道に迷ってるちゅうことや。自分に責任をもっていれば.道に迷ったとしても.迷っているという自覚がもてるやろ。ほとんどの日本人が迷っていることにも気付いてへんのや。もし自分達が本当に幸せをつかみたいのなら.社会のシステム自体を変えるしかない。

その為にも政府に洗脳されている国民がそれに気付いて.文句があるときには大声で叫ぶことが大切や。大声で叫んで.この世の中を変えていく。これしか方法はないで。マルクスは資本家に搾取されている労働者をゼニの面で自由にするために.共産主義を打ち出した。ワシがこれからやりたいこと……。それはやはり今の社会の意識改革や。当たり前の話しやけど.資本家は必死で自分達の財産を守ろうとするわな。貧乏人がそれを奪うには選挙や啓蒙活動と言った意識改革を浸透させながら.社会的弱者が自分達の地位を向上させなあかんというとるのや。

マルクスの理論をひとりでも多くの人に理解させ.ひとりでも多くの人に資本主義の悪の本質を「なるほどな」と感づかせる。この本を読んだ方々が.ワシと同じように社会矛盾の根源を追求するようになって欲しい。そのためにはもっと賢くならなあかん。机の上での勉強も大事やし.社会生活の中で得る勉強も大切や。何より弱者に対する愛情と.自分自身の向上心も大切やと思うねんけどな。マルクスも戦ったしワシも戦っとる。どや.一緒に戦ってみいへんか。ほんまにこの国は.アメリカに原爆落とされて.キンタマまで抜かれてしまったんやなあ……。「観念論者でいる限り.いつまでたってもカモのままやで」 -『青木雄二の速学世直し道』青木雄二著/ メディアファクトリー ¥950(税別)より抜粋 -

[255] ★ 【 ゴルゴ松本、少年院で「命の授業」10周年 「チャンスはくる、だから自分を追い込むな」】→ https://news.yahoo.co.jp/articles/0465cffb57c622d94cbd622399ed5c15b222e07b 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (22/01/23-15:29)
《 資本家に搾取されているのに気が付かないから 貧乏なままなんや 》

「労働者すなわちプロレタリアの労働は.プロレタリアに財産をつくりだすか……。決して作り出さない。
それは資本をつくりだすのだ。すなわち賃労働を搾取する財産.新しい賃労働をうみだし.あらたにこれを搾取するという条件でのみはじめて増殖しうる財産を.作り出すのだ」『共産党宣言』……。

「労働者は.彼が富をより多く生産すればするほど.彼の生産の力と範囲とがより増大すればするほど.それだけ益々貧しくなる」『経済学・哲学草稿』……。この資本主義社会が.一部の資本家によって動かされていることは.わかってもらえたやろう。次になぜみんないつまでも貧乏なのか.ということを考えてみたい。何度もいうけど一日8時間働いて.ひと月分の給料として25万円もらったとしても.それはホンマは.自分が働いた価値の内の一日あたり1時間30分ぶんしかもらっていない。その余った価値=6時間30分ぶんは資本家が持っていく。これが「剰余価値」や。資本家は勿論.資本を集めて.製品開発して.工場を建設して.設備投資して.人材募集して……と色々投資してるわ。

それなら投資した元手を稼いだら.あとは剰余価値のぶんも労働者にくれるのか.というとそうはしない。せいぜい.スズメの涙の昇給やペラペラのボーナスでごまかす程度だ。だから労働者のふところのかわりに.大株主のボケットがあったかくなるわけや。本来.労働者が頑張って働いたから儲かったのに.給料を上げてやるのだから文句を言わずに働け.というのや。これをもって「搾取」という。ここで考え方が逆転している。資本家は労働者がいなければ利益をあげることは出来ない。だから労働者の方が立場は上なんや。

それなのにほとんどの労働者は.会社があるからこそゼニがもらえて生活できる.と考えている。労働者は.労働という商品を持っているのやから.それをどの資本家に売ってもかまわない。本来そういう自由な立場のはずなのに.搾取されることを承知で資本家に奉仕したら.奴隷と変わらない。だからこそ.団結が必要になるのや。ひとりひとりがバラバラに文句を言ったり.要求しても資本家にとっては怖くもなんともない。

工場の労働者が.何百人.何千人と一致団結して.一つの要求を出して.それが通らない時にはストライキをやれば.資本家はたちまち困ってしまう。そうなれば団体で交渉して.賃金アップなり.労働条件改善なり.経営トップの更迭なり.経営の情報公開なりを要求して.資本家側の妥協を引き出すことができる……。とにかく自分達がいったいこの世の中で.どういう立場にあるのか.どうやって搾取されているのかということに気付くということが.イコール自分が社会の主人公で.奴隷ではないことに気付くことなんや。それが全ての始まりやろうな。 

-『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -

[254] 謹賀新年 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (22/01/02-21:16)
旧年中も『ナニワ金融道場』御世話になり大変有り難う御座居ました。

2022年も何卒どうぞよろしくお願い致します。

[253] ★ 【 10万円給付の所得制限、なくす自治体続々 大阪でも、秋田でも… 】→ https://digital.asahi.com/articles/ASPDF4RDJPDFPTIL008.html?iref=comtop_7_02 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/12/13-18:02)
 人間は、ゼニを稼ぐために毎日働いて生きている。莫大な額のゼニを親から受け継いだ人間がいる。莫大な額のゼニを一代で稼ぎ出す人間がいる。逆になんらかの理由によって、莫大な借金をかかえこんでしまう人間がいる。

人間は、毎日ゼニと闘って生きている。ゼニは人間にとって便利な道具である。ゼニがあれば、人間はなんでもできる。自分のどんな欲望でも叶える事が出来る。僕は人間というのは、はなはだ胡散臭い生き物であると思っている。人間なんて巨大なゼニの力があれば、何をやりだすかわかったものではない。

 しかし、ゼニがなければ人間は悲惨である。人生は暗黒で、希望が持てず、自分で自分自身を卑下し侮蔑するようになる。好むと好まざるとに関わらず、人間はカネと関係を持たずに生きていくことは不可能である。この世の中のことは、全て経済が土台になっている。「愛」だって、実は経済を抜きにしては考えられない。やはり経済的な基礎がしっかりしていなければやっていけない。愛にだってお金は必要なのだ……。僕が『ナニワ金融道』を描く気になったのは、大きな理由が二つある。

ひとつは、ドストエフスキーの小説『罪と罰』への感動。もうひとつは、マルクスの『資本論』との出逢いである。マルクスが執念をかけて書き上げた『資本論』には、人間社会の歴史と真実とが、的確な筆で描き尽くされている。結論だけを言うと、つまり、現代はゼニの世の中だということや。僕はマルクスからそのことを学んだ。僕達現代人は、ゼニを基盤とする巨大で不可解なシステムに縛りつけられてしまっている。

僕達の知らない間に、世の中の裏側はどんどん複雑怪奇に発達し、僕達の首を締めようとしている。コンピューターの発達は、自然の流れであり、それ自体は、世の中が便利になるのだから、いいことではある。僕が許せないのは、もっとどんどんオープンにしていかなければならない問題だと思う。暴かれなければならない問題は、まだまだ一杯ある……。

人間は狼にもなれれば、鬼にもなれる摩訶不思議で胡散臭い生き物である。そんな人間が作り上げたこの資本主義の社会も、じつに胡散臭い。そこのところを、しっかりと見極める目を持って、生きて行こうやないか。 

-『ゼニの人間学』青木雄二著(KKロングセラーズ¥1165税別)より抜粋 -

[252] ★ 【 岸田首相「任期中の改憲」掲げたモヤッとする思惑 】→ https://news.yahoo.co.jp/articles/38897726eb6daeb4c2a5e5745b5a6cfb8fcfa3d9 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/11/24-16:49)
日本が太平洋戦争へ突入したのは不景気な時期やった。第一次世界大戦の背景にも世界的な大恐慌があった。また.あのヒトラーが出現したとき.ドイツは不景気の真っ最中やった。ゼニを根本にした社会だからこそ.そのゼニの価値が揺らげば人の心が揺れ.国も揺れる。今の日本がまさにそれや。今こそ社会全体をよく見直し.立ち直らせなあかん。日本人はそういう時期の真っ只中におる。それを自覚せなあかん。

「そんなこと言うても.そう簡単に世の中変わらんで」そういう人もおるやろ。それは違う。社会とは常に発展していくものやで。勿論.ただボーッとしていても変わっていく訳がない。変えていく為には何故こんな社会なのかということを.よく見極めなあかん。そのヒントは次の言葉の中にある。「支配階級の思想はいずれの時代においても支配的思想である。」これはマルクスとエンゲルスとが残した『ドイツ・イデオロギー』という本の序文の一部である。

つまりこういうことや。『物質的生産のための手段を意のままにしうる階級』とは.支配者階級であり.言い換えれば資本家ということだ。つまり.人類が大昔から現代まで一貫して生産してきた.物質的なものの私的所有をいつの時代も合法とみなしている階級のことや。

それに対して『精神的生産のための手段を欠く人々』というのは.労働することに時間をとられて『精神的生産』つまり知的なものを磨いていくための手段を持っておらず.肉体労働を強いられる人々のことをさしている。つまり支配者の思想(支配的な思想)というのは『物質的諸関係』つまり財産をめぐる利害関係の『観念的表現』つまり.支配者階級が財産不可侵を定めた憲法といった一種の表面的ごまかしの形をとって自分の財産を守ること.それ以外の何物でもない。

煎じ詰めれば支配階級の思想とは.自分達の財産を守るために.ごまかしの手段を用いて.自分の利害関係を守るものである。それが支配階級を支配者たらしめている考え方であり.それが社会全体を動かしているという事だ。更に簡単に言うと.階級社会(奴隷制社会・封建制社会・資本主義社会をさす)では.支配階級が物質的生産ばかりではなく.精神的な支配手段をも掌中におさめているということになる。

要するに.日々の仕事に追われている人間(つまり大多数の労働者)は.世の中を動かしているイデオロギー(人間の行動を決定する最も根本的な考え方)について、考えたり勉強したりする余裕がない。その結果.支配階級自身(つまり自民党を中心とする日本の政治)や旧財閥系大企業から優遇保護を受けているイデオローグ達(御用学者や主人持ちの芸術家など)がテレビや新聞でしゃべっていること.つまりは支配階級のイデオロギー(支配的思想)が.日本における唯一のイデオロギーであり.被支配階級は黙ってそれを受け入れて服従しなければならない.ということである……。

日本人は.政府と文部科学省の策略により.こういう単純なことさえも理解できないような国民に成り下がっている。これではあかん。これでは社会を変革しようにも変革できん……。エンゲルスはマルクスが死んだとき「彼は『人間は政治や科学.芸術や宗教を営むことができるが.それ以前に先ず.食い・飲み・住み・衣服を着なければならない』という簡単な事実から出発した」と述べている。当たり前のことかも知れんが.案外その当たり前のことに誰も気付いていない。深く考えようとしない。

この「誰もが知ってる簡単な事実」こそ.社会を理解する最も大切な出発点なんや。それなのに日本の義務教育の中では.これらの営みの土台となっているゼニのことについては.学校でほとんど教えていない。わしはその事に気付きこの本を書くことにしたわけや。教育のこと・先生のこと・家庭のこと・親のこと・そして子供達自身のこと。まやかしの多い世の中で.本質を見失わずに生きるためにどうすべきなのかをワシなりに考えた。子供達を救い.次の世紀を少しでも明るくするために.この本はワシの本音の教育論や。 

-『青木雄二のゼニの教育論(『人生とゼニ』ホンマの価値観を知れ!)』青木雄二著/青春出版社¥1100(税別)より抜粋 -

[251] ★ 【 衆院選公示 格差なくす分配政策、感染対策に各党注力 31日投開票 】→ https://www.asahi.com/articles/ASPBM6D7MPBMUTFK01K.html?iref=comtop_Politics_04 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/10/19-21:55)
庶民をいじめる自由民主党に何故一票を投じる。役人とぐるになって.日本をここまで舵取りしてきたのはとどのつまり自民党やからね……。でも自分達を苦しめる敵になんで票入れて.賛成してしまうんか。

考えが足りんのですわ。自民党は資本主義を擁護し.維持していくための党でしょ。搾取される側の人間が票入れたらいかんのですよ。アホやからなあ。なんで簡単な理屈もわからんようになってしまったのかと言えば.文部省の洗脳教育によって.そういうことは遠ざけられているからですわ。

文部省は自民党とグルで支配者に都合のいい人間を生産しているわけですよ。支配者側の術中にはまっているんやな……。自民党の屋号に惚れているんやと思います。実態を見ずに名前のイメージ.響きで入れてしまうんやね。もし.サラリーマンが中流意識で自民党を支持しているいうのなら.なおさらアホですわ。

不景気になればなるほど.自民党は庶民を虐める政策をやりおる。じゃあどうするか……。選挙権を活用せんとダメや言うことでしょう。 

-『ゼニで死ぬ奴 生きる奴』青木雄二・ 横田濱夫著 / 経済界 ¥1400(税別)より抜粋 -

[250] 【 コロナは?年金や経済は? 自民総裁選4候補、討論会での主張と質疑 】→ https://digital.asahi.com/articles/ASP9L6DHFP9LUTFK00D.html?iref=comtop_ThemeLeftS_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/09/19-15:32)
大蔵省の官僚がノーパンシャブシャブの接待をせがんだかと思うと.キレた子供達がバタフライナイフを振り回して事件を起こしよる。不況のおかげで世の中は荒んでいく一方や……。ワシから見ても.日本はこれで大丈夫かいなと心配になってくるこの頃や。同じような不安を感じておる連中は他にも沢山おるらしい。

実際.新聞の読者欄を見ると.そんなふうに世を憂えている投書で埋められとるわ。実はワシはそうした不満や不安を感じておるという連中に.前から一言いいたいと思っておった。新聞の投書を見てると.ほとんどが「こう願いたい」と書かれとる。しかし願っているだけでは世の中変わるはずがない。ホンマに見直しを考えているのなら.願うばかりでなく具体的な行動をとったらどうやちゅうんや。

今の世の中を変える方法は簡単や。国民の誰もに与えられておる選挙権を行使すればええ。世の中をおかしくしておる元凶の自民党に一票を投じなければええわけや。どこがええかといえば.やっぱり共産党やろう。そして自民党政治をつぶしてしまえば世の中はずっと良くなっていくはずや。早い話が新聞への投書で「願いたい」と訴えるよりも選挙で一票を投じる方が.ずっと世の中のためになるやろう。勿論.自民党が諸悪の根源であることは.色んな事件でも証明されておる。事件を見れば自民党政治の体質が一目瞭然や。

権力を握ったらそれをかさにきてやりたい放題というわけや。その自民党に踊らされて.世の中全ての連中がカネに振り回された結果が.今のおかしな世の中につながっておるというわけや。みんなそんな世の中がおかしいと心の中では思っておるに違いない。しかし選挙になると「自民党に投票せんと仕事をくれてやらんぞ」と脅かされて.仕方なく一票を投じておるわけや……。そんな人達にワシは言いたい。脅しに乗せられて自民党に一票を投じて仕事をもらっても.せいぜいが生かさず殺さずの飼い殺し。状況は変わらんやろう。

それならいっそのこと自民党なんぞとは縁を切ってみてはどうやろう。ワシは今こそ皆がそうすべき時やと思っとる。腐れ縁をスッパリと絶ち切ればそら.気分もええに違いないで。 

- ナニワ金融道『たたかなアカン』下 社会編/ 青木雄二著 / 講談社 ¥762(税別)より抜粋 -

[249] 【 自宅出産で男児死亡 コロナ感染の妊婦、なぜ入院できず 】→ https://www.asahi.com/articles/ASP8N0BRTP8MUDCB015.html?iref=comtop_7_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/08/20-09:44)
庶民をいじめる自由民主党に何故一票を投じる。役人とぐるになって.日本をここまで舵取りしてきたのはとどのつまり自民党やからね……。

でも自分達を苦しめる敵になんで票入れて.賛成してしまうんか。考えが足りんのですわ。自民党は資本主義を擁護し.維持していくための党でしょ。搾取される側の人間が票入れたらいかんのですよ。アホやからなあ。なんで簡単な理屈もわからんようになってしまったのかと言えば.文部省の洗脳教育によって.そういうことは遠ざけられているからですわ。文部省は自民党とグルで支配者に都合のいい人間を生産しているわけですよ。

支配者側の術中にはまっているんやな……。自民党の屋号に惚れているんやと思います。実態を見ずに名前のイメージ.響きで入れてしまうんやね。もし.サラリーマンが中流意識で自民党を支持しているいうのなら.なおさらアホですわ。不景気になればなるほど.自民党は庶民を虐める政策をやりおる。じゃあどうするか……。選挙権を活用せんとダメや言うことでしょう。
 -『ゼニで死ぬ奴 生きる奴』青木雄二・ 横田濱夫著 / 経済界 ¥1400(税別)より抜粋 -

[248] 【 人類の災難か、希望の光か「特殊な五輪」への世界の目 】→ https://www.asahi.com/articles/ASP786RY6P78UHBI01N.html?iref=comtop_7_04 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/07/09-06:07)
オゾン層が破壊されて起こる数々の現象の怖さを,我々が認識し始めたそれまでは、地球環境とか言われても、さしてピンと来んかったんと違うか。二酸化炭素はドンドン出してたしな。破壊されてるオゾン層の面積が、想像を絶するもんやったんや……。結局、文明と引き替えに自然を疎かにしてきたツケが回ってきたということなんや。要するに将来の地球より、今の贅沢を先進国は選んだということやろ。特にアメリカと日本は、自然環境よりも企業のビジネスを優先させ、他国からの批判が集中したりもしとる。なんともお粗末な国やで……。

 今、年間三万人くらいの自殺者がおるんですわ。そのうちの多くは、自民党のもたらした政治によって殺されとるというても過言ではあらへん。そこが判っとらんのや、この国の民族は。おめでた過ぎるというか、お上には逆らわんというか、何ともようわからん国民やと思うで。しかし、それは全部資本主義の矛盾から始まっとるいうことを判っとらんとあかん。資本主義で潤っとるのは、ほんの一部。頂点の1パーセントくらいなんや。自民党は、バカな国民と大企業に支えられて好き勝手なことをしてきた訳や。大企業の場合は、自民党の選挙に協力した見返りに、色んな意味で優遇されるが、一般人が自民党に入れてもなんの見返りもない。

 結局、何回も言うけど『唯物論を教えんとあかんて』マルクスを読まさんとあかんのよ。これではいつまでたっても、市民を見殺しにする今の政策は、最終的に日本を沈没させることになるやろな。 

-『青木雄二の二十世紀事件簿(犯罪・社会編)』青木雄二著 / 株式会社河出書房新社 ¥1400(税別)より抜粋 -

[247] 【 本日6/9は.故青木雄二先生 生誕の日ですね。 】 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/06/09-06:44)
★ 本日6/9は.故青木雄二先生生誕の日ですね。いつもこの日には御提言申しあげていることですが.青木先生の「観念論と唯物論について」「神はいない」「物の見方・捉え方・考え方について」「いつの世も発言より行動が先であった」等々.数々の問題提起と共にそこに連なる真理に向けて.改めてこんな時こそ漫画でもエッセイでも青木作品を今一度しっかりと読み返したり.それらに触れる事で再認識する日にしたいものです……。

「物質的生活の生産様式が社会的、政治的及び精神的生活過程一般を制約する。人間の意志が彼等の存在を規定するのではなく、逆に彼等の社会的存在が彼等の意識を規定する。」-『経済学批判』-より

(もし神さま、仏さまが、人々を見守っているのなら「ここのテーブルの上にあるコップを動かして下さい」と祈ったら動くかどうかとみんなに聞くと、コップが動かないことは誰にだって判る。もし、祈ることで秋の収穫が豊作になるのであれば、余分にあくせく働くこともない。

 わざわざ祈らなくても実る作物は実るのだ。唯物論は「物質的生活」つまりその人がどんな仕事を、どういうふうにして生きているか、ということが人間のものの考え方や社会的なあり方を決めているというものだ。つまり、社会のあり方や政治体制は、道徳や宗教によって決まるのではなく、その基礎となるゼニ。つまり経済構造によって決まるということになるのである。)-『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -

以上のような事を踏まえた上で,現在この本当に未曾有とも言える,混乱と混沌を極めるコロナ禍に於いて,もし青木雄二氏が存命であれば,果たして,何を考え・どんな言葉を発し・どう行動したであろうか……。を考えながら,自らの立ち位置や何をどうすべきかをじっくりと見つめるのも悪くないのではないでしょうか。

[246] 【 ガザとイスラエル 炎の前のパレスチナ人 】→ https://www.asahi.com/articles/ASP5K5RZHP5KUHBI00L.html?iref=comtop_ThemeLeftS_02 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/05/21-16:30)
『唯物論』と『観念論』。日本国民にとって唯物論は聞き慣れない言葉なのですが.わかりやすく言えば.現実を先入観なしに.見えるままに素直に見るということや。

ただそれだけのことなのですが.反対に観念論というのがありましてな。例えば.机が「在る」とは.自分がそれを「在ると思う」からあるという主張をするわけですわ。自分が思わなかったらあるもないもわからないではないか.と主張する立場が観念論であるということも付け加えておく必要がありますな。「なんだそれだけのことか」と言われるかも知れませんが.このことは現実の社会を知る上で.最も重要で大切な根本の問題なんですわ。

「在る」とは観念の外に.観念から独立して.観念に支配されないでそれ自体で成り立っているものだということなのや。だから.在るものは思うことによって.いささかも動かされたり.変えたりすることはできまへん。「在る」は思う.思わないには関係のないことなんや。

もし.人間が思うことによって.あるいは神に祈ることによって稲や麦が豊作になるとしたらどないなりまっか。人間に労働ということは.いらないことになりますがな。このことは唯物論が真理で観念論は誤りであることを証明しておりまっしゃろ。しかし.悲しいかな圧倒的多数は観念論者なのでありますわ。では何故.観念論者であるのか……。

それはこのいかがわしい資本主義社会の中で.本当のことを知られることよって困る側と.本当のことを知ることによって.幸福になってゆく側が存在するからなのや。このことは資本主義国の必然であって.唯物論を採り入れるわけにはいかなかったというわけや。

唯物論を教えなければ.残るは観念論だけですがな。その結果どういうことになるかと言いますと.人間が自分を支配する人間に対してひざまずき.その精神を支配され.長いものには巻かれろというような風潮が知らず知らずの間に出来上がってしまい.洗脳された国民がどんどん生産されていった.ということなのや……。

以上のことが.唯物論.観念論の核心や。それでもまだよくわからない方は.唯物論者は「この世に神はいない」と断言する側.観念論者は「神はいる」と主張する側だと理解しても.決して間違いではないと.覚えておいてええと思うで。あなたが唯物論を徹底して実践し.この資本主義社会の裏の仕組みが理解出来たら.カネでヘタ打たん.悪賢い宗教家にダマされん.女にモテる方法も見出せる。それを噛み砕いて述べたのが本書でんがな。 

-『ナニワ錬金術 唯物論』青木雄二著(徳間書店¥1200税別)より抜粋 -

[245] 【 大型商業施設の休業協力金 1日最大数十万円増を検討 】→ https://news.yahoo.co.jp/articles/24d2f4518b8798e127ad0f3fd2c69aec852c0a76 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/04/28-20:36)
ドストエフスキーが『罪と罰』で描いた1866年のペテルブルグは.まさに250年間以上も連綿と続いた王朝が崩壊の兆しに怯え.1861年に首都のペテルブルグは解放はされたけれど経済的基盤を持たない元の農奴達であふれかえり.沢山の人々が群がって猥雑で騒がしい空気に満ちていた。

行き場をなくした人々がペテルブルグに集まってきて.ボロをまとった男達がののしりあいの喧嘩をし.酔っぱらった兵隊が大声でわめき.泥酔した男が通りの真ん中に死んだようにぶっ倒れている。客を引く女達は四十過ぎの女もいれば.十七.八の若い女もいて.あげくに目の下に青い痣をつけていた。

十三ばかりの少女が泣き出すほどの猥雑なカンカン踊りをさせ.色んな恥ずかしい格好をさせて客が興ずる「魔窟」のような店も現れていた……。というように風紀が乱れていた。橋の上から運河に身投げする女もいれば.有り金全部を使い果たした末に自殺するもの.若い女から貴族まで自殺者が急増した。

犯罪が増加し.いたるところに強盗や放火が頻発。人心は荒廃.風紀は乱れ.ロシア帝国のシステムは崩壊し.社会は大混乱に陥っていた。さらにロシアに移住してきた外国人が社会的軋轢に拍車をかける……。「この頃は.公共事業に色んな事業家どもがごそごそ入り込んで 関係したものをことごとく自分の利益のために歪めたので」というように.まるで今のニッポンの「官と民の癒着」をそっくりそのまま描写したようなシーンも『罪と罰』にある。

このように1866年に書かれたドストエフスキーの『罪と罰』の中には.現代の日本を書いたのではないかと錯覚するような描写が数多く見られる。それから51年後にロシア帝国は崩壊した……。崩れていく経済システム.綱紀の乱れる官僚達.失業者が溢れ.自殺者が増加する今のニッポン。

『罪と罰』は我々に何を予言するのだろうか。人間の意志というものは.その社会的存在によって決められ.自分の意志だと思っていても.それは環境が決定しています。欲しいものが手に入らないから女は体を売る。男は強盗を働く。犯罪.自殺.売春はすべて同じ根っこから派生してきているものなのです。これらの現象というのは不況が長引いて資本主義が崩れてきているということと無縁ではありません。

 欲求だけは駆り立てるんですわ.資本主義は……。にもかかわらず.それが手に入らないという状況も同時に生みだしていくものなんです。 

-『青木雄二の世界文学講座 ドストエフスキー罪と罰』青木雄二著 / 講談社 ¥1200(税別)より抜粋

[244] 【 東電に是正措置命令へ 規制委、柏崎刈羽テロ対策不備で 】→ https://www.asahi.com/articles/ASP3S4T21P3RULBJ016.html?iref=comtop_National_03 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/03/24-16:47)
オゾン層が破壊されて起こる数々の現象の怖さを我々が認識し始めた、それまでは、地球環境とか言われても、さしてピンと来んかったんと違うか。二酸化炭素はドンドン出してたしな。破壊されてるオゾン層の面積が、想像を絶するもんやったんや……。結局、文明と引き替えに自然を疎かにしてきたツケが回ってきたということなんや。要するに、将来の地球より、今の贅沢を先進国は選んだということやろ。特にアメリカと日本は、自然環境よりも企業のビジネスを優先させ、他国からの批判が集中したりもしとる。なんともお粗末な国やで……。

 今、年間三万人くらいの自殺者がおるんですわ。そのうちの多くは、自民党のもたらした政治によって殺されとるというても過言ではあらへん。そこが判っとらんのや、この国の民族は。おめでた過ぎるというか、お上には逆らわんというか、何ともようわからん国民やと思うで。

しかし、それは全部資本主義の矛盾から始まっとるいうことを判っとらんとあかん。資本主義で潤っとるのは、ほんの一部。頂点の1パーセントくらいなんや。自民党は、バカな国民と大企業に支えられて好き勝手なことをしてきた訳や。大企業の場合は、自民党の選挙に協力した見返りに、色んな意味で優遇されるが、一般人が自民党に入れてもなんの見返りもない。

結局、何回も言うけど『唯物論を教えんとあかんて』マルクスを読まさんとあかんのよ。これではいつまでたっても、市民を見殺しにする今の政策は、最終的に日本を沈没させることになるやろな。 

-『青木雄二の二十世紀事件簿(犯罪・社会編)』青木雄二著 / 株式会社河出書房新社 ¥1400(税別)より抜粋 -

[243] 【 メダリストからも怒りの声「かなり残念」 森会長発言に 】→ https://www.asahi.com/articles/ASP2475T2P24UTIL04Q.html?iref=comtop_ThemeLeftS_03 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/02/09-15:09)
『人間社会は動物園の猿山だ。力の強い奴がええ目を見る。まずそのことに目を向けなければ』人間の社会は動物園の猿山見とったら、一番ようわかる。今の日本の社会がこの通りなんですよ。ある労働組合の講演に行った時、講演の前の雑談で組合の奴が昨日、大蔵省へ貸し渋りをやめてくれ言う事を陳情に行ったというんですよ。

「バカモン」言うて「やめとけ」ってわし言うたんです。体制を変えることの方が早いって。それが基本なんですよ。役人が善処します言っても、役所言葉では何もやらんと言う事です。世間が大蔵省潰そうゆうことは、日本を資本主義から社会主義に変えようゆうことを強く主張することなんや。そうなったらびびってまうから、大蔵省の役人だって少しは真面目になりますわ。そんなことも気が付かないのか。日本国民はこの程度ですよ。

だから今、まさに猿山じゃないけど、力の強い奴がええ目して、弱い奴は下へ行くんです。しかし、人間と猿とは違う。その理性をどう使うかが問題なんだ。自民党や会社のボスの言いなりになっても、決していいことがない。それどころか利用されているだけだと気付かない。ではどう生きたらいいのか……。

本書はそういう世界観を知らない無知な若者の無手法ぶりが数多く収録されております。もし僕がマルクス・エンゲルスに出会っていなかったとしたならば、現在の僕は果たしてどうなっていたか。そのようなことを色々想像して読んで頂けたとしたならば、編集部の「絶対面白い」もあながちハズレたことにはなっていないのではないかと思っている次第であります。 

-『ザ・青木雄二 ワシのアタマのなか全部みせたる!』青木雄二著 / マガジンハウス¥1000税別)より抜粋 -

[242] 前編 → https://www.youtube.com/watch?v=0qfWMdryn7Y 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/01/24-20:33)
★【 ナニワ金融道 青木雄二の素顔 】

前編・中編・後編 → YouTube

[241] 小説 ナニワの旋風児 → https://amzn.to/2YBun3E 名前:城藤聖光 (21/01/13-09:36)
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ナニワの旋風児: 浪速のマルクスと呼ばれた男の鮮烈なる列伝!

城藤聖光 (著)

[240] 謹賀新年 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (21/01/03-14:39)
旧年中も『ナニワ金融道場』御世話になり大変有り難う御座居ました。本年も何卒どうぞよろしくお願い致します。

[239] ★【 なぜオリラジは独立した? 芸能事務所のビジネスを崩壊させかねないYouTubeと“フワちゃん” 】→ https://news.yahoo.co.jp/byline/showgotanida/20201229-00215142/ 名前:城藤聖光 (20/12/29-15:53)
人間の歴史の発展法則は,『原始共産制社会』→ 『奴隷制社会』→ 『封建制社会』→ 『資本主義社会』と言った具合に,世界中の人類は全てどの場所を問わず,例外なくこの発展の道を遂げています。

それはどう言うことかと言うと,物質的な生産力が高まると,同時にその《 生産力が発展して行くことによって,自ずと生産関係の違う社会に変わって行った 》と言うことなのです。(例:フランス革命や,徳川幕府の崩壊等々)

ですからその発展法則は,決して神様や仏様の教えや・お導きでもなければ勿論,人間が彼らに祈ったり・願ったりして,そうなった訳ではありません。

この事からしても『唯物論』(物であり・存在する事)が正しく,『観念論』(祈ったり・願ったりする事)が誤りである事が明らかになる訳です。

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